文房具
2015/11/11 21:14

創業300周年を迎える中川政七商店が、全国5か所を巡る工芸品の祭典「大日本市博覧会」を開催!

1716年創業の奈良の老舗雑貨ブランド「中川政七商店」が創業300周年を迎えるのを前に、三百周年記念記者会見を開催しました。会場では代表取締役社長の13代・中川 淳氏が登壇し、「日本の工芸を元気にする!」という目標に向けた今後の事業展開について説明。また、節目を迎えるにあたって制作した新ロゴマークと、ロゴマークの2頭の鹿を模した記念オブジェをおひろめしました。

 

01

↑クリエイティブディレクター・水野 学氏のデザインによる300周年記念ロゴ

 

02

↑奈良の伝統工芸の匠による「旧」の鹿(写真右)と、3Dプリンタなど最新のデジタル技術を駆使して作られた「新」の鹿(写真左/彫刻家の名和晃平氏がディレクターを勤める「SANDWICH」による制作。表 恒匡/SANDWICH)は、同社のコンセプトでもある「温故知新」の精神を象徴しているのだとか

 

 

 

ニッポンの伝統工芸が全国5か所に大集結!

03

より多くの方に工芸を身近に感じてほしい――そんな中川社長と同社の思いを実現するイベント「大日本市博覧会」が、2016年に開催決定! 2016年1月13日(水)~17日(日)に東京ミッドタウンで開催される「第一回 東京博覧会」を皮切りに、岩手(5月3日~5日/岩手公会堂)、長崎(9月22日~25日/旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂)、新潟(10月6日~9日/三条ものづくり学校)、奈良(11月1日~6日/奈良公園 浮雲園地)の5都市を巡回します。各会場では日本全国津々浦々の工芸品が一堂に会する工芸品マーケットや、工芸を身近に感じられる各種体験イベントも開催予定。工芸の“これまで”と“これから”を絵で学べる「工芸クロニクル屏風」(松岡正剛氏監修)も展示されます。

 

東京博覧会では、元サッカー日本代表・中田英寿氏らによるトークショーを開催予定。プラントハンター・西畠清順氏とコラボした工芸と植物の新ブランド「花園樹斎(かえんじゅさい)」の限定ショップも必見です!

 

 

 

懐かしの「モノポリー」に感涙! 300周年記念商品も続々登場!

記者会見では、創業300周年の記念商品も発表されました。そのなかから注目の商品をいくつかご紹介しましょう。

 

04

人気ボードゲーム「モノポリー」とのコラボ商品「日本工芸版モノポリー」は3000個限定で発売。糸井重里氏が会長を勤める日本モノポリー協会が監修したもので、日本各地の工芸をゲーム感覚で楽しめる仕様です。

(※工芸モノポリー協会監修中、デザインは変更の可能性があります)。

 

06

自身もカードゲームが大好きだという中川社長。

 

05

「通な方には、同社から発売されている郷土玩具フィギュアのカプセルトイ(写真)をコマ代わりに、ぜひ『モノポリー』を楽しんで欲しいですね(中川社長)」と語ってくれました。

 

07

100周年を迎える富山の鋳物メーカー「能作」と、創業200周年の新潟の鎚起銅器メーカー「玉川堂」とコラボした徳利とお猪口。3社の創業年を併せた600周年にちなみ、六角形のハニカム構造を採用しているそうです。

 

08

“100年後も残る新たな郷土玩具”をテーマにしたプロジェクト「新郷土玩具」がスタート。張子のおもちゃ「鹿コロコロ」(写真)など、ご当地ならではの名物土産を展開予定です。

 

ほかにも、麻素材のハンカチや、やわらかな履き心地の足袋、ピンバッジなどが登場予定。2016年も、中川政七商店から目が離せません!