エンタメ
2017/6/25 17:18

錦織圭選手の周囲と恋人・観月あこの不和説を少女漫画マイスターが考察してみた

覗けば深い女のトンネルとは? 第29回「彼氏がいちばん! だけでは敵が増える?」

 

「子どもの頃は、世界は自分のために回ってると思ってた」なんて比喩があります。大人になれば「そんなわけないじゃん」ってことはわかりますけど、理解してるかどうかは別なような気もします。

 

恋愛モノの少女マンガではたいてい、主人公は大きく痛い目に遭いません。大変なことになるのは周りの脇役たちです。熱烈青春物語の『生徒諸君!』は主人公のナッキーが正義をふりかざして邁進する物語ですが、彼女が正義を論じられるのは、周りの人間たちに不幸がバカスカ起こるからです。お友達たちが平々凡々としていたら、ナッキーは単にセーラー服の襟が立ってるだけの大人しい女子だったかもしれません。

 

ことさら「女は」ってことじゃないと思うけど、男も女も、若いうちは自分中心の考え方です。他人が自分を認めないとイヤだし、自分と違う考え方を認めにくい。とにかく人に認められたいんです。承認欲求ってヤツですね。

 

さて話は変わりますが、嫁姑問題ってけっこう重大です。嫁姑問題もの専門の女性向けコミック雑誌なんてのがあるくらい。和久井も結婚していた当時、お姑さんのことは好きではありませんでした。でもその理由を考えてみると「自分のことを認めてくれなかったから」のような気がします。だからといって別になんにもしてないんですよ、あまり気も使わなかった。なのに夫が私を好きなように、姑にも「いい嫁だ」と手放しで思って欲しかったんだと思います。

 

だけど向こうからしたら、手塩にかけて育ててきた息子にくっついてきた虫みたいなもんですよね。そうとう気立てがよくて控えめで、気が利いて姑を立てるとか夫を褒めるとかしない限り、評価されることはなかったような気がします。つまり、完全に自分は脇役にならなければいけなかったんですね。当時はそれがわかってなかった。相手の家に行っても自分の価値観のまま、自分が主人公になりたかったんです。もちろん、手放しで嫁をかわいがってくれるお姑さんもたくさんいるとは思いますが。

 

またまた話は変わりますが、錦織圭選手が、ウィンブルドンの前哨戦で怪我のためリタイアしてしまいましたね。もともと怪我の多い選手ではあるけど、ちょっと気になるのが2年ほど前から錦織圭選手と付き合ってるという観月あこさん。周囲とうまくいってないという話を雑誌やWEBニュースで目にします。今年のフレンチ・オープンでは彼女がファミリー席から追い出されたというニュースもありました。ニュースを読んでいる時点では、経歴が派手だから特にバッシングされてるのかなーくらいに思ってました。

 

テニス誌のライターをしている人から聞いたのですが、彼女が嫌われている理由のひとつが「大会中に錦織選手と一緒の部屋に泊まる」だそうです。うわっ、なんかすごく生々しい話を聞いてしまった。大会中は恋人同士であっても別の部屋に泊まるなんてことは、トップアスリート界では常識だそうです。

 

今回は臀部だそうだけど、もし今後試合中に腰でも痛めてリタイアなんてことになったら「昨日はお盛んだったのかしら」なんて思ってしまいそう……。なにもないのかもしれないですよ、でも誰もそんなこと証明できないですよね。だからなるべく疑わしいことは排除したい。なのに彼女は周囲が止めても「だって圭くんがいいって言ったから」といって聞かないのだとか。

 

錦織選手本人がOKならいいじゃない、という彼女の気持ちもわかります。たいていの女子は「ほかのなにより彼氏がいちばん!」という考えになっちゃうものだし。

 

だけどスポーツ選手って日々厳しいトレーニングに励み、体調管理にもすごく気を遣っています。タバコはもちろん、むやみにお酒も飲んじゃいけないんだとか。トップ選手ってとってもとってもストイックな生活をしてるんですね。

 

それに引き替え、彼女の言動は欲望ファーストのように映っても仕方ないかもしれません。錦織選手の調子がいいときはまだいいのですが、怪我をしたり、ランキングが落ちたりしたら、彼女のせいにされてしまう可能性も多分にあります。「選手=ストイック」に対し「彼女=欲望」という構図は「つり合わない」と言われても仕方がないような……。

 

錦織選手の世界ランキングは現在9位。ランキングが落ちれば、コーチを務めるマイケル・チャンやトレーナーほかスタッフは、クビになるかもしれない。そうならないにしても、受け取れるフィーは少なくなるかもしれない。

 

錦織選手が生み出すスポーツの感動や経済効果の恩恵を受けている人たちって何人いるんだろう。それを全部敵に回すって、嫁姑どころじゃないです。大物と付き合うと、同じことをやってもコトの大きさが違うんだ! その上、女は女に対して辛辣なので、女の趣味が悪い男のことも好きじゃないんです。ということを考えると、錦織くん……なんだかとても残念です。