提供:富士通クライアントコンピューティング
AIの普及、さらなる進化によってノートPCに求められる役割やスペックも変わってきています。いま選ぶならそうした求められる部分をクリアしつつ、+αな特長を備えたモデルを選びたいところです。
そこで注目したいのが、有力家電販売店におけるパソコン販売台数において、3年連続年間シェアNo.1※1を獲得するほど、高い人気を誇るFMV。各モデルをレビューし、魅力を深掘りしていきます。
※1 2023年度(2023年4月~2024年3月)、2024年度(2024年4月~2025年3月)、2025年度(2025年4月~2026年3月)。全国有力家電量販店の販売実績を集計する第三者機関データに基づきFCCLが集計。
目次
AIに任せっきりにするためにもノートPCは必要
FMVのレビューに入る前に、現在のAI事情を把握しておきましょう。AI分野で幅広く活動を続ける小澤 健祐さんにお話をうかがいました。
小澤 健祐(おざけん)さん
一般社団法人AICX協会を設立し、代表理事として、国内最大級のAIエージェントカンファレンス「AI Agent Day」の主催や、国内初のAIエージェント実装人材資格制度(AIエージェント・ストラテジスト/アーキテクト)の創設を牽引。一般社団法人生成AI活用普及協会常任協議員を務めるほか、経済産業省「AX時代のスキルに関するワーキンググループ」委員として国のAI政策にも参画。さらに複数のAI企業の経営や複数社のアドバイザーも務める。
小澤さんによると、AIにおける最前線のトピックのひとつとして「AIエージェント」が挙げられるといいます。

「これまではプロンプトを書いてAIに指示する、いわゆる『点』でAIを使っている状態でした。ですが、AIエージェントは使うのではなく任せる、点から線に変わっているというイメージです」
例として紹介してもらったのはミーティングで、終わったら議事録が作られてGoogle ドライブに保存、までを自動的にこなせるのがAIエージェントの一例だといいます。これまでは議事録作成も保存もひとつひとつ指示していたところ、ミーティング後のタスクを一連の線としてこなせるようになるわけです。
ある意味AIを意識せずに活用するようになるなかで、ノートPCは特に「スペック」が重要になると小澤さんは解説します。
「いまのAIはクラウド上での処理が基本的なのですが、今後はPCのローカル環境で処理することが増え、クラウドでもローカルでもAIを使う『ハイブリッドAI』の時代になると思います。そうなると処理のスピードを上げるためのスペックはとても重要で、個人的には特にメモリーの容量を大きくしたいです。いずれにせよスペックが高いことに越したことはありません」
また、今後AIとノートPCの関係性がどう変容するかにも踏み込んでもらいました。
「基本的には1日ずっと開かないのが理想です。持ち主がいつどんなサイトを見て、誰と連絡して、どこにどんなファイルを保存したか、PCはすべて把握しています。だからPCが持ち主のことを学習して、開かなくてもAIが作業してくれている状態は、ある意味AIがユーザーを一番理解してくれているパートナーといえます。その状態になるためには、開きはしないけどPCは必要なんです」
世界最軽量モデルは持てば持つほど使い続けたくなる! 作業も快適な「FMV Note U」のスペックとパフォーマンスをチェック
ノートPCの重要性は高まる一方ですが、足元ではいましっかりとAI機能も含めてちゃんと使いこなせるモデルを手にしたいところです。そこでここからはFMVの各モデルをレビュー。まずは「FMV Note U」を取り上げます。

約634gは片手で使いながら移動もラク、耐久性とバッテリーの長さも上々
UX-K3で目を引くのはなんといっても軽さ。14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約634g(2025年9月2日現在、FCCL調べ)は、何度持っても「うわっ軽い!」とリアクションしてしまう新鮮な驚きがあります。
たとえば大量の営業資料や荷物などと合わせてバッグに入れてもまったく苦にはならないでしょう。片手で持つのも余裕で、オフィスの会議室と自席を頻繁に移動しながら使ってみましたが、手が疲れにくいので移動が多くなればなるほどUX-K3を使い続けたくなります。

これだけ軽いと耐久性やバッテリーに不安を感じますが、UX-K3に抜かりはありません。アメリカ国防総省が定める軍用物資の調達基準「MIL-STD-810H」をクリア。さらに設計段階で厳しい品質試験※2を実施しています。
※2 品質試験はデータの保全を確認するものであり、装置本体の無破損を保証するものではありません。
またバッテリー駆動時間は、約7時間の動画再生が可能な長さ。実際にドキュメント作成やWebサイトを開くなどの作業をしましたが、日中は充電することなく使えました。この軽さだといつも持っておきたいと思わせますが、外出時に気になる耐久性とバッテリーもしっかり備わっています。

モバイルノートらしいスペックで、ビジネス作業は快適そのもの
パフォーマンスも見ていきましょう。スペックはインテルCore Ultra 7 プロセッサー 255U、16GBメモリー(LPDDR5X-8400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。CPUは優れた省電力性と、ビジネスの日常業務から負荷の軽いAI処理まで担えるバランスのよさが特長です。
高負荷な処理に対応するPコアが2コア、負荷の軽い作業を担当するEコアが8コア、より低電力で処理をこなすLP Eコアが2コアあり、たとえば複数のアプリを立ち上げても動作に影響は出にくいでしょう。メモリーの容量は必要と言われることの多い16GBを確保。ストレージも申し分ない容量です。
AIの処理を担うNPUの性能は12TOPSと、Copilot+ PCの要件となる40TOPSには届きませんが、必要十分といったところ。Web会議アプリでカメラの背景をぼかすなどであればCPUに負荷をかけることなく処理してくれるでしょう。
ビジネス用途で使ってみても、動作は快適そのもの。PowerPointは画像や図版などを多く追加しても当たり前のようにスムーズに作成できますし、その資料を開きながらのWeb会議でもカクつくこともありません。動画を資料にしながらドキュメント作成といった複数アプリの立ち上げも問題なくこなせました。

圧倒的ともいえる軽さは唯一無二。それでいてノートPCのパフォーマンスもしっかり備わっているので、移動が多いビジネスユーザーには特にピッタリな1台といえそうです。
Copilot+ PCで選ぶならU59-L2、バッテリーで選ぶならU77-K3
なお、今後を見据えてCopilot+ PCモデルにしたいのであれば、ディスプレイがタッチ対応ながら、FMV Note Uらしく約908gの軽さを実現する「U59-L2」という選択肢もあります。持ち運びの頻度が多い人は、約869g~の軽さかつ動画再生時約13.5時間のU77-K3が候補になるでしょう。
FMV Note Uのスペック
| UX-K3 | U59-L2 | U77-K3 | |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U 動作クロック Pコア:最大5.2GHz Eコア:最大4.2GHz LP Eコア:最大2.4GHz 12コア/14スレッド | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V 動作クロック Pコア:最大4.5GHz Eコア:最大3.5GHz 8コア/8スレッド | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H 動作クロック Pコア:最大4.8GHz Eコア:最大3.8GHz LP Eコア:最大2.5GHz 16コア/22スレッド |
| NPU | インテル AI Boost | インテル AI Boost (最大40TOPS) | インテル AI Boost |
| メモリー | 16GB(LPDDR5X-8400) | 16GB(LPDDR5X-8533) | 16GB(LPDDR5X-7467) |
| ストレージ | 約512GB SSD | 約512GB SSD | 約512GB SSD |
| ディスプレイ | 14.0型ワイド ノングレア液晶 1920×1200ドット | 14.0型ワイド(タッチ対応) ノングレア液晶 1920×1200ドット | 14.0型ワイド ノングレア液晶 1920×1200ドット |
| インターフェイス | USB3.2(Gen2、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)×2 USB3.2(Gen1)×2 HDMI出力 有線LAN オーディオジャック | USB4(Gen3、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)×2 USB3.2(Gen1)×2 HDMI出力 有線LAN オーディオジャック | USB4(Gen3、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)×2 USB3.2(Gen1)×2 HDMI出力 有線LAN オーディオジャック |
| バッテリー駆動時間 (JEITA3.0)※3 | 動画再生時:約7.0時間 アイドル時:約18.0時間 | 動画再生時:約14.5時間 アイドル時:約34.0時間 | 動画再生時:約13.5時間 アイドル時:約35.0時間 |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 308.8×209×16.3~17.8mm | 308.8×209×15.8~17.3mm | 308.8×209×16.3~17.8mm |
| 本体質量(バッテリーパック含む) | ピクトブラック 約634g | ピクトブラック 約908g | ピクトブラック:約869g フロストグレー:約879g シルバーホワイト:約879g |
| メーカー公式通販サイト 「FMV Store」 | ご購入はこちら | ご購入はこちら | ご購入はこちら |
※3 一般社団法人電子情報技術産業協会のJEITAバッテリ動作時間測定法(Ver. 3.0)に基づいて測定した目安の時間。
ほかとは違うデザインが手に取りたくなる「FMV Note C」のスペックとパフォーマンスをチェック!
続いてFMV Note Cを見ていきましょう。

最大の特長は高いデザイン性です。本体天面・底面と、ディスプレイを開いたときのキーボード面でカラーリングが違う「バイカラーデザイン」は、ノートPCとしては珍しいデザイン。さりげないニュアンスカラーでほかとは違うものを持っているという所有感を満たしてくれます。

カラーのほかにも優れたデザイン性を随所に感じられます。アルミのボディはスッキリとした見た目で、なめらかなラウンドフォルムの形状と相まってシンプルという言葉がしっくりきます。また、本体に凸凹がないので、パッと見たときに余計なものやノイズが目に入らないのも好印象です。ノートPCの見た目はどれも似たり寄ったりと思っている人ほど、手にすると新鮮さを感じられるでしょう。
スペックにも問題はナシ! AIを活用した独自アプリで使い勝手も高い
「FMVらしさ」を備えているのも、FMV Note Cの特長です。ひとつは軽量で、約1,187gの軽さはもちろん片手で持ち運びできますし、ほかの荷物と合わせてバッグに入れても負担は少ないはず。耐久性もしっかり確保。満員電車での圧迫や、机からの落下を想定した試験を実施しているので、安心して持ち運べます。
スペックは、インテル Core Ultra 5 プロセッサー 134U、16GBメモリー(LPDDR5X-6400)、256GB SSD(PCIe Gen4)。CPUは標準の消費電力が9Wと省電力なのが特長です。それでいてPコア×2、Eコア×8、LP Eコア×2という構成なので、マルチタスクにも向いています。Webサイトを開いて動画を観ながらPowerPointで資料を作ってみましたが、まったく問題なく作業できました。

さらに最大11TOPSのNPUが搭載されているため、AI機能の処理で極端に動作が重くなることはありません。
FMV Note Cには、カメラに映る顔をAIが立体的に認識し、肌質や顔色を補正して自然なバーチャルメイクを施す「Umore(ユーモア)」や、画面の変化を検出して自動でキャプチャを保存する「Quick Capture」といった独自アプリが搭載。これらのAIを活用したアプリも快適に動作したので、Web会議やオンラインの授業などが捗ります。
FMV Note Cは人とは違うものを持ちたいというニーズに応えてくれる1台です。加えてしっかり活躍できるスペックも搭載。資料作成が主な用途のビジネスユースや、大学生がメインで使うノートPCとして、オススメしたいモデルといえます。
FMV Note Cのスペック
| CZ-K1 | |
| CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 134U 動作クロック Pコア:最大4.4GHz Eコア:最大3.6GHz LP Eコア:最大2.1GHz 12コア/14スレッド |
| NPU | インテル AI Boost |
| メモリー | 16GB(LPDDR5X-6400) |
| ストレージ | 約256GB SSD |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド フルフラットファインパネル 1920×1200ドット |
| インターフェイス | USB3.2(Gen2、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応)×2 オーディオジャック |
| バッテリー駆動時間 (JEITA3.0)※3 | 動画再生時:約13.9時間 アイドル時:約24.2時間 |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 297×210×13.9mm |
| 本体質量(バッテリーパック含む) | 約1187g |
| メーカー公式通販サイト 「FMV Store」 | ご購入はこちら |
外に持ち運んでヨシ、家の中で使い倒してヨシ! 幅広いラインアップも魅力のFMV
最後に、FMVのなかでもベーシックな「FMV Note M」と、大画面が特長的な「FMV Note A」を見ていきましょう。
FMV Note Mはマルチに使えるスタンダードノートPC
FMV Note Mは、家でも外でも快適に使える仕様にしたスタンダードノートPCです。アスペクト比が14:10で、サイズが約14.0型と大画面ディスプレイを搭載。家の中でドキュメントやレポートの作成、あるいはサブスクリプションサービスの動画視聴などにも快適に使えます。

本体は約1.3kgと、ディスプレイサイズからすると軽く感じられます。持ち運びも十分可能なので、必要に応じて外出先で使うなんてこともできるでしょう。
大画面のFMV Note AはCopilot+ PCモデルとBlu-ray Discドライブ搭載モデルをラインアップ
FMV Note Aは複数モデルがそろっており、いずれもノートPCとしては大画面の約16.0型ディスプレイを搭載したモデル。リビングやデスクなど、家の中で好きな場所に持って行って動画などのコンテンツを楽しんだり、作業をしたりするのにピッタリな1台です。
そのなかでA79-L1はCopilot+ PCなので、過去の作業内容やファイルを簡単に探し出せる「リコール機能」や、テキスト入力で希望に合った画像を生成する「イメージクリエーター」といった、Copilot+ PC専用のAI機能を使えるのも特長です。

FMV Note Aでもうひとつ特長的なのは、A77-L2にはBDXL対応Blu-ray Discドライブが搭載されていることです。サブスクリプションサービスでは見ることのできない、ディスクでしか提供されていない映像を楽しむにはもってこいの1台といえます。

いずれのモデルも日常的な用途でスムーズに使えるスペックを搭載しています。
FMV Note M/FMV Note Aのスペック
| FMV Note M(M55-K3) | FMV Note A(A79-L1) | FMV Note A(A77-L2) | |
| CPU | AMD Ryzen 5 7535U プロセッサ 動作クロック 2.9GHz(最大4.55GHz) 6コア/12スレッド | AMD Ryzen AI 7 445 プロセッサ 動作クロック 2.0GHz(最大4.6GHz) 6コア/12スレッド | インテル Core i7-1355U プロセッサー 動作クロック Pコア:最大5GHz Eコア:最大3.7GHz 10コア/12スレッド |
| メモリー | 16GB(LPDDR5-5500) | 16GB(LPDDR5X-7500) | 16GB(DDR5-5200) |
| ストレージ | 約256GB SSD | 約512GB SSD | 約512GB SSD |
| ディスプレイ | 14.0型ワイド スーパーファイン液晶 1920×1200ドット | 16.0型ワイド スーパーファイン液晶 1920×1200ドット | 16.0型ワイド スーパーファイン液晶 1920×1200ドット |
| インターフェイス | USB4(Gen3、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応) USB3.2(Gen2、USB PD/DisplayPort Alt Mode対応) USB3.2(Gen2) HDMI出力 オーディオジャック | USB4(Gen3)×2 USB3.2(Gen1)×2 HDMI出力 有線LAN オーディオジャック | USB4(Gen3) USB3.2(Gen1) HDMI出力 有線LAN オーディオジャック |
| 光学ドライブ | – | – | BDXL対応 Blu-ray Discドライブ |
| バッテリー駆動時間 (JEITA3.0)※3 | 動画再生時:約9.9時間 アイドル時:約18.5時間 | 動画再生時:約15.2時間 アイドル時:約24.1時間 | 動画再生時:約4.5時間 アイドル時:約11.5時間 |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 313.4×223×19.8~20.4mm | 355×249×19.9mm | 360.0×243.5×26.8mm |
| 本体質量(バッテリーパック含む) | 約1.3kg | 約1.89kg | 約1.9kg |
| メーカー公式通販サイト 「FMV Store」 | ご購入はこちら | ご購入はこちら | ご購入はこちら |
持ち運びに適したモバイルノートPCから、大画面で楽しめるモデルまで、ラインアップが豊富にそろっているのもFMVの大きな魅力です。
AI時代でもFMVは選んで間違いのないノートPC
FMV Note Uは持ち運びに適したモバイルノートPC、FMV Note Cはデザインにこだわりたい人向け、スタンダードなモデルにしたいならFMV Note M、大画面なノートPCを使うならFMV Note Aと、FMVは幅広いラインアップの中にもそれぞれ個性が光っています。しかも、いずれのモデルも必要なスペックは備わっているので、完成度も高いといえます。
AIの進化が加速すればノートPCの重要性は高まるなかで、間違いない1台を使い続けたいところ。そう考えると、FMVは最適解ということができるでしょう。
| モデル名 | こんな人におすすめ! |
| FMV Note U | 軽さ、持ち運び重視。スペックを追い求めたい人も◎ |
| FMV Note C | デザインにこだわりつつも、スペックもタッチ操作諦めたくない人。 |
| FMV Note M | 家でも外でも作業したいけど、コストは抑えたい人。 |
| FMV Note A | 家の中で使うのがメイン用途の人。 |
撮影/鈴木謙介