ビジネス
ワード活用術
2017/1/11 15:07

過剰装飾NGなビジネス文書で差をつけるには? 見出しの文字を美しく見せるシンプルテクニック3選

企画書や各種資料の見出しは、文字を美しく見せて目を引きたいもの。とはいっても、極端に文字のサイズを大きくしたり色を付けやりといった過剰な装飾は、ビジネスシーンでは使いづらいですよね。今回は、サイズや色に頼らず見出しの文字を美しく見せるためのテクニックをご紹介します。

 

1.フォントグループから太めのフォントを設定する

フォントの中には複数のフォントを持つものがあり、太めのフォントなら強いインパクトを与えます。「太字」機能を使うこともできますが、文字のフチが膨らんでボテッとした印象を与えてしまったり、そもそもフォントによっては太字が適用できなかったりということもあります。

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↑上段はフォントに「HG明朝B」を、中段は「HG明朝E」を指定。下段は「HG明朝E」に太字を設定しています

 

「HG明朝」には2つのフォントがあり、「HG明朝E」が太めです。下段のように、太字に設定するとボテッとした印象が強まってしまいます。

 

2.文字を長体に変え、文字間隔を調整する

文字を長体にするには、文字の倍率を95%などに変えます。また、文字間隔を狭めると、スッキリ感を演出できます。

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↑上段は標準の設定(倍率:100%、文字間隔:標準)、中段は倍率:100%、文字間隔:狭く、下段は倍率:95%、文字間隔:狭く、フォントサイズ:2ptアップに設定しています

 

文字間隔を狭めると、見出しとしてもまとまりを強調できます。また、倍率を95%にすると、文字に長体を設定してすっきり感を出せます。文字のサイズで大きさを微調整してみましょう。文字の倍率や文字間隔は、「フォント」画面の「詳細設定」タブで設定します。

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↑文字を選択し、「ホーム」タブの「フォント」ボタンをクリックします

 

「フォント」画面が表示されます。

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↑ 「詳細設定」タブをクリックし、文字の倍率を変える場合は、「倍率」欄で倍率を入力します。文字間隔を変える場合は、「文字間隔」欄で「狭い」を選択し、「間隔」欄で文字間隔を指定します

 

3.文字に影を付ける

文字にシンプルな影を付けると、立体的な印象で見出しが引き立ってきます。

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↑上は文字に影がない、下は影付きです

 

影を付けるには、「文字の効果」ボタンから影のスタイルを選択します。

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↑文字を選択し、「ホーム」タブ → 「文字の効果」ボタン → 「影」をクリックし、影のスタイルを選択します

 

文字を美しく見せるテクニック、いかがでしたでしょうか? 特に文字の間隔を狭め、シンプルな影を付けると、視認性が高くなります。手間をいとわず試してみましょう。