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2019/12/6 18:30

世界最小の13インチコンバーチブルPCは“ネットクリエイター”にオススメ!? 「HP Spectre x360 13」

日本HPは、個人向けプレミアムPCのラインアップを拡充し、世界最小の13インチコンバーチブルPC「HP Spectre x360 13」、キーボード下部のタッチパッドとパームレストに木材を使用したコンバーチブルPC「HP ENVY x360 13 Wood Edition」「HP ENVY x360 15 Wood Edition」を発売しました。

↑バーニーズ ジャパン 取締役 クリエイティブディレクター 谷口勝彦氏(左)/ HP Inc.パーソナルシステムズ デザイン部門 グローバル責任者 ステイシー・ウルフ氏(右)

 

HP Spectre x360 13は、従来モデルより奥行きを約22.5mm削減し、13インチなのに11インチノートPCと同等の接地面積を実現した、世界最小のコンバーチブルPCです。小型ですがバッテリ駆動時間は最大約22時間と“体力自慢”のマシンです。

 

特に注目してほしいのは、シュッとした細いベゼルにチマッと備わった、2.2mmの小さなカメラ! ウルフ氏は「米粒ほどの大きさ」表現しておりましたが、その大きさには本っ当に驚きました! 今年1月に発売されたD社の某モバイルノートのカメラ(2.25mm)を超えた小ささ! ちなみに、顔認証もできます。

 

そんなHP Spectre x360 13ですが、個人的には、動画やイラストをネットに投稿している、創作活動を趣味や仕事にしている、若い世代の方にこそ、オススメしたいと思いました!

 

どんなところが創作活動にオススメなの?

同社によると、スマホネイティブ層といわれる22歳以下の「Z世代」でPCの利用が前年比45%増と、PCも息を吹き返しつつあるようで、PCの使い方としては、61%がYouTubeやVlogなどの動画作成、Instagramに投稿する写真のカラーグレーディングといった、「クリエーション」の分野で使われているそうです!

↑日本HP 専務執行委員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋俊一氏

 

そこで前述のとおり、ネット上で自分を自由に“発信”している、動画配信者さんや絵師さんなどの所謂「ネットクリエイター」の方にこそオススメしたいのですが、どんなところがオススメなのか? ご紹介いたします!

 

「ニコニコ生放送」など、ネットの顔出し生放送配信では、ごく稀に、同居している親族が乱入してきたり、Vtuberの顔バレだったり、他にも配信者が“映したくないもの”が映り込んでしまったりという“放送事故”が起きることもありますね。動画サイトで「親フラ」と検索してわかるように、そういう事故は半永久的にネットの世界に残ってしまいます。配信中に映り込んでしまうと、「ヤバい! 止めなきゃ!」と焦って、画面の中にあるマウスカーソルをワシャワシャと動かしてしまい咄嗟に配信を止められなくなることもあるかもしれません。

 

そんな時に、物理的にカメラのオンオフをコントロールできる「カメラキルスイッチ」をサッとオフにすれば、マウスカーソルを見失うこともなく、事故の被害を最小限に防ぐことができます。

↑日本HP パーソナルシステムズ事業統括 コンシューマー事業本部 沼田綾子氏

 

また、HP Spectre x360 13には、マイクミュートのキーも付いているので、こちらも慌てて画面上のミュートボタンを探す手間が省け、物理スイッチ一押しでミュートにできるので便利ですね。こちらは実況配信からDiscordのボイスチャットまで幅広く使えるので、同居親族による“恐怖の本名バレ”も防げるかもしれません。

 

続いて、絵師さんにオススメしたい、機能…ではないのですが、「アンチリフレクションディスプレイ」です。昨年は光沢のあるディスプレイを採用していましたが、光の反射が問題となっていました。しかし、通常の非光沢ディスプレイは、表面を荒くして反射光を分散させていますが、表面が荒くなっている分ペン先が摩耗しやすいというコンバーチブルならではの問題もありました。そこで今回は、極限まで反射を減らしてコントラストと透過率を高めて鮮やかな美しさが楽しめる、“光沢と非光沢のいいとこどり”アンチリフレクションディスプレイを採用しています! お絵描きソフトは「CLIP STUDIO PAINT(Ver.1.9.4)」が動作検証済です。

 

筆者は、趣味でお絵描きをするのですが、いつもMS Paintにマウス描きという貧弱装備なので、いつかはタブレットでサラサラ~ッと絵を描けるようになりたいなぁと思っています。。。

 

ちなみに、もうひとつ発表された新モデル、HP ENVY x360 13 Wood Edition、HP ENVY x360 15 Wood Editionは、タッチパッドやパームレスト部分に天然の木材(ウォルナット)を使用したコンバーチブルPCです。モバイルデバイスに天然木材が使われているなんて、その昔「TOUCH WOOD SH-08C」という、ボディに桧(ヒノキ)を使用した携帯電話があったのですが、それを思い出しました!

 

その他、HP ENVY x360 13は、“白”が特徴の、日本限定スペシャルエディション「セラミックホワイト」も発表・追加されました。

 

今回発表された、Spectre、ENVYともに、とてもおしゃれなデザインですね! 今回の発表会の会場(BARNEYS CAFE BY MI CAFETO銀座店)みたいな、スタイリッシュなカフェで開くと非常に“映(ば)える”と思います。Windowsも最近頓にクールで美しい外観のノートPCが増えましたよね。ちょっと前は小綺麗なカフェで開いているノートPCなんて、みんなMacBookでしたから。。。

 

HP Spectre x360 13(ベーシックモデル※)SPEC:●OS:Windows 10 Home (64bit) ●CPU:インテル Core i5-1035G4 プロセッサー ●ディスプレイ:13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080)アンチリフレクションコーティング仕様 ●メモリ:8GB オンボード ●ストレージ:256GB SSD(PCIe NVMe M.2) ●グラフィックス:インテル Iris Plus グラフィックス(プロセッサーに内蔵) ●インターフェイス:USB3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 ●サイズ:約307×194.5×16(最薄部)~18.5(最厚部)mm ●質量:約1.24kg ※他にベーシックプラスモデル、スタンダードモデル、パフォーマンスモデル、パフォーマンスプラスモデル、WWANモデルもあり

 

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