グルメ
2016/8/5 15:40

三大コンビニチェーンの焼餃子を食べ比べ! 最も旨かったのはこれだ!!

昭和初期に日本へ伝わってきたといわれる焼餃子。いまや定番おかずのひとつですよね。ラーメン屋に行ったら、まずはビールと餃子という男性は多いですが、最近では、カフェ風やバル風といったおしゃれな専門店が増え、女性の間でも大人気。栄養たっぷりで夏バテ防止にも最適ということもあり、世間では餃子が取り上げられる機会が増えているのです。ここでは、三大コンビニのレンジでチンする惣菜焼餃子を食べ比べしてみました!

 

「コンビニ餃子」を食べ比べ!ファミマ、ローソン、セブンの餃子のお味の違いは?

 

■セブン-イレブン

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もっちりジューシー自家製焼き餃子(6個入り) 250円

約9.5cmとかなり大きめサイズで、ボリューミー。カリッと乾いた焦げ目が特徴です。

 

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付属のタレは、酢醤油と書かれているだけあり、酸味が強め。おかげで油っこさが軽減され、ボリュームたっぷりの餃子もペロリとたいらげることができます。

 

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自宅で焼く餃子ほどではありませんが、レンチン商品にしては焦げ目のサクッと感を楽しめるほう。油気や水気が少なく、チンしてもべちゃっとならないところも○。

 

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キャベツとニラだけを使った市販餃子が多いなか、こちらは長ネギ入り。野菜は大きめにカットされているので、シャキシャキとした歯ごたえも楽しめます。

 

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肉は豚肉のみを使用。隠し味に鶏ガラスープが練り込まれていて、肉汁の味にとても深みがありました。さらにショウガが効いていて、ボリュームのわりに後味さっぱり。厚めの皮はちょっぴり固めで、噛みごたえがありますよ。

 

■ファミリーマート

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焼き餃子(6個入り) 257円

パックに入った状態でもわかるくらい、皮の表面に油がにじんでいるのが特徴。

 

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醤油と醸造酢で作られたタレは、色がやや薄め。味も比較的薄く、舌にやさしい味わいで、酢の酸味も弱めです。ラー油を全部入れると、タレよりも味が強くなりそうなので、少しずつ足していくとよさそう。

 

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袋を開けた瞬間、パッケージ内に充満したニンニクの香りが広がってきます。ここで比較する3種の餃子のなかでも一番香りが強く、食欲をそそられました。焦げ目にカリっと感はなく、しっとりと柔らかな皮の触感を楽しめるタイプです。

 

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具は豚肉と鶏肉をミックスしたもの。キャベツとニラのシャキシャキ感も多少はありますが、野菜よりも肉の存在感が前面に出ている印象。そこにニンニクの香りが加わって、胃袋をグッと刺激します。

 

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皮は薄皮で柔らかく、具を邪魔しないので、餃子の味を存分に楽しめました。なお、こちらの餃子にはネギが使われていないので、ネギが苦手な方にもオススメです。

 

■ローソン

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皮がもちもち焼き餃子(6個入り) 260円

パッケージが個性的なこちらの餃子は、ローソンが自信を持ってオススメするオリジナルブランド商品「ローソンセレクト」のひとつ。

 

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ころんと丸みがあって、約3.5cmと幅広のタイプ。ちなみに長さは約7.5cmと3種の餃子のなかで一番小さいです。

 

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タレの色はかなり濃いめ。見た目のとおり、味も濃いめなのでつけすぎには注意が必要。原材料名は書かれていませんが、ほのかな酸味があるのでお酢入りだと思います。

 

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この餃子の一番の特徴は、最近流行りのモチモチ皮を使っていること。弾力のある厚皮いっぱいにお肉が詰まっています。ギュウギュウに詰められているおかげで、口のなかで皮を割った瞬間、お肉のうまみが一気に広がります。

 

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「餃子」としか書かれておらず、詳細はわからないのですが……。おそらく、野菜はキャベツとニラのみ。小さくカットされているので、黒子的位置づけで肉々しさを引き立てています。ニンニクの香りが弱めなので、お肉の存在感とも相まって少しシュウマイに近い感じです。

 

3つを並べて比較すると…?

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左から、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン。見た目だけでも個性が感じられますね。価格は、それぞれ250円、257円、260円と、わずかにセブンイレブンが安いものの、ほとんど差はありません。

 

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前述の順で並べた餃子の断面がこちら。ちなみに、1パック(6個)ぶんのカロリーは、左から446kcal、321kcal、342kcalと、セブンイレブンのものが最も高カロリーでした。

 

●空腹具合で選ぶなら?

個人的な感想ですが、食後の満腹感で選ぶならセブン-イレブン>ローソン>ファミリーマート。ボリューム満点のセブン-イレブンの餃子は、これと白米があればそれだけで夕食になりそう。野菜がたくさん入っているので、栄養バランスがいいのもうれしいですね。コンビニ弁当ぐらいの夕ごはんがすでにあって、もう一品ほしいというときにはローソン。すでに食事は済ませていて、晩酌のつまみに買って帰るときはファミリーマートと使い分けるとよさそうです。

 

●好みの餃子タイプで選ぶなら?

サクッと香ばしい餃子が好きな方はセブン-イレブン、薄皮タイプの柔らか餃子がお好みならファミリーマート。そして、トレンドのもっちりとした厚皮餃子が食べたい方にはローソンがおすすめです。

 

●ニンニク臭、カロリーで選ぶなら?

ファミリーマートの餃子は、カロリーが一番低いので女性にオススメ! と言いたいところですが、ニンニクの香りが強いのが難点。そう考えるとバランスがいいのは、ローソンでしょうか。カロリー低めでも肉感はたっぷりなので、餃子を食べた! という満足感も得られますし、一番ニンニクの香りが弱めです。お肉だけじゃなく野菜もしっかり味わいたいという方は、セブン-イレブンで。カロリーは高めですが、ボリュームがあるので他のおかずを削ることで調整できそうです。

 

とはいえ、焼餃子のおいしさの秘密のひとつがニンニクの香りだと思うので、接客業の方や、大切な人に会う予定があるという方意外は、細かいことは気にせず頬張っちゃいましょう! ちなみに本家、中国の餃子にはあまりニンニクを入れないそうですよ。

 

焼餃子だけでも、個数を変えて複数種商品展開していたり、惣菜餃子のほかに冷凍餃子もあったりと、奥が深いコンビニ餃子の世界。そのときの気分に合わせて食べわけてはいかがでしょうか?