ふとした瞬間に襲ってくる、あの「イテテ……」という不快感。腰痛持ちのみなさんなら、このひと言だけで私の日常を想像し、そして共感いただけることだろう。
私は職業柄、デスクワークで長時間PCと睨み合う日もあれば、夜はメディア関係者との会食、週末は趣味のゴルフや、地元コミュニティファームでのタフな畑作業(草刈りなど)と、とにかく腰を酷使するライフスタイルを送っている。
朝、ベッドから起き上がるときの「よっこいしょ」はもはや日常の儀式。定期的にマッサージや整骨院に駆け込んでその場を凌ぐものの、数日後にはあのツラい重みがぶり返す……という終わりのない慢性化に頭を悩ませていた。
「痛みを誤魔化すだけの対処療法ではなく、根本から腰をどうにかしたい」
そんな切実な思いで私が手に取ったのが、あのSIXPADから登場した初の腰専用EMSトレーニング機器「SIXPAD Medical Core」(以下、Medical Core)。EMSの刺激で腰のインナーマッスルまでアプローチし、腰まわりの筋肉を鍛えることで、腰痛の根本解決を目指すガジェットだ。
果たして腰はどうにかなるのか、Medical Coreを1か月使ってみたのでその様子を追っていこう。
ジェルシート不要のEMS――腰痛持ちの物欲を誘う圧巻のスペック

かつてのEMSといえば「専用のジェルシートを貼る」のがお約束だった。シートが指にベタベタくっついたり、粘着力が落ちてパッドが剥がれてきたりするあのイライラ。あれが億劫で使わなくなった機器が、我が家のクローゼットの奥底にも眠っている。
しかし、Medical Coreは違う。独自開発の電極構造「アルトダイン」を搭載していて、ジェルシートが一切不要なのだ。発汗や肌の水分を通じて電気刺激を伝える構造なので、トレーニング開始5分前に装着していれば、サウナスーツのような生地が発汗を促してくれる。

本機には、腰まわりの筋肉をトレーニングする23分の「トレーニング・プログラム」(メーカーは1日1回を推奨)と、腰の状態を整える12分の「コンディショニング・プログラム」の2つが搭載されている。しかも、腹部と背部でそれぞれ独立して刺激レベルを変えられるため、自分に合わせたオーダーメイドのトレーニングが可能だ。

ただし、ひとつ注意点がある。本機は23分間のトレーニングモード中、想像以上に筋肉が「ビクン、ビクン」とダイナミックに躍動する。油断して装着したままたとえばオンライン会議に出席すると、その躍動感が表情に出てしまう(笑)。ビデオOFFの電話会議くらいなら問題ないが、ビジネスシーンでの“ながら使用”はシーンを選ぶ必要がありそうだ。
使用1週間:「これなら続く」という確信と、なんとなくのハリ緩和

使い始めてから1週間の結果は、拍子抜けするほどあっさりと日課になった。やはり「巻くだけ」という手軽さと、ジェルシートのストレスがないことが大きい。
この時点で、使う前に感じていた右腰のツラいハリが「なんとなく和らいできたかな?」という主観的な変化を感じ始めた。まだ「なんとなく」のレベルではあるが、朝のトレーニング後に「よし、今日も腰が軽いぞ」と思えるだけで、仕事に向かうモチベーションがまったく違ってくる。
何より、「これなら飽き性の私でも継続できる!」と確信できたことが、大きな収穫だった。
使用2週間:トレーニング効果で姿勢が変わった? 「足組み癖」からの突然の卒業

ある日、いつものように電車の席に座って移動しているとき、ふと違和感を覚えた。「あれ? いま足を組んでいないぞ」。
私は昔から「足組み癖」があり、座ると無意識に右足を左足の上に乗せていた。実はこれ、楽をしているのではなく、腹筋(特にインナーマッスル)が弱いために骨盤を自力で支えられず、足を組むことで無理やり体をロックして安定させようとする「代償動作」なのだという。
妻からは「あなたは腹筋を使うのが下手」と指摘されていたが、どうすれば上手になるのか皆目見当がつかなかった。

そんな私を、Medical Coreが覚醒させた。身体の深部にあるインナーマッスルまでEMSで効率的にアプローチしてくれるから、毎日「腹筋と背筋がしっかり刺激されている」という実感はあったのだが、まさにそのトレーニング効果が出始めたのだろう。
結果、足を組まなくても、背筋をスッと伸ばして座っているほうが圧倒的に楽になったのだ。これぞ、我が肉体に「天然のコルセット」が備わり始めた証拠である。
使用3週間:出張という名の過酷なミッション。守護神となった「12分」
3週間目、私は出張を控えていた。 大きなイベント会場を終日歩き回るという、腰痛持ちにとっては恐怖のハードワークだ。以前なら、翌日は腰が悲鳴をあげて使い物にならなくなるのが目に見えていた。


驚いたのは翌朝である。いつもなら鉛を仕込まれたようにツラい腰が、驚くほどスッキリしている。「疲労感」はあるが、あの嫌な「痛み」がない。
その効果に気をよくした私は、出張から戻った翌日、そのまま自分の畑へ直行。いつもなら翌日に響くのを恐れて躊躇するレベルの「タフな草刈り作業」を、見事にやってのけてしまったのである。
使用1か月:鍛えられた結果「10ヤードの悲劇」が起き、マッサージから卒業できた

そして、この1か月の集大成として、私は久々にゴルフのラウンドへ臨んだ。 前週の出張、畑での草刈り、そしてゴルフ。かつての私なら、完全に仕事に支障をきたすレベルの危険行為である。

インナーマッスルが鍛えられ、体幹の軸がカチリとはまったのだろう。スイング中、どんなに強く振っても軸がブレない。結果、放たれた白球は、これまで見たことのない放物線を描いてフェアウェイを突き抜けていった。
……と、ここまでは最高の美談なのだが、オチがある。急に10ヤードも飛距離が伸びたせいで、いつもの距離感が完全に狂ってしまったのだ。ショートホールでは、ことごとくグリーンをオーバー。結果、スコアカードには無残な数字が並ぶという制御不能の悲劇に見舞われたのだった。

そしてもうひとつ、大きな変化がある。 この1か月、私はあんなにひんぱんに通っていたマッサージや接骨院の施術台に、一度も上がっていない。週に1回数千円を支払っていた「現状維持の対処療法」から完全に卒業できたのだ。
ランニングコスト不要のMedical Coreを使って毎月のマッサージ代が浮いたとなれば、コストパフォーマンスの面でも完全に元が取れると確信した。
「痛みを誤魔化す」から「支えて鍛える」へ。Medical Coreが手放せない相棒に
約1か月間、Medical Coreと伴走して気づいたことがある。それは、腰のツラさに対して単なるマッサージで逃げることは、根本的な解決にはならないということだ。大切なのは、天然のコルセットである腰まわりの筋肉を、自ら鍛えること。

ツラい腰痛に怯え、やりたいことを制限していた日々はもう過去のこと。いまなら、草刈りも、ゴルフのフルスイングも、出張の長距離移動も、ドンと来いである。私の人生のパフォーマンスを底上げしてくれたこのベルトは、絶対に手放せない最高の相棒となった。
メディカルコア
| サイズ | S(63-71)/M(72-82)/L(83-103)/LL(104-120) |
| 推奨使用環境温度 | 20~35度 |
| セット内容 | 同梱品:メディカルコア本体1台 付属品:取扱説明書(保証書付き)1冊/コーション1枚 |
| 材質 | 表地(表):ポリエステル、ポリウレタン/(裏):スチレン-ブタジエンゴム 裏地:ポリエステル、ポリウレタン 電極部:ポリウレタン プレート樹脂:ナイロン樹脂 通電部:銅合金 センターパーツ:シリコーン樹脂 |
メディカルコア専用コントローラー
| 本体重量 | 約38g |
| サイズ | 約幅71奥行き×49高さ×21mm |
| 推奨使用環境温度 | 5~35度 |
| セット内容 | 同梱品:メディカルコア専用コントローラー1台/専用充電用USB ケーブル(Type-C)1本、付属品:取扱説明書(保証書付き)1冊/コーション1枚 |
| 材質 | 本体:ABS樹脂、EMS通電・固定部:銅合金 |