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2019/11/27 16:30

エコな最新ポルシェや居住性も魅力のマセラティetcーー「いま乗るべきセダン」至極のSELECTION!【後編】

長距離ドライブが大好き!

Cピラーを太くできるセダンはボディ剛性が高く、長距離走行も得意な傾向にあります。最新のクルーズコントロールで“武装”すれば、500kmを超えるドライブも楽しいものに!

 

【その7】快適性と安全性は長距離でも疲れ知らず

フォルクスワーゲン/パサート

392万9000円〜

2015年デビューの8代目。安全運転支援装備、快適装備、動力性能のどれをとっても非常にコスパに優れる一台です。またディーゼルエンジン搭載のTDiならば長距離もラクラクなうえ、エコランを心がければハイブリッドカーに匹敵する30km/ℓに迫るほどの燃費を叩き出します。

SPEC【TSI Elegance Line】●全長×全幅×全高:4785×1830×1465mm●車両重量:1460kg●トランク容量:586ℓ●パワーユニット:1394cc DOHC直列4気筒ターボエンジン●最高出力:110kW(150PS)●最大トルク:250Nm(25.5kgf-m)●JC08モード燃費:20.4km/ℓ

 

↑ガソリン車に搭載される「アクティブシリンダーマネジメント」。エンジン負荷が大きくない時は2気筒を休止(左)、負荷をかけると4気筒に(右)

 

↑3ゾーン独立エアコンや電動ブラインド、運転席マッサージ機能など快適装備の充実度は非常に高い。これだけでも購入動機になるはずです

 

↑2ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジンのスペックは140kW/400Nm。1560kgの車重には十分で、カタログ燃費は20.6km/ℓです

 

↑パサートに設定されるセミATシステム、DSG。もともとのメカニズムはポルシェがレースで使っていたもので、素早いシフト操作が可能となります

 

川端さんオススメ「至極の理由」

ドイツ人にとって、クルマの“メートル原器”は「ゴルフ」ではなく、「パサート」です。実際、世界最大級の自動車メーカーの技術の粋を集めて開発されており、プラットフォームはアウディと共有するのですから、お買い得なのは間違いありません。高速での走行性能もドイツ基準。

走行性能★★★★☆
デザイン★★★★☆
インテリア★★★☆☆
居住性★★★★☆

 

【その8】ハンズオフが生み出す余裕のクルージング

日産/スカイライン

547万4520円〜

13代目となった現行モデルのデビューは2014年。ビッグマイナーチェンジを今年の7月に受けました。注目は、条件付きながら同一車線内でハンズオフ運転が可能な自動運転技術ですが、往年のグレード400Rのネーミングがカタログモデルで再登場したのも話題に。名前通りの400PSを誇ります。

SPEC【GT Type P Hybrid】●全長×全幅×全高:4810×1820×1440mm●車両重量:1840kg●トランク容量:502ℓ●パワーユニット:3498cc DOHC V型6気筒ガソリンエンジン+モーター●システム合計最高出力:268kW(364PS)●最大トルク:350 Nm(35.7kgf-m/エンジン)、290Nm(29.6kgf-m/モーター)●JC08モード燃費:14.4km/ℓ

 

↑各種条件はあるものの、ハンズオフ機能搭載のプロパイロット2.0は今回の一番の目玉。完全自動運転の未来にまた一歩近づきました

 

↑インパネ上部の赤外線カメラでドライバーの状態を確認。前方を注視していないと判断すると、ハザードを点けながら減速、停止します

 

↑プロパイロット2.0は追い越しの提案もしてくれます。またジャンクションなどでも同様に車線変更を提案するなど非常に賢いのです

 

川端さんオススメ「至極の理由」

旧ダットサンの魂が宿る日産の“ザ・セダン”かつ“3ナンバー・セダン”。この7月には“プロパイロット2.0”を搭載したハイブリッドのモデルが登場。高速道路では一定の条件下でハンズオフ運転が可能になりました。長距離ドライブでの疲れを軽減してくれること、間違いありません!

走行性能★★★★☆
デザイン★★★☆☆
インテリア★★★☆☆
居住性★★★★☆

 

【その9】アウトバーンで鍛えた抜群の安定性

メルセデス・ベンツ/Eクラス

715万円〜

数あるセダンのなかで、マイカーとしても営業車としても優れているのがEクラス。海外ではタクシーにも利用されるほどしっかりしたクルマなのです。その魅力はなんといっても“長距離エクスプレス”と例えられる通り、長い距離を速く快適で、安全に移動できるところです。

SPEC【E200 AVANTGARDE BSG搭載モデル】●全長×全幅×全高:4923×1852×1460mm●車両重量:1460kg●トランク容量:540ℓ●パワーユニット:1497cc DOHC直列4気筒ターボエンジン●最高出力:135kW(184PS)●最大トルク:300Nm(30.6kgf-m)●燃費:非公表

 

↑メルセデス・ミー・コネクトは24時間対応のサービス。トラブル時に車両のスイッチを押すとオペレーターにつながる安心があります

 

↑モニターを2つ並べたディスプレイが特徴。ステアリングにはタッチセンサーを採用し、スマホ同様のタッチスワイプ操作が可能です

 

↑クルマのレーダーをフル活用した安全運転支援技術、インテリジェントドライブ。自車の乗員だけでなく相手側の安全も考慮します

 

↑モデル別にナッパレザーで仕立てられた品の良いシート。長距離移動を前提とした若干硬めの座り心地とサイドサポートの位置は共通です

 

川端さんオススメ「至極の理由」

高速道路での走行性能の高さこそ、メルセデス・ベンツの真髄です。主戦場はドイツのアウトバーンですが、セミ自動運転の機能を搭載しており、日本の渋滞でもドライバー・サポートは万全です。音声コマンドに対応し、「Hi メルセデス」と声をかければドライバーの要望に応えてくれます。

走行性能★★★★★
デザイン★★★☆☆
インテリア★★★★☆
居住性★★★★★

 

文/海野大介、上岡 篤(本誌)

 

【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】

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