ホームセンターで売られている「マスカー」というものをご存知だろうか?
ざっくり言うと、粘着テープとビニールシートが一体化したもので、塗装する際に大きな面積をマスキングできる。
例えば、家の外壁をペンキで塗装する場合、マスキングしたい場所をビニールシートでカバーし、粘着テープで貼り止めるのだが、マスカーがあればその作業が簡単にできるわけだ。
基本的にはそういった現場作業で用いられるプロツールのひとつなのだけれど、実は一般家庭にも置くことで、汚れ防止シートとして考えるとなかなかに使い勝手が良いのである。
特に、デンプンのりでおなじみのヤマトから発売された「片付け簡単広がるシート」は、このマスカーを家庭用にチューニングしたもので、1ロール持っておくと、なにかと重宝しそうなのだ。

家庭でも便利なマスカー
「ご存知だろうか?」と冒頭で質問したけれど、マスカーは基本的に現場のプロか、よほどのDIY好きでない限り「存じ上げない」ものだろう。
先述の通り、広範囲を塗装する際に使うと便利なマスキング用品だが、逆に言えば、そういう用途で必要性を感じない限りは、知らないままで何の問題もないということになる。
そこで「いや、でも塗装以外でも使うと便利だから、試してみたらどうですか?」と提案してきたのが、ヤマトの「片付け簡単広がるシート」だ。

構造としては、折りたたんでロール状にしたビニールシートの上辺にマスキングテープが貼られている。そんな本製品を使う際には、まずこのマスキングテープ部分をシートでカバーしたい場所に貼り付ける。
必要な長さでカットしたら、たたみ込まれたビニールシートを引っ張り伸ばせばOK。ビニールシートの幅(750mm)×カットした長さの面積がシートで覆われたことになる。




利用シーンの例
子どもが絵を描くとき
わかりやすい使い方としては、上の画像で紹介している通り、机のカバーが挙げられる。
例えば、小さな子どもがいる家庭であれば、ぬり絵で遊ばせる際に机をカバーしておけば、勢いが余ってビャッと飛び出したクレヨンなどで天板を汚される心配がなくなる。

工作や焼肉の場面でも
筆者はプラモデルや紙工作が趣味なので、机の上でちまちまと作業することが多いが、そのときも事前にこのシートを貼っておくと、小さな切りクズやヤスリがけで出た粉などが周囲に広がらない。もちろん、プラモデル塗装時の汚れ対策としても万全だ(さすがにエアブラシを使うなら専用ブースが必須だが、筆塗りならこれで問題ない)。
作業が終わった時点でシートを剥がして丸めてポイすれば、机の上の片付けがあっという間に終わってしまうのである。これはすごくラクだ。


これまでは古新聞を重ねて敷くことで対策していたのだが、ヤスリ粉が新聞を重ねた隙間から机に落ちるので、結局は掃除機がけが必要だった。
その点、ビニールシート1枚なら、そういったトラブルも発生する余地がない。
個人的にオススメなのは、家庭で焼肉などホットプレート調理をする際に、このシートを使うこと。プレートの周囲に貼っておくことで油汚れをかなり防ぐことができる。

他にも、幼児の食べこぼし対策で机と床面に貼っておいたり、ペット用トイレの入口床に貼ってトイレ砂の飛び出し対策としたり、アイデア次第ではかなりいろいろと使えるだろう。
サイズ感がいい感じ
さて、従来のプロ用マスカーと本製品の何が違うか?
まずはテープの部分だ。
マスカーは布粘着テープや養生テープを使っているので、家の外壁や未塗装の木材などに貼るぶんには問題ないが、塗装された天板やメラミン化粧板などには粘着力が強すぎて、ダメージを与える可能性もある。その点、片付け簡単広がるシートはマスキングテープなので、粘着力の点でトラブルが起きる心配はあまりなさそうだ。

また、従来のマスカーはサイズが1100〜3600mm辺りが一般的で、これは家庭内で汚れ防止などに使うにはちょっと大きすぎるし、きれいに広げるには少しコツがいる。
片付け簡単広がるシートは750mmと、作業をする際の手元カバーにはちょうど良いサイズ感で、かなり扱いやすい。
もちろんプロユースではないので、その分長さ当たりの価格は少し高いが、家庭で使うのであれば一気に大量に消費するわけでもない。「まぁ、しょうがないかな」と思えるレベルだ。

見知らぬツールだけに最初はピンと来ないかもしれないが、とにかく「一時的に汚れを回避したいところに貼る」という使いどころさえ押さえておけば、日常で役に立つシーンは意外とあるはずだ。
特にDIYをやっていたり、筆者のように趣味として工作をしたりするなら、重宝することは間違いないので、試しに導入してみることをおすすめしたい。たぶん、追加で数ロールほど買い足したくなるだろう。

