≪その6≫ALC0.00%
レモンの果実感を楽しめつつ疲労感を和らげてくれる
【ノンアルコールチューハイ/2022年3月発売】
サッポロビール
サッポロ LEMON’S FREE(レモンズフリー)
実売価格132円
濃い果実感とパワフルな飲み応えを追求。ノンアルコールでありながらレモンサワーのような満足感のある味わいを実現した。クエン酸の作用で身体の疲労感を軽減してくれる、機能性表示食品の要素も付与する。
豊かな果実味や爽快感が美味なノンアルコールの泡ワイン
【ノンアルコールワイン/2022年3月発売】
サントリー
ノンアルでワインの休日
実売価格165円
ワインを蒸溜してアルコールぶんを取り除いたワインエキスを使用するなど、自社の知見を活用。本格ワインのような果実味や豊かな余韻をノンアルコールで楽しめる。スパークリングタイプで、爽快感もたっぷり。
ノンアルコール市場の拡大にはいくつかの背景がある。ひとつは健康志向。休肝日を取り入れたい人や、眠くなることを避けたい人、翌日すっきり目覚めたい人などにウケている。
また、欧米のミレニアル世代からトレンドが生まれたと言われる「ソバーキュリアス」も見逃せない。これは「ソバー=シラフ」と「キュリアス=好奇心」を組み合わせた造語で、お酒をあえて飲まないライフスタイルを指す。この価値観が日本にも浸透しつつあり、2021年にはアルコール度数が1%未満の「微アル」と呼ばれるカテゴリーの新商品も登場。徐々に存在感を高めている。
一方でビール大手各社は近年、「スロードリンク」「ドリンク・スマート」「スマドリ」などを次々と提唱。お酒を飲む人も飲まない人も、自分の体質や気分、シーンに合わせてアルコールと向き合おうという姿勢を打ち出している。
そのうえで、「ドリンク・スマート」を掲げるサントリーは、今年のGW期間中に東京駅構内で「のんある酒場」を限定営業。また「スマドリ」を謳うアサヒビールは、電通デジタルと合弁会社「スマドリ」を設立し、6月30日に常設店「スマドリバー」を渋谷にオープンさせるなど意欲的。ノンアル市場がますます過熱することは間違いない。
【ヒットの裏付け】ノンアルコール飲料市場は10年間で2倍に拡大!
2021年のノンアルコール飲料市場は約4000万ケースと、前年比115%で伸長。10年前の2011年から約2倍に拡大している。2030年には2021年の約1.4倍となる5500万ケース規模になると推定。熱視線が注がれるマーケットなのだ。
コレも話題に!
ポッカサッポロ
富良野ホップ炭酸水
実売価格129円
北海道上富良野町のホップのエキスを使用し、摘みたてホップの香りを表現。爽やかな香りと、ほろ苦い風味を楽しめる無糖炭酸水だ。類似品の出荷実績が、前年同月比200%以上を記録し、好調に推移。