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2018/2/26 16:30

痩せられないのは”心の脂肪”が原因だった! ポジティブに痩せられる「ほめるだけダイエット」のススメ

痩せたい。

 

そう思っていろいろなダイエット本を読んできたけれど、なかなか長続きしない。自分にはダイエットなんて無理なのかな……。そんなネガティブ思考に陥ってしまう人は、私以外にも多いのではないだろうか。

 

なんだかんだ言って、さっきチョコレートを食べてしまった。ご飯は少なめにしなきゃと思いつつ、ついおかわりをしてしまった。嗚呼、なんてだらしないんだろう。

 

今日もまた自己嫌悪に陥っていた私の元に、天使のようなタイトルの本が降りてきた。『がんばらなくてもやせられる ほめるだけダイエット』(小山圭介・著/学研プラス・刊)。頑張らなくてもいいの? ほめるだけで痩せられる?本当だとしたら、こんな幸せなことはない。

 

52892372 - portrait of young brunette beauty using household scale.

 

太っているのは、「心に脂肪がついている」から!

著者の小山氏は、こう述べる。

 

やせないのは、あなた自身のせいではないんです。

忙しさ、人間関係の悩みなど

今のあなたは、ストレスをいっぱい溜めて、

勇気がくじかれている状態。

心を重くする脂肪がついているせいで、

体にも脂肪がつきやすくなっています。

(『がんばらなくてもやせられる ほめるだけダイエット』より引用)

 

つまり、どんなに運動しても食事制限をしても、根本にある「心の脂肪(ストレス)」がついたままだと、うまくいかないということ。本来ダイエットとは、幸せになるための第一歩であり、ワクワクしながら行うものなのだそう。

 

自分の心の脂肪の原因を知るためにも、おすすめは自分の体重年表を書いてみることだと小山氏。5年ごとに、ざっくりとした体重の数値を書いて表にしてみる。年齢と体重の変化を折れ線グラフにしてみると、一目瞭然だ。体重が急増しているときの出来事を振り返ってみると、自ずと痩せられない原因が見えてくるだろう。

 

 

小山式ほめるだけダイエット:思考編

 具体的なダイエット法に入る前に、メンタル面を整えることが効果的だと小山氏は述べる。自分の心にまとわりついている心の脂肪を拭い去るため、まずは「やせる思考」のポイントをご紹介していこう。

 

・ダイエットは「ベイビーステップ」で

つい、短期間で大きな成果を出そうと頑張りすぎてしまう人が多いが、それでは長く続かないし、リバウンドにもつながる。大切なのは「ベイビーステップ」だと小山氏。赤ちゃんは、生まれてから歩けるようになるまで、少しずつ成長していく。ダイエットも同様で、100点を目指して生まれてすぐ歩こうとするのではなく、1点を積み重ねていくほうが断然ラク。どんな小さなことでも、できた自分をほめること。そのことで、自分自身に自信がつき、生活そのものがやせる習慣に変わっていく。

 

・過去や未来を具体的にイメージする

過去のベストな体型だった頃を思い出したり、未来の姿を具体的にイメージしたりして向き合うことで、生活の中のダイエットの優先順位が上がると小山氏。

 

私の場合は

 

過去:結婚式当時のスリムな体型をもう一度!(結婚式以来会っていない友人に再会したとき、「太ったなー」と思われないように!)

 

未来:○○のお母さんって、細くてキレイ!って言われたい(息子や娘の友達から、「おまえの母ちゃんってデブだな」なんて言われたくない!)

 

である。こう書いていたら、まさに今の欲求に振り回されてドカ食いをするなどもってのほか、幸せな未来に向けてダイエットをしよう!と前向きに思えてきた。

 

 

小山式ほめるだけダイエット:食事編

 小山式ダイエットの特徴は、カロリーの決め事がないこと。中でも、なかなかやめられないおやつと飲み会の誘惑のポイントをお伝えしよう。

 

・おやつは「50/50」の2パターンにわける

息抜きでもあるおやつタイムは、無理になくさなくてもOK。とはいえ、食べ過ぎも禁物なので、次の点に注意すべき。量は減らさずに、「いつものおやつ(糖質が多く、血糖値を上げやすいもの)」を50%、「太りにくいおやつ(糖質少なめで、血糖値を上げにくいもの)」を50%にわける。そして、太りにくいおやつから食べること。先に食べたものの方が吸収されやすいので、満腹感を得つつ太りにくい体質に近づける。

 

・飲み会やランチの誘いは、3パターンに分類

アルコールは、とりすぎると痩せられない上に身体にも良くない。そこで、飲み会の予定を次の3パターンに分けてみよう。

 

①絶対に行く必要がある飲み会

②付き合いで行く飲み会

③自分が行く必要はない飲み会
こうすることで、周りに流されずに飲み会を減らすことができるのだそう。ランチ会なども同様で、アルコールはなくとも、つい食べ過ぎることが多い。会食が多いから痩せられない!と感じている人は、ぜひ実践してみてはいかがだろうか。無駄な出費も減りそうだ。

 

 

小山式ほめるだけダイエット:運動編

最後に、運動のポイントを。

 

・「はんなり動作」をすると華奢ボディになれる

せっかちな人は速い動作がクセになっていることが多く、固太り体型になりがちなのだとか。反対に華奢な体型の人は、動作がゆったりしていることが多いそうだ。たとえば、椅子に座るはゆっくり座る、音を立てないように物を置く、早食いにならないように食事はゆっくり噛んで味わうなど、自分が舞妓さんになったイメージで、はんなりゆったりした動作を心がけることが、痩せ体質への近道。

 

・痩せる選択を心がける

日常生活の中で度々訪れる選択を、「痩せる」ことを意識して選ぶこと。たとえば「疲れていないときは、エスカレーターではなく階段で」「丼物や麺類よりも、和定食を」「お腹が隠れるトップスではなく、体型が出るコーディネートを」など。ゲームで1点ずつクリアしていくように、日々の小さな決断による積み重ねが、太りにくく理想のボディにつながる。

 

今回注目した小山式ダイエットは、「○○はダメ」という禁止事項がひとつもない。「ダイエット=つらくて我慢ばかりしなきゃいけないもの」というこれまでの概念を払拭してくれる内容ばかりだ。

 

楽しみながら、快を感じながら、できなかった部分ではなく少しでもできている部分を見つけて、自分をほめてあげること。これなら、気分良くダイエットが続けられる。少しお腹が出てきたなと感じている人は、ぜひほめるだけダイエットを取り入れてみてはいかがだろうか。

 

【著書紹介】

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がんばらなくてもやせられる ほめるだけダイエット

著者:小山圭介
出版社:学研プラス

厳しい食事制限やハードな運動…ガマンばかりのダイエットに疲れた人必見! ポジティブな“ほめワード”の数々を読むだけで、自然と太る思考からやせる思考に書き換わります。無理せずやせるクセが身につき、ダイエットが楽しくなるはず!

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