考える手間を減らす、まさにお助け家電! 日立トースターレンジ「MRT-F100」をレビュー

ink_pen 2026/6/23
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考える手間を減らす、まさにお助け家電! 日立トースターレンジ「MRT-F100」をレビュー
伊森ちづる
いもりちづる
伊森ちづる

家電流通、白物家電などを中心に取材記事、レビューを執筆中。3日に1度は家電量販店に足を運びます。苦手な家事が多いので、家電を使っていかに楽しくするかを考え中。最近の関心はテクノロジー×ヘルスケア、テクノロジー×教育。趣味は音楽鑑賞(クラシック)とピクニックなど。

4月から一人暮らしを始めたという人もいるでしょう。元気に毎日すごすために大切なのが食事。一人暮らしの食事はどうしても「主食だけ」ですませてしまいがち。パンやごはんに、肉や魚といったタンパク質、そして野菜を揃えるのは意外とハードルが高いのではないでしょうか。コンロが1口しかない、調理に時間がかけられない、後片付けが面倒といった状況が重なれば、自炊を続けるのが難しくなるかも。

そこで試したいのが 日立の「2in1トースターレンジ MRT-F100」。トースターと電子レンジを1台2役でこなす本機を使えば、「パンと目玉焼きを同時に作る」「チキンと野菜を一緒に焼く」「煙や後片付けを気にせず焼き魚が焼ける」「ミートソースや煮物も火加減をレンジ任せで作る」など、タンパク質や野菜を「一緒に用意する」ハードルがぐっと低くなります。

日立の「2in1トースターレンジ MRT-F100」とは

日立の「2in1トースターレンジ MRT-F100」は、その名の通りトースターとレンジが1つになったアイテム。付属の「グリルプレート」がポイント。マイクロ波を吸収して発熱する仕組みで、上からのヒーター加熱に加え、下からも加熱できます。一般的なオーブンレンジでトーストをする場合、下火が弱く途中でひっくり返す必要があるが、本機なら、裏返すことなく焼き上げられます。焼きムラや手間を減らせるというわけです。

庫内容量は15L。調理モードはグリル強、グリル弱、トースト、アレンジトースト、パンリベイク、レンジが選べます。レンジは200W/500W/600W/1000W。タイマーは10秒刻みで30分まで設定できます。グリルは直火で食材に熱をあてる調理法のため、オーブンのような細かな温度設定はできません。庫内の高さは、一般的なオーブンレンジと比べると低く食材との距離が近いため、予熱いらずで調理がスタートできます。一応、本機にはクッキーなどおやつを作る時に使う予熱モードがありますが、今回は日常的な食事の用意を想定していたため、使いませんでした。

↑2in1トースターレンジ MRT-F100。カラーはチャコールグレーとアイボリーの2色。本体サイズは464×358×302mm(幅×奥行き×高さ)
↑付属の「グリルプレート」。プレート裏面の発熱体がレンジ調理の加熱に使うマイクロ波によって発熱します。食パンなら2枚並べられるサイズ
↑調理モードはグリル強、グリル弱、トースト、アレンジトースト、パンリベイク、レンジが選べます。レンジは200W/500W/600W/1000W。タイマーは10秒刻みで30分まで設定できます
↑タイマーは10秒刻みで30分まで設定できます。グリルプレートが熱くなっているときはプレートランプが付きます
↑庫内はフラットなので汚れてもさっと拭き取れます。とはいえ、グリルプレートを使っているとほとんど汚れることはありませんでした

トーストと目玉焼きを一緒に焼く朝食セットができる

早速トーストから試しました。グリルプレートの上にパンを置いて、時間をセットします。グリルプレートは、食パンなら2枚横にならべて置けます。チーズなどをのせて焼いて具がこぼれても、グリルプレートの上に落ちるので、具がアミからこぼれてヒーターにも落ちてしまう一般的なトースターに比べると掃除が楽。

↑こんがりとおいしそうな焼き目がつき裏側もしっかり焼けていました。たべてみると表面がサクっとして中もふんわりしています
↑ヒーターは上部に1箇所。食材との距離が近いのでしっかりと焼き上げられます

焼き上がりは、きれいな焼き目が付き、サクッとした歯触りが心地良く、中もふんわりしています。最近の「高級トースター」のようなもっちり感は控えめ。ちょっと水分が抜けている部分もありますが、日常的な食事では十分な美味しさといえるでしょう。

レシピは日立の専用Webサイトから確認します。中でも朝に便利なのが朝食セット。これは、トーストとおかずを一緒に用意できるメニュー。グリルプレートから熱が伝わりやすいよう、グリル加熱用の器ではなく、クッキングペーパーで作った器を使います。高さ1cmくらいのクッキングペーパーでつくった器に卵を落とし、プレートの空いたところに野菜やソーセージなどをセットしてトーストモードで4分ほどで焼き上げます。こうすることでバランスのよい朝食が手軽に作れます。

↑クッキングペーパーは使用後捨てられるため後片付けが簡単です。少量の野菜はオーブン加熱ができるお弁当用のカップでも調理できました
↑チーズトーストモードはしっかり焦げ目がついておいしそう。チーズが溶けてこぼれてもプレートで受けるため庫内が汚れにくいです

もっと簡単に朝食をとりたいというときに便利な惣菜パン。これは、「リベイクモード」を使うと香ばしさが蘇りおいしい。カレーパンは、中まで温かくなりソーセージパンもフワフワです。なお、グリルプレートを使う際は、火花などを避けるためアルミホイルは使えません。

↑コンビニで買ってきたカレーパンのリベイク。割ってみたところ中までしっかり温まり、香りが引き立ちますが表面のカリッと感は控えめ。ふんわりとした仕上がり

解凍から調理まで活躍するレンジ

レンジは、200Wから1000Wまで4つの設定が可能。200Wは、冷凍した肉や魚の解凍に使ったり、アイスクリームやバターをちょっと柔らかくしたいときにも使えて重宝します。冷凍ごはんの温めや、野菜の下ごしらえなどには600Wを使います。冷凍ごはんは1杯分600Wで3分程度で温められます。ご飯を冷凍するときは2~3cm程度の厚みにしておくのがオススメ。

操作がシンプルなので、解凍ボタンのような一発で使えるボタンはなく、自分で温度と時間を設定します。日常的な温めだけでなく、ミートソースやキーマカレーのような煮込みも可能。決められた分量と材料で作るオートメニューではないので、公式レシピ以外にも、好みのレシピで調理ができます。また、600Wと200Wの加熱を組み合わせて炊飯もできます。

↑600Wで15分ほど加熱したミートソース。ミートソースをレンジで調理しつつ、その間にパスタを鍋で茹でるなどコンロが1口でも効率的に調理できます
↑耐熱用のボウルがあると便利。炊飯するときは吹きこぼれるので、大きめのボウルを用意しましょう
↑1合分の炊飯は、600Wで加熱したあと200Wで加熱し、10分程度蒸らしてできあがり。硬さのある炊き上がりで、もっちり感が好きな人には物足りないかも

グリルは食材を置いて焼くだけ。崩れやすい食材も上手に焼ける

グリルはおかずづくりに使い勝手のよい機能です。チキンのグリルは、鶏もも肉に塩コショウ、オイルをつけてグリル強で30分。ブリや鮭などの魚は味付けしてグリル強で10分~15分。空いている場所にカットした野菜を並べれば、付け合わせも同時に用意ができます。バンズとパテを一緒に焼けばハンバーガーも簡単に作れます。

グリルは、強火で焼き上げる分、調味料や食材の脂がこびりついたりすることがありますが、グリルプレートを使うため、汚れがさっと落ちて洗いやすいし、気になるときはクッキングペーパーを敷けばOKです。片付けが楽なのはうれしいポイント。身が崩れやすい食材でも、裏返さずに焼き上げられるので調理も気軽にできます。

↑パテとバンズを一緒に調理したら自宅でハンバーガーを作れます。パテを薄く成形するのがポイント。様子を見てバンズだけ途中で取り出してもよいでしょう
↑好きな野菜を挟んでハンバーガーの完成。朝食だけでなくお弁当に持っていっても良さそうです
↑チキンのグリルは塩コショウしたもも肉と一緒にカットした野菜も焼けば付け合わせも簡単に作れます。にんにくやハーブを使えばバリエーションが広がります
↑今回はカボチャを付け合わせにしましたが、キノコやブロッコリーなどグリルしてもおいしそうです
↑クッキングペーパーを使えば、捨てるだけ。照り焼きのような焦げやすい調理をするときも後片付けが楽です
↑ブリの照り焼き。表も裏もしっかり焼け、中はジューシーに仕上がりました。塩鮭や鯖なども煙を気にせず焼けます

1品まかせて食事のハードルを下げる

専用プレートで下から加熱することで、焼き加減やひっくり返すタイミングなども考えなくてよいし、食材が身崩れしません。タイマーで自動的に停止するため、スタートボタンを押したあとは、洗濯など他の家事ができます。温めもできるので買ってきたお惣菜をおいしく食べるサポートも。2in1トースターレンジは、料理の手間だけでなく「考えるポイントを減らす」家電といえます。キッチンが狭くて家電や調理器具を増やせない、調理や片付けを簡単にしたいという一人暮らしの環境では、その価値を実感しやすいのではないでしょうか。

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