仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。
各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。
2020年度の「はかどり文房具」の頂点が、ついに決定! 大方の予想を覆す結果となったのではないでしょうか!?
【大賞】
寺西化学工業「ガテン無敵マーカーPRO」
過酷な環境でも安心して使えるタフネスマーカー
日本初の油性マーキングペンを生み出した老舗が作る、超タフな油性ペン。水に強いインクと耐摩耗性に優れた強化型ペン先を採用し、屋外や水回りで使え、災害時にも重宝する。ペン先は極太(写真)とおの型の2種展開だ。税込253円(おの型)、473円(極太)
「文房具総選挙2021」の頂点に輝いた喜びのコメントを、寺西化学工業の広報担当、今井孝史さんからいただきました。
寺西化学工業
広報 今井孝史さん
「速乾性と耐水性に優れたインクと強化型ペン先でどんな面にも書けて、よりハードに使える本品が、たくさんの方に受け入れられたことが非常にうれしいです。今後も幅広い方にご使用いただける商品を開発していきたいと思います」(今井さん)
投票したファンのコメントは?
「実際に雨で濡れている場所にも書くことができて、感動しました」「濡れている面にもにじむことなくしっかり書ける。それでいてリーズナブル!」「“無敵”というネーミングがイイ。どのくらい無敵なんだろう? と想像力を掻き立てられます!」などなど、たくさんの賛辞が寄せられました。
選考委員はこう見た!
文具ソムリエール・菅未里さん「プロ仕様で大健闘。災害など不安が多いご時世でオーバースペックとは受け取られず一般ユーザーにも安心感を与えた結果ではないでしょうか。」
文房具ライター・きだてたくさん「建築現場などで真価を発揮する玄人好みのツールだけに、大賞獲得はちょっと驚き! 巣ごもり需要でDIYがプチブームなのも、追い風になったのかもしれません。“無敵”の名に相応ふさわしいペン先のタフさで、性能的には疑いありません。」
ライター/放送作家・古川耕さん「最近知って注目していたペンですが、まさかの大賞とは! どんな環境でも書けるというタフなペン先、無骨な外見、そして名前のインパクトの勝利でしょうか。『一度手にしてみたい』感は確かに抜群。」
伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「使用するシーンを絞り、そこに特化した点で独自性が出たと思います。使い捨てでなく、替えのペン先や補充用のインキなどがあることも、継続使用に配慮した現代にぴったりの商品だと思います。」
イオンリテール ステーショナリーバイヤー・大野 智さん「利便性最強のマーカーだと思います。金属・ガラス・プラスチックなどいかにもインクを弾きそうな土台にも書けるとは頼もしい。これ1本あれば何にでも書けるので、機能性文具としての受賞は当然といえるかもしれません。」
続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。
■準大賞
ナカバヤシ「SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし」
汚れや手垢をピンポイントで狙えるペン型汚れ落とし
同社と寺西化学工業、シードがコラボした、汚れ落とし。ハサミなどの小物に付いた粘着汚れやインク、手垢などを落とすのに使う。ペン型で気になる部分をピンポイントで塗り付けられる。税込550円(大型タイプ)、1100円(極太タイプ)
■第3位
ライオン事務器「はにわの形の指サック〈はにさっく〉」
癒しを与えながらもしっかり働く、紙めくりの達人
とぼけた表情がかわいい、はにわ型の指サック。大・小ペアになっており、2本の指に装着して使える。背中側には凹凸加工が施されており、突起が紙をしっかりキャッチする。税込495円(大1個、小1個ずつセット)
■第4位
ぺんてる「オレンズネロ 0.5」
ワンノックで書き続けられる人気シャープの新モデル
2017年に登場し、品切れ状態が続いた人気シャープペンの芯径0.5㎜モデル。ペン先を紙面から離すたびに芯が出て、ノックの手間を省く「自動芯出し機構」を搭載。芯折れを防ぐ機能も備える。税込3300円
■第5位
キングジム「ラベルプリンター 〈テプラ〉PRO SR-MK1」
直感的な操作でおしゃれなラベルを作れるスマホ専用テプラ
スマホと連携し、直感的に操作できるラベルプリンター。誰でも手軽におしゃれなラベルを作れる。ヘッドは360dpiと高精細で、繊細なデザインもお手のもの。インテリアに馴染むデザインも人気だ。税込1万6500円
「文房具総選挙2021」結果発表まとめ
【大賞】
「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/
【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/
【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/
【機能部門】
書く・消す 部門人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/
【機能部門】
記録する 部門白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/
【機能部門】
分類する・印をつける 部門付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/
【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/
【機能部門】
収納する 部門今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/
【選考委員特別賞】
「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/