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レコーダー
2017/7/27 18:00

【全録生活はじめました】新番組シーズンに“全録レコーダー”があってよかった3つのこと

日常で実際に使ってみると見えてくる“テレビ全番組録画”の便利さ。パナソニックの全録レコーダー「DMR-BRX2020」をライターが自腹で購入し、本機としばらく付き合ううちに見えてきた便利さや気になることをレビューしていきます。

 

指定したチャンネルの全番組を自動録画し、HDDがいっぱいになると古いものから自動消去。DMR-BRX2020は、最大6チャンネルを常にキープできる「全自動ディーガ」の低価格モデルです。

↑パナソニック「DMR-BRX2020」(2TB HDD搭載モデル、現在は生産終了。同じく2TB HDD搭載の後継モデル「DMR-BRX2030」が発売中)
↑パナソニック「DMR-BRX2020」(2TB HDD搭載モデル、現在は生産終了。同じく2TB HDD搭載の後継モデル「DMR-BRX2030」が発売中)

 

5月にこのレコーダーを手に入れてから2か月あまりが経ち、7月には待望の“新番組シーズン”がやってきました。ドラマやアニメを中心に、第1回から始まる番組をチェックできるようになるので、全録ユーザーとしてはお楽しみの季節です。

 

そしてこのタイミングで、ドラマ・アニメの新番組をなるべく多く網羅できるようチャンネルの設定も見直しました。「DMR-BRX2020」は6チャンネルまでの全録が可能なのですが、これまで録っていた「NHK総合1」のかわりに「TOKYO MX1」を設定しています。TOKYO MXといえばアニメの話題作を数多く放送している東京のローカル局。NHKの全録をオフにするのは辛いところですが、“新番組漬け”生活を楽しむために思い切って設定をチェンジしました。

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↑NHK総合の代わりにTOKYO MXを設定

 

その1.新番組が“話題になってから”見ても間に合う気軽さ

新番組のシーズン、特に新しいレコーダーを手に入れた人にありがちなのが、とりあえず片っぱしから録画予約して第1話をチェックするという状態。この番組はアタリか? ハズレか? “1話切り”か? と初回を頑張って見まくるアレですね。しかし全録レコーダーがあると、そういった頑張りはほぼ必要なくなります。

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↑大量の録画番組をカテゴリー別に分けて表示してくれる「新着番組」機能。このうち、番組改編期は「新番組検索」をフルに活用します

 

「全自動ディーガ」は、6チャンネル×2週間分以上の番組を常にキープできるレコーダー。つまり、新番組が始まってすぐに飛びつかなくても、ニュースやSNSなどで話題になってからチェックしても間に合うのです。いちいち録画予約しなくても、「最近、何かおもしろい新番組始まったかな」ぐらいの気持ちでだらだらチェック可能。この“だらだら”感、気軽さはいわば全録の魅力の真骨頂!

↑6チャンネル全録できる期間は画質などにより変動。筆者の場合は「8倍録」、また1TBのUSB HDDを増設し、視聴頻度の低い平日昼間は録画をストップする設定にしたところ3週間分の全録ができるようになりました
↑6チャンネル全録できる期間は画質などにより変動。筆者の場合は「8倍録」、また1TBのUSB HDDを増設し、視聴頻度の低い平日昼間は録画をストップする設定にしたところ3週間分の全録ができるようになりました

 

その2.配信頼みが難しいバラエティもカバーできる

通常のレコーダーの録画予約では見落としがちな番組も、7月前後のタイミングでいろいろと発見できました。

 

「ポケットモンスター プレミア10」(テレビ東京)……アニメ「ポケットモンスター」の20周年記念・10週連続特番。初回はまさかの深夜2時代に放送となり、危うく見逃しそうに。

 

「怪獣倶楽部」(TBS)……7月に始まると思い込んでいたらフライングで6月スタート、しかも全4回とイレギュラーな要素が多かったドラマ。

 

「伝説のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』カムバックSP」(日テレ)……7/21(金)夜放送のKinKi Kids主演スペシャルドラマに先がけ、連日深夜に特番が放送(2日目に気づいてあわててチェック)。SNSでは話題騒然になりました。

 

↑深夜2時~3時帯に急きょ差し込まれる類のスペシャル番組は、事前にチェックするのがなかなか難しい
↑深夜2時~3時帯に急きょ差し込まれる類のスペシャル番組は、事前にチェックするのがなかなか難しい

 

ちなみに、最近はドラマやアニメの新番組をすぐに見られる見放題配信サービスも増えました。「もう全部配信頼みでいいや!」と録画を放棄してしまった人もけっこう多いと思いますが……全録はドラマ、アニメだけではなく、特に見放題系のサービスで手薄なバラエティや情報番組が網羅できるのも頼もしいところです。

 

その3.“録るのも消すのも自動”。便利な「ワンタッチ保存」も

「全自動ディーガ」では、“録画予約”だけでなく“消去”も自動で行われます。録画番組は一定期間が経つと自動的に消えていくので、新番組ラッシュのシーズンにもHDDの空き容量を気にする心配は無用に。逆に、“録画したものを消化しなきゃ”というような義務感がないのも気楽でいい感じです。

 

もちろん、番組が自動消去される前に保存しておくことも可能。残したい番組を選んで、リモコンの「ワンタッチ予約」ボタンを押せばHDDの保存用領域にセーブできる仕組みです。さらに、継続して毎週(毎回)保存しておきたい番組に対しては「毎回保存」を設定できる機能もあり、至れり尽くせりですね。

↑録画番組の再生中でも、「ワンタッチ予約」を押せばその場で保存が確定できます
↑録画番組の再生中でも、「ワンタッチ予約」を押せばその場で保存が確定できます

 

↑「ワンタッチ保存」で登録した番組は、自動消去されない「録画一覧」にダビングされます

この「ワンタッチ保存」はいわゆる録画予約によく似た動作ですが、番組を見て“これはおもしろい!”と思っているときにボタンを押しているのが大きな違い。SNSっぽく言うと、番組に対して「いいね!」ボタンを押すような感覚です(この「いいね!」の気持ち、視聴率のかわりに番組に還元できればいいのに……)。おもしろいかどうか分からない新番組を録画予約するよりは、後追いでおもしろい番組をどんどん発見していくほうが、何倍も気軽で楽しくて、レコーダーの体験が変わったと感じる瞬間でした。

↑「ワンタッチ保存」で登録した番組は、自動消去されない「録画一覧」にダビングされます
↑「ワンタッチ保存」で登録した番組は、自動消去されない「録画一覧」にダビングされます

 

ちなみに今回の“新番組漬け”生活の収穫は、「プリンセス・プリンシパル」(TOKYO MX)、「ボールルームへようこそ」(TOKYO MX)、「液体グルメバラエティー たれ」(テレビ東京)、「わにとかげぎす」(TBS)、「下北沢ダイハード」(テレビ東京)、など普通のレコーダーなら録り逃したであろう番組とたくさん出会えたこと。番組改編期に新番組をチェックできない忙しい人や、新たな番組との出会いを求める人にオススメです!