昨今、コンビニでは様々な有名店監修のラーメンが発売されていますが、かつてないビッグネームの商品が現在、地域限定で発売されています。それがセブン-イレブンの「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」。
発売前に行われた発表会の情報も盛り込みつつ、商品の特徴や味のレポートをお届けします。GetNavi webでは、監修元の「らぁ麺屋 飯田商店」には過去に取材歴あり。そのアーカイブ記事と合わせてチェックしてください。
神奈川最西端の研ぎ澄まされた職人技で麺まで香り立つラーメン「飯田商店」――サニーデイ・サービス田中貴とRockなRamen
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合格まで2年。この厳しさはまるでラーメンの鬼だ!
「らぁ麺屋 飯田商店」は、数あるラーメン店のなかでも人気が高く、グルメサイトにおける全国1位の常連でもあります。お店の場所は神奈川の湯河原。小田原よりも静岡の熱海のほうが近いといえる遠方の立地ながら、首都圏はもちろん全国からお客さんが押し寄せる名店です。
「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」の発表会は、オンラインで行われました。なんと、かけた開発期間は約2年。最初のあいさつが2019年8月で、方向性の打ち合わせを経て、初回の提案品評価は同年12月に行われたそうです。
しかし、初回に飯田店主が下した評価は100点満点中の2点。この厳しさはまるで“ラーメンの鬼!”。飯田さんは当時「商品化は無理なんじゃないの?」と思ったそうです。
とはいえ、セブン-イレブンもまたコンビニ界の王者。2000年3月には製法を見直しゼロベースから再検討し、10月には仕切り直して再評価を受けることに。しかしそれでも11点という低評価。ただ、3回目の12月には43点と大幅にアップし、2021年3月からはほぼ毎月のように飯田店主のチェックを受けたのです。
そうして46点、61点、66点、71点、86点と少しずつ高評価を得るようになり、迎えたのはあいさつから2年が過ぎた2021年8月。ついに合格! 発表会では飯田さんも開発を振り返り、思いを語りました。
「最初は非常に厳しい評価でしたが、セブン-イレブンさんの執念ともいえる巻き返しがすごかったです。回を重ねるごとに『おいしいものを創りたい』という思いの強さを感じましたし、最後は同じチームで挑む一体感に包まれました」(飯田さん)
晴れて完成した「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」は10月5日に小田原市内で先行発売。その後西神奈川、京浜、東東京エリアと順次販売店が拡大し、今にいたります。