仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。
まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。
【機能別部門】「収納する」部門の部門賞と上位商品は?
ファイル類が多くノミネートしながらも、ペンケースが多く入賞。一方で、斬新な綴じ具を使った3位のナナメクリは、文房具のプロの間でも話題を呼びました。
■第1位
持ち運び時はコンパクトになり、省スペースで快適に使える
パイロット
オトバコ
2200円
一度にペン立て、ペントレイ、スマホスタンドとして使える。ペン立ては約2本、ペントレイには2〜3本の筆記具が入る。ペントレイの手前の空間には、使用中のペンを仮置きしたり付箋を貼ったりできる。
【コレではかどる!】
スマホスタンドとしても使いやすい
スマホの立て掛け面積が広く角度調整ができ、ウェブ会議中も活躍。PCの隣に置けばスマホの着信にもすぐ気が付く。作りがしっかりしているため、カバンに放り込んで持ち運びしやすい。
■第2位
取り出しやすさと分類しやすさを備えた、ポケット付きポーチ
ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付
968円
色とサイズが異なる2つの内ポケットを備えたマチ付きポーチ。文庫本サイズのノートが入る大きさで、かさばりがちなデジタル小物も収まる。中身がほど良く透けるメッシュ素材だ。
【コレではかどる!】
絶妙な色味で視認性がアップ!
内ポケットの色味がポーチ本体の色味よりも濃いため、外から見たときにポケットの位置をすぐ確認できる。内ポケットの開口部は、ポケットの奥に入った小物にも指が届くよう斜めになっている。
■第3位
ホッチキス留め書類の閲覧しやすさを、ファイルでも可能に
キングジム
ナナメクリ
330円(ホルダー5Pアソート)、418円(ファイル)
ホッチキス留めした資料のように、書類を斜めにめくりながら閲覧できるファイル。書類を角にあるストッパーに挿し込んで固定するタイプと、クリップで固定するタイプの2種類展開だ。
【コレではかどる!】
書類の閲覧と編集がラクになる
ホッチキスで留めた資料のような高い閲覧性を備えつつ、後から簡単にページの入れ替え・追加ができ、バラしてコピーも取りやすい。書類を捨てるときに、ホッチキスを外す手間がないのも魅力。
■第4位
部屋が2つに分かれているから、中身が埋もれにくい
キングジム
チアーズ ツインペンケース
1375円
中身を分類しやすい2部屋構造のペンケース。部屋ごとに開口部の形が異なり、小物を入れやすいファスナータイプと、ペンを出し入れしやすいオープンタイプがある。ポップなカラーリングも人気。
■第5位
書類を隠さず掲示できて、水濡れや汚れも防止
LIHIT LAB.
マグネットフレーム
275円
A4サイズの書類や写真を、スチール面などに掲示できるフレーム。3辺にマグネットを搭載し、開いている辺から書類を入れられる。掲示物の文字が隠れず、水や汚れからも中身を保護できる。
※価格はすべて消費税込み。
「文房具総選挙2022」結果発表まとめ
最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門・100もの商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具?
大賞に輝いた文房具は、今回新設された部門から輩出された。
【トレンド部門】
・在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門
在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出した。 15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・キッズの学習がはかどる文房具 部門
子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めている。15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・SDGs文房具 部門
文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てた。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?【機能別部門】
・書く 部門
「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもある。16商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・記録する 部門
最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・収納する 部門
例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・切る・貼る・綴じる 部門
開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出された。10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?・印をつける・捺す 部門
ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん付箋やタグにも良品が揃った。その第1位と上位入賞商品は?今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?