2. 週に1~2度のお手入れには保湿パック
週に一度はしておきたいケアは、靴下型をしている保湿パックです。100円ショップでも売られているので、取り入れやすいアイテム。
「おすすめの使い方は、お風呂上がりにすぐフットパックを履いて、輪ゴムなどで液体が漏れないよう固定する方法。こうしておくと、パックしなから顔のスキンケアや家事などができたり読書したりと、同時進行でいろんなことができるんです。夜にパックできないときは、休日の朝起きてから出かけるまでの間をうまく使いましょう。できれば毎週何曜日と決めておき、パックを目のつきやすい場所にスタンバイさせておきます」(美容ライター・寒川あゆみさん、以下同)
・20分でパックOKの保湿ケア
ビューティーワールド「潤い美人 フットマスク」
300円+税
プラセンタやコラーゲンを配合し、足全体を潤わせることのできるパックです。「角質層の水分や油分がなくなることで足裏がカサカサしたり、かかとがガサガサしてひび割れたりするので、保湿美容液をしっかり浸透させることで、角質層に潤いが復活します。こちらは保湿美容液が18mlも入っているので、たっぷりと浸透させることができます。20分履いているだけでしっとりとみずみずしい足裏になりますから、すぐに効果がわかるのも続けやすいポイントでしょう」
「角質を削りすぎてはいけない」とお伝えしましたが、肥厚してしまった不要な分はスッキリと取り去りましょう。月に一度のスペシャルケアでは、その“角質ケア”を行います。
3. 月に一度は角質のピーリングでスペシャルケア
角質を削らず、パックすることで古い角質を剥がれやすくするものは、月に一度の特別ケアにしましょう。
「ひび割れて痛みがある方には向いていませんが、カサカサやゴワつきが気になる方や、くすみや古い皮がめくれているなどのトラブルがある方におすすめです。足の裏を揉むように触ったときにカサつく、ごわつく、ちょっと白く粉っぽい感じになる方、ストッキングが引っかかることがあれば、乾燥から角質が厚くなってしまっているサインです。2ヶ月に一度くらいでも、角質ピーリングで角質をリセットさせることで、毎日塗るクリームの美容成分が浸透しやすくなり、足裏のやわらかさをキープしやすくなります」
・植物エキスが古い角質を除去してくれる
リベルタ「ベビーフット イージーパック」
1600円+税
やすりや軽石でかかとを削ってしまうと、傷めてしまうこともあるのですが、パックタイプの角質ピーリングなら傷つけることなく安心です。
「足裏の角質を削らずに古い角質を柔軟化させてケアするパックです。フルーツ酸によって古い角質が柔らかくなり、その後少しずつツルスベ足へと導きます。パックに60分間足を浸したあとに洗い流すだけで、3~7日後ほどかけて古い角質がポロポロとめくれはじめ、つるんとした本来の素肌が出てきます。剥がれてきても無理にとらず、自然に取れるのを待ちます。頻繁にするものではないので、時間がとれるときゆっくり行いましょう」
・角質柔軟成分が入ったピーリングパック
ドウシシャ「足裏角質パックAG」
900円+税
こちらも足型のパックに60分間足を浸し、しっかり皮膚に馴染ませたあとに洗い流すタイプのピーリングパックです。
「角質柔軟成分が角質層に浸透して、翌日以降は少し肌が突っ張るような感じになります。4~7日後あたりから日焼け後のように古い角質がめくれてきて、2週間ほどたつと古い角質がなくなってツルツルになります。銀イオンAgが含まれているので、古い角質や汗、爪の中にたまる垢などが原因で起こる足の匂いのケアも同時に行えます。
また、保湿成分であるヒアルロン酸、コラーゲンが含まれているので乾燥予防にもなり、グリコール酸不使用なのでお肌に優しいのも嬉しいところ。いろいろな香りがあるのも、お手入れが楽しくなるポイントです」
人からあまり見えない場所だからと、お手入れを後回しにしてしまいがちなかかと。つるりと美しくなると、ストッキングやサンダルで出かけたくなるはず。冬のうちにしっかり手入れしておけば、春夏のフットネイルも楽しくなりますよ。
【プロフィール】
エステサロンオーナー / 寒川あゆみ
大阪谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule’a代表。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。現在はサロンワークの他にも、講師や美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。