アマゾン、ビデオゲーム部門で約100人をレイオフ。選択と集中へ

ink_pen 2023/4/6
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アマゾン、ビデオゲーム部門で約100人をレイオフ。選択と集中へ
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

米Amazonが、ビデオゲーム部門で従業員100人をレイオフしたと報じられています。これは1月に同社が1万8000人以上、3月に約9000人を解雇すると発表したことに続くものです。

↑多角化から選択と集中へ

 

今回の人員削減は、Amazonが会社全体のコストを抑制する一環として行ったこと。同社が米サンディエゴに持つゲームスタジオGame GrowthグループやPrime Gaming部門が対象とされています。また、一部のスタッフは「戦略的重点」に沿ったプロジェクトに配置転換されたとも伝えられています。

 

Amazonのゲーム開発部門は、これまで順調だったとはいえません。基本プレー無料の対戦型シューティング「Crucible」はわずか数か月で公開中止とされ、Amazon Gamesのサンディエゴスタジオを6年間率いてきたJohn Smedley氏は1月に退社することを明らかにしていました

 

もっとも、Amazonの社内メモでは、オンラインRPG『New World』を開発したIrvineと未発表プロジェクトを進行中のMontrealは、今後も成長を続けるだろうと付け加えられています。『New World』は自由度の高さが根強い人気を勝ちえているだけに、今後はゲーム部門でも「選択と集中」的に優良なタイトルを厳選して育てていくのかもしれません。

 

Source:Bloomberg,CNBC
via:Engadget

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