パナソニックが、ショッピングモデルとしては業界最軽量の電動アシスト自転車「ビビ・SL」を12月3日に発売すると発表しました。
ビビ・SLは、ドライブユニット、フレーム、バスケットなどを軽量化し、ショッピングモデルでは最軽量(2021年9月10日時点)となる19.9kgを実現。軽量化により駐輪時の持ち上げや、押し歩き時の取り回しがよりしやすくなりました。
また、新設計のかるらくアルミフレームは、乗り降りのしやすさに加え、乗車中の膝の曲げ伸ばし負荷を軽減します。バスケットには新たにカーボンを配合することで、軽さと剛性を兼ね備えた設計にしました。
2軸モーター業界最軽量、カルパワードライブユニット搭載
ビビ・SLが搭載するカルパワードライブユニットは、従来のドライブユニットと比べ、約24%(約900g)の大幅な軽量化に成功しました。素材や部品など一から設計を見直し、2軸モーター業界最軽量の約2.8kgを達成しています。
また新制御であるカルパワーアシストは、アシストの力強さはそのままに、より軽く、快適な走行を可能にします。坂道では、ぎくしゃくしたペダリングをモーターが補い、なめらかになるようアシスト。漕ぎ出し時は、平地や坂道、荷物の有無などの負荷を検知し、最適なアシスト力に調整します。加えて、中速域でのスピードの伸びも向上させることで、あらゆる速度帯において快適な走りを実現しました。
強度を保ちながら軽量化を実現した、かるらくアルミフレーム
ビビ・SLのかるらくアルミフレームは、ダウンチューブの形状を二重構造型から卵型にすることで、軽量化と同時に強度も確保。サドルの高さは同社従来品と比べて約5cm低くし、最低地上高67cmにしました。サドルが低くなったことで、足が地面につきやすく乗り降り時や停車時の安定感が増しています。
また、シート角を従来品より寝かせたことで、サドル位置が相対的に後退しました。これによりペダリング時の膝の曲げ伸ばしの負荷が減り、より楽に漕ぐことができます。
軽さと剛性を備えたカーボン配合軽量バスケット
ビビ・SL搭載のバスケットは、化学素材メーカーの小松マテーレと共同開発したカーボン配合の樹脂からなる軽量バスケットです。従来品のバスケットから、約175g軽くなっています。高強度を生かした、網目の大きなデザインで軽量化を図りつつ、底面は網目を細かくし、小物が落ちにくい設計となっています。
ビビ・SLの発売日は12月3日を予定。価格は12万5000円(税込)となっています。