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2017/4/11 20:00

マーベル史上最大のボリューム! ファン垂涎のグッズが200点並ぶ六本木ヒルズ「マーベル展」に行ってきた

『スパイダーマン』や『アイアンマン』、『アベンジャーズ』など、さまざまなヒーローを世に輩出してきたマーベル。現在、そのマーベルのすべてがわかる『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』が六本木ヒルズ展望台の東京シティビューで開催中だ。映画の撮影で使用された衣装や小道具、さらには日本初公開となる貴重な原画資料など約200点が並ぶファン垂涎のこのイベント。その様子を余すことなく紹介しよう!

 

オープニングセレモニーにメイプル超合金が登場!

イベントの開催に先駆け、前日の4月6日にはオープニングセレモニーを実施。特別ゲストしてコミック「アベンジャーズ」の元編集者トム・ブリーヴォート氏が来場し、マーベル・マニアとして知られるメイプル超合金のカズレーザーと相方の安藤なつも出席した。

↑オープニングセレモニーに出席した3人。巨大アイアンマンを見て、「今にも動き出しそう!」と驚きのコメント
↑オープニングセレモニーに出席した3人。巨大アイアンマンを見て、「今にも動き出しそう!」と驚きのコメント

 

カズレーザーと安藤は、それぞれアイアンマンとハルクを意識した衣装で登場。その姿をブリーヴォート氏が絶賛すると、すかさずカズレーザーから、「えーと、これは正式にキャラクターとして使ってもらえるということですね? となると、あとでギャラの話を……」とおどけたリアクションが飛んだ。

↑メインエントランスにある日本初公開となる5mのアイアンマン。日没から22時まで、30分置きに開催されるライトショーは撮影もOKだ!
↑メインエントランスにある日本初公開となる5mのアイアンマン。日没から22時まで、30分置きに開催されるライトショーは撮影もOKだ!

 

また、お気に入りのキャラクターを聞かれると、カズレーザーは「パニッシャーですね」と回答。「最強の力を持ってるわけではないんですが、ハートが強くて絶対に折れない。それにちょっとダークなところもいい」と、マニアならではの視点で熱く語った。一方、安藤は「ゴーストライダー。燃えるバイクに乗っているところがカッコよくて好き。憧れますね」と説明。そしてブリーヴォート氏はというと、「1人のキャラクターを選ぶのは難しい」と話しつつ、安藤に向かって「こんなに可愛いハルクがいるなら、私はプリティ・ハルクかな」と安藤をよろこばせるなど、終始笑いに包まれたイベントとなった。

 

約200点の実際の衣装・小道具を展示!

ここからは、いよいよ展示会の様子を紹介! 最初に登場するコーナーは《HISTORY》。マーベルの歴史は1939年に創刊された『マーベル・コミック』第一号がはじまりといわれている。その後、すぐに『キャプテン・アメリカ・コミックス』が誕生し、スーパーヒーロー・コミックス文化の新時代となった60年代からは、さらなる大躍進を遂げた。ここでは、そうしたマーベルの変遷を年表で紹介している。

↑《HISTORY》のコーナーには1939年に発行された『マーベル・コミック#1』も!
↑《HISTORY》のコーナーには1939年に発行された『マーベル・コミック#1』も!
↑アメコミ風のゲートが気分を盛り上げる!
↑アメコミ風のゲートが気分を盛り上げる!

 

そして、アメコミ風のゲートをくぐると《HERO》のエリアへ。ここではヒーローたちを、SFやファンタジーの要素を含んだ壮大な世界観の中で活躍する「コズミック&ミスティック」、地球を守るために世界中で戦う「グローバル」、街の住民たちを守る「ローカル」の3つのテーマにわけて解説。それぞれのヒーローの特徴や個性にスポットを当てつつ、映画で使用されたコスチュームや小道具なども公開している。

↑『アイアンマン』の損傷したアーマー(マーク42)。映画で観たあの傷が目の前に!
↑左:『アイアンマン』の損傷したアーマー(マーク42)。映画で観たあの傷が目の前に! 右:日本でもっとも有名なマーベル作品といえば、やはり『スパイダーマン』
↑パネルには知られざるヒーローたちの裏設定なども書かれている
↑パネルには知られざるヒーローたちの裏設定なども書かれている

 

日本人アーティストとのコラボ企画もあり!

後半は、コミックの世界を想像以上の映像で具現化した映画作品を紹介する《CINEMATIC UNIVERSE》のコーナーから。マーベル・スタジオの独立製作作品の第一作として2008年に公開された『アイアンマン』をはじめ、『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』といった個性あふれる作品群や、それぞれのヒーローたちを集結させたクロスオーバー作品『アベンジャーズ』(12年)など、世界中を熱狂させた過去10年間の作品の歴史を振り返ることができる。

↑《CINEMATIC UNIVERSE》では、作品に登場したヒーローたちのフィギュアも展示。写真は2012年公開の『アベンジャーズ』
↑《CINEMATIC UNIVERSE》では、作品に登場したヒーローたちのフィギュアも展示。写真は2012年公開の『アベンジャーズ』

 

つづく《ART》では、時代ごとにタッチや作風を変えてきたマーベル・コミックの進化や変容を紹介。マーベルでは現在、世界中で活躍する約3500人のフリーランス・アーティストと契約しているとのことで、ここでは各国のクリエイターたちとのコラボ作品などを展示している。

↑《CINEMATIC UNIVERSE》では、作品に登場したヒーローたちのフィギュアも展示。写真は2012年公開の『アベンジャーズ』
↑《CINEMATIC UNIVERSE》では、作品に登場したヒーローたちのフィギュアも展示。写真は2012年公開の『アベンジャーズ』

 

そして最後に登場するのが《CULTURE》。このコーナーでは、マーベルがいかに他分野にも影響を及ぼしたかを解説。なかでも、東映が1978年に製作した『スパイダーマン』に登場する『レオパルドン』の超合金の展示には、40代オーバーの人にはきっと懐かしく感じることだろう。

↑幼少期を思い出さずにはいられない『レオパルドン』の超合金。
↑幼少期を思い出さずにはいられない『レオパルドン』の超合金

 

また、会場では限定グッズを販売しているほか、本展に隣接するカフェではマーベルの世界観をイメージしたフード・ドリンクを味わうこともできる。5月12日からは新作映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が、さらに夏には『スパイダーマン:ホームカミング』の公開が決定しているマーベル作品。待ちきれない気持ちを満たすためにも、この展示会でマーベルの世界にどっぷり浸かってみてはいかがだろうか?

 

【イベント概要】

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「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」

●日時:4月7日(金)〜6月25日(日) ※無休

●場所:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

●時間:10:00〜22:00(最終入場21:30)

●入場料:一般 1800円、高校生・大学生 1200円、4歳〜中学生 600円、シニア(65歳以上)1,500円 ※展望台(屋上スカイデッキは別料金)、森美術館入館料を含む

© 2017 MARVEL

 

【URL】

マーベル展 公式HP http://www.tokyocityview.com/marvel-exhibition/