グルメ
2022/8/1 11:30

2022年上半期のヒットを総ざらい!! 売れたモノSELECTION「フード」編

≪その6≫ALC0.00%

レモンの果実感を楽しめつつ疲労感を和らげてくれる

【ノンアルコールチューハイ/2022年3月発売】

サッポロビール

サッポロ LEMON’S FREE(レモンズフリー)

実売価格132円

濃い果実感とパワフルな飲み応えを追求。ノンアルコールでありながらレモンサワーのような満足感のある味わいを実現した。クエン酸の作用で身体の疲労感を軽減してくれる、機能性表示食品の要素も付与する。

 

↑レモンに含まれるクエン酸に着目。クエン酸は、日常生活や運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されている

 

豊かな果実味や爽快感が美味なノンアルコールの泡ワイン

【ノンアルコールワイン/2022年3月発売】

サントリー

ノンアルでワインの休日

実売価格165円

ワインを蒸溜してアルコールぶんを取り除いたワインエキスを使用するなど、自社の知見を活用。本格ワインのような果実味や豊かな余韻をノンアルコールで楽しめる。スパークリングタイプで、爽快感もたっぷり。

 

↑サントリーの調査では、92%の人がノンアルコールだと気付かなかったと回答。飲みやすく香りが良いという声が多かったそうだ

 

ノンアルコール市場の拡大にはいくつかの背景がある。ひとつは健康志向。休肝日を取り入れたい人や、眠くなることを避けたい人、翌日すっきり目覚めたい人などにウケている。

 

また、欧米のミレニアル世代からトレンドが生まれたと言われる「ソバーキュリアス」も見逃せない。これは「ソバー=シラフ」と「キュリアス=好奇心」を組み合わせた造語で、お酒をあえて飲まないライフスタイルを指す。この価値観が日本にも浸透しつつあり、2021年にはアルコール度数が1%未満の「微アル」と呼ばれるカテゴリーの新商品も登場。徐々に存在感を高めている。

 

一方でビール大手各社は近年、「スロードリンク」「ドリンク・スマート」「スマドリ」などを次々と提唱。お酒を飲む人も飲まない人も、自分の体質や気分、シーンに合わせてアルコールと向き合おうという姿勢を打ち出している。

 

そのうえで、「ドリンク・スマート」を掲げるサントリーは、今年のGW期間中に東京駅構内で「のんある酒場」を限定営業。また「スマドリ」を謳うアサヒビールは、電通デジタルと合弁会社「スマドリ」を設立し、6月30日に常設店「スマドリバー」を渋谷にオープンさせるなど意欲的。ノンアル市場がますます過熱することは間違いない。

 

【ヒットの裏付け】ノンアルコール飲料市場は10年間で2倍に拡大!

2021年のノンアルコール飲料市場は約4000万ケースと、前年比115%で伸長。10年前の2011年から約2倍に拡大している。2030年には2021年の約1.4倍となる5500万ケース規模になると推定。熱視線が注がれるマーケットなのだ。

 

コレも話題に!

ポッカサッポロ

富良野ホップ炭酸水

実売価格129円

北海道上富良野町のホップのエキスを使用し、摘みたてホップの香りを表現。爽やかな香りと、ほろ苦い風味を楽しめる無糖炭酸水だ。類似品の出荷実績が、前年同月比200%以上を記録し、好調に推移。

 

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