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2017/3/10 17:00

中年男の「致命的なニオイ」で嫌われないために! 最新ふとんクリーナーの「まくらモード」に頼ってみた

ふとん専用掃除機としてブームの火付け役になったレイコップ・ジャパン「ふとんクリーナーシリーズ」の最新モデル「レイコップRX」が登場。レイコップというと紫外線(UV-C)ランプを搭載するコード付きのふとん掃除機というイメージが強いが、今回は大幅なモデルチェンジを実現した。

 

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↑レイコップ・ジャパンが2017年2月23日に発売した「レイコップRX」

 

新たにまくらを除菌・脱臭できる「まくらモード」を搭載

従来モデルの「レイコップRP」には約70℃の温風でふとんやまくらの湿気を取り除く「ドライエアブロー」機能を搭載していたが、レイコップRXはドライエアブローに「ホメスタイオン」と「脱臭オゾン」と呼ばれる独自の新技術を採用。新たに「まくらモード」を搭載した点に注目したい。

↑本体下部にある吸引口の後ろ側にホメスタイオンとドライエアブローを吹き出す箇所がある
↑本体底面にある吸引口の後ろ側にドライエアブローと、ホメスタイオン+脱臭オゾンを吹き出す箇所がある

 

↑上下ボタンの「上」を押してまくらモードを選択する
↑上下ボタンの「上」を押せば、まくらモードを選択できる

 

ホメスタイオン+「脱臭オゾン」とは、OHラジカルにオゾンを独自に調整することによって、除菌だけでなく脱臭にも効果を発揮するというもの。レイコップRXのまくらモードは、これとドライエアブローを組み合わせることで、99%の除菌(※1)と90%の脱臭(※2)を実現するというまくらに特化したモードだ。

※1:自社調べ ※2:(株)愛研調べ

 

筆者の年齢は45歳で、14歳の娘がいる。このくらいの年齢になると体臭が気になってくる。「お父さん、臭い!」と言われて嫌われるのは避けたいというのが“父心”というものだろう。もちろん、それが娘が大人になっていくイニシエーション(通過儀礼)の1つだというのは理解しながらも。

 

特に30歳を過ぎてから気になるようになったのが「まくらの臭い」だ。ツーンとするようなすえた臭い。「これはこれで自分の臭い」なんて余裕をかましていたら大間違い。これは何としてもクリアしなければならない、中年男性にとってクリティカルな臭いなのだ。

 

まくらのイヤな臭いをバッチリ除去してくれる!

ある男性化粧品メーカーの調べによると、これはいわゆる「加齢臭」ではなく、中年以降の男性に特有の「ミドル脂臭」と呼ばれるものだという。これまで知られていた「加齢臭」というのは50代、60代くらいから強くなってくるが、これは「枯れ草のような臭い」で、実はそれほど人に不快感を与えないのだそうだ。いわゆる「おじいちゃん、おばあちゃん特有の臭い」で、どこか安心させるような感じすらある。中年男性なら分かると思うが、ミドル脂臭というのは、急に嗅ぐとウッと顔を背けたくなるようなイヤな臭いだ。

 

臭いが発生する場所も異なる。加齢臭が出てくる場所は体の中心部分なのに対し、ミドル脂臭は、頭頂部から後頭部にかけての毛穴から多く出てくるという。つまりまくらの悪臭の元は、ミドル脂臭が中心というわけだ。殺菌作用のあるシャンプーを使って頭皮をしっかりと洗って殺菌すればある程度はもちろん防げるし、まくらカバーを洗うのも効果的だろう。しかし、中年になると次から次へとその悪臭が出てきてしまうし、カバーは洗えてもまくら自体は洗えない場合も多い。では、まくらに沁みこんでしまった臭いは一体どうすればいいのか? 放置しておけば部屋の悪臭の原因となり、悪臭が衣類に移って「お父さん、臭い!」に拍車がかかるおそれもある。父としてはもちろん、男として、ビジネスマンとしても由々しき事態だ。

 

そこで、レイコップRXの「まくらモード」を試してみることにした。このまくらモードの除菌率は約99%で、脱臭率は成分ごとにノネナール(加齢臭)が92.3%、酢酸(汗臭)が96.3%、イソ吉草酸(足裏臭)が95.5%(※3)という結果になったという。これは楽しみだ。

 ※3:(株)愛研調べ

 

電源をオンにし、上下ボタンを使ってまくらモードを選択。まくらの中央部分に、まくらと直交する形で置き、もう一度電源ボタンを押すとスタートする。

↑まくらの中心部に置いてスタート
↑まくらの中心部に置いてスタート

 

約3分待つと、まくらモードは自動的に終了。まくらの表面を触ってみるとホカホカとしていて気持ちいい。また、実際に臭いを嗅いでみると、それまでしていたイヤな臭いが取れているのがハッキリと分かった。期待に違わぬ結果を出してくれたわけで、少なくともまくらが原因で「お父さん、臭い!」と言われることはなくなりそうだ。ちなみに、まくらモードはまくらの中央部分に置いて1回かければいいようだが、左右にもずらしてさらに念入りにかければ、さらに効果が得られるだろう。

↑まくらの表面がほかほかしていて気持ちいい
↑終了すると、まくらの表面がほかほかしていて気持ちいい

 

↑2回ほどまくらモードを使った後にダストケースを見たところ、フィルターにはこのようにホコリが取れていた
↑2回ほどまくらモードを使った後にダストケースを見たところ、フィルターにはこのようにホコリが取れていた

 

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汗臭くなったジャケットでも実験してみた

次に、布製品に対する脱臭効果を実証すべく、衣類でも実験してみた。筆者は気に入った衣類があると、それをヘビーローテーションしてしまう悪いクセがある。このシーズンのヘビロテは「ジャケット」だった。暖かい部屋の中に入ったり動き回ったりするとすぐに汗ばんでしまうのが冬場の面倒なところ。そうやって汗がジャケットにしみ込んで、汗臭くなってしまっていた。 そこでジャケットの中央部分に向けてまくらモードをオンにしてみたのだ。

 

約3分経過してまくらモードが終了したので、臭いを嗅いでみた。やはりまくらと同じように、汗のツンとくる臭いが消えている。元々まくらほどのイヤな臭いではなかったが、しっかりと臭いが取れているのがわかった。まくらモードでは、その他のモードのように「たたき」も「ブラシの回転」もないので、それらによって生地が傷むこともない。その点も安心だ。

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↑ヘビロテして汗臭くなったジャケットを実験に使用。しっかり消臭することができた

 

子どもをアレルギーから守る意味でもRXは有効

次に、レイコップRXの基本的な使い勝手の向上についても触れておきたい。レイコップRXはシリーズとして初めてコードレスになった。バッテリーを内蔵しており、最大40分間の使用が可能だ。コード付きはバッテリー残量を気にせずに使えるというメリットはあるが、コードレスの場合はコードの取り回しを気にせずに使うことができる。床の上を這ったコードがふとんの上に乗るようなこともないので、より清潔に使えるというのもうれしい点だろう。

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↑コードレス化により、コードを気にせず操作できるので、ストレスなく扱える

 

また、本機は底面の中央部にUVランプを搭載。至近距離からふとんに照射することで、ダニの動きを抑制し、99.9%除菌(※4)・ウイルス除去(※5)できるとのことだ。前面には「アクティブパンチブラシ」を搭載しており、18個の突起が1分間に約4万5000回動作することでふとんの中のハウスダストをたたき出すという。

※4:(一財)日本食品分析センター調べ 第16070215001-0101号 平成28年9月16日 ※5: (一財)北里環境科学センター調べ 北環発2016_0035号 平成28年11月15日
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↑底面の中央に見えるのがUVランプ。手前の突起(たたき)が付いた緑色のブラシがアクティブパンチブラシ

 

筆者の娘は今のところアレルギーで困っているということはないが、筆者の場合は幼少時に軽いぜんそく(ぜんそく様気管支炎)と診断されたことがあった。夜にふとんに入ると咳が止まらなくなってなかなか眠れないということも多かった。今にして思えば、ハウスダストアレルギーだったのだと思うが、当時はそのような知識もなかったため、我慢するしかなかった。

 

しかし現在では花粉症なら空気清浄機によって和らげることができるし、ハウスダストアレルギーならふとんクリーナーで対処できる。アレルギーは、それによってまた別のアレルギーを引き起こす(「アレルギーマーチ」と呼ばれる)とも言われている。それを防ぐためには、さまざまな形での“水際作戦”が重要になるだろう。「子どもの健康を守る」という意味でも、より手軽に使いやすくなったレイコップRXは強い味方の一つになりそうだ。
 
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