グルメ
2016/9/25 11:00

米海軍直伝の“ヨコスカ ネイビーバーガー”とは? 年間7万個を売り上げる横須賀「TSUNAMI」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 「TSUNAMI」 (ツナミ)

 

年間7万個、6年間で40万個を超えるハンバーガーを売った”モンスター級”の店をご紹介しよう。横須賀の「ツナミ」は、ヨコスカ ネイビーバーガーのまさに”旗艦店”のような活躍を見せる店である。

 

ネイビーバーガーを代表する人気店

「ヨコスカ ネイビーバーガー」は、横須賀が市を挙げて取り組む観光振興策のひとつである。2009年1月にスタートして今年で7年目。その開始時から加わる4店のうちの1店がツナミだ。

 

オーナーの飯田さんは「三浦で最初にサーフィンを始めた」伝説の波乗りで、長らくサーフショップを営んでいた。2002年にどぶ板通りのいまの場所に店を移転すると、ほどなく売り場の一部でホットドッグを販売。さらに横須賀基地のメキシコ人を先生に本格的なメキシコ料理も始め、すっかり飲食業にシフトする。そこへ市から話があったのが、ネイビーバーガーの件だった。

在日米海軍最高司令官より贈呈された公式レシピをもとに、基地周辺の飲食店がハンバーガーを販売する「ヨコスカ ネイビーバーガー」。ツナミには現在8品のネイビーバーガー(公式レシピに基づくもの)と、6品のスペシャルバーガー(トッピングなどを自由に考案したもの)がある。

↑横須賀基地に配備される航空母艦の名にちなんだ「ロナルドレーガンバーガー」(2160円)は、Wパティ、Wベーコン、総重量なんと1050グラムの巨艦!

 

パティは豪州牛の赤身と和牛脂のミックスで、レギュラーサイズは227グラム! むちっと目の詰まった特注バンズの間に、ガス火でグリルした直火焼きパティが香ばしく挟まり、じわりとその旨味をきかせている。味付けは塩胡椒のみの至極シンプルなスタイル。米海軍直伝の素朴な味わいだ。そのシンプルなバーガーが、2009年の開始以来、爆発的に売れ続け、いまや横須賀観光の目玉になった。人気の観光ツアー「軍港めぐり」クルーズと、ぜひセットで楽しみたい。

 

↑横須賀第三のグルメ「YOKOSUKA チェリーチーズケーキ」(756円)は、オーブンで1時間半、湯煎焼きして作る労作。クラストにほんのりチェリーリキュールが加わる

 

 

― shop data ―

所在地:神奈川県横須賀市本町2-1-9

アクセス:京急電鉄 横須賀中央駅歩8分

オープン:2004年5月25日

営業時間:11:00~22:00(LO21:00)

定休日:1月1日(要確認)