アップルがAIのトレーニングのために、最大級のフォトストックサービスのPhotobucketとの契約を目指していると、ロイター通信が報じています。
最近、アップルのAI開発について盛んに報じられており、例えば、今秋のリリースが期待されている「iOS 18」では、AIにより「Siri」などの機能が大幅に強化されると言われています。このAIモデルにはOpenAIやグーグル、中国の百度(バイドゥ)など他社製のものが採用されるとの見方も……。
ロイター通信によれば、アップルを含む複数のテクノロジー企業が、Photobucketの130億を超える膨大な画像ライブラリに関心を集めているとのこと。この画像を基にAIモデルをトレーニングすることで、テキストプロンプト(指示)に応答してコンテンツを作成できるAIなどが提供できるようになると言います。
アップルは2022年後半にOpenAIの「ChatGPT」がリリースされた直後、Shutterstockと数百万枚の画像のライセンスの取得について、2500万ドル〜5000万ドル(約38億円〜76億円※)で合意したと報じられています。これにPhotobucketの巨大なライブラリが加われば、アップルのAI開発がさらに加速することは間違いないでしょう。
※1ドル=約151.7円で換算(2024年4月10日現在)
今後、アップルが他社製のAIモデルを採用するのか、あるいは独自のAIモデルを開発するのか、注目が集まりそうです。