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2018/1/8 11:00

メンタリストDaiGoに学ぶ「心理的片づけ術」で、今年は一気に飛躍するぞー!

ビジネスパーソンが「探し物」に費やす時間は、年間で平均150時間だそうだ。この探し物をしている時間こそ、人生における無駄な時間の最たるものだと思う。

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整理整頓があまり得意でない私は、これまでに数々の収納本を読み、何度も片づけに着手してきた。おかげで、インテリア的にも見栄え良く、スッキリ片づいた場所が家の中に存在する。もちろん、そうでない場所の方が多いのだが。

 

しかしながら、なかなか改善されないのが、「探し物」なのだ。確かあの場所にしまったはず、ここに片づけたはずなのに……と探しまわること数知れず。ああ、こうして今日もまた”物を探す”という非生産的な行為に大切な時間を奪われてしまったと後悔しきりなのである。

 

今年こそ、探し物という無駄な時間をなくしたい。

 

そこで、メンタリストとして確固たる地位を築き上げたDaiGo氏の『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』(学研プラス・刊)を手引きに、人生を最大化する片づけ術をマスターしたいと決意した。

 

 

その片づけに、目的はありますか?

部屋が汚いと、心もスッキリしない。とにかく、物で溢れている状態を何とかしたい。そんな想いで掃除や片づけをする人が大半だろう。だが、DaiGo氏はこう述べる。

 

迷う時間、モノを探す時間、管理する時間を減らして、そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにする。これが片づけの本当の目的なのです。

(『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』より引用)

 

たとえば、洋服が多すぎてクローゼットがいっぱいだと、衣替えにかかる時間、洗濯をして乾かし、たたんで収納する時間、場合によってはクリーニングに出して受け取りに行く時間や手間は計り知れない。これら衣類の管理にかかる膨大な時間を、自分を成長させるため、そしてお金を稼ぐために使ったら、どれだけの価値が生み出せるか?というのが、DaiGo氏の考え方なのだ。

 

部屋が綺麗に片づいたように見えても、自由な時間が増えなかったり、整った状態を維持するために時間や労力をかけ続けなくてはいけなかったりするならば、意味がない。まずは、片づけの目的を再確認してみよう。

 

 

「モノを捨てられない人」の対処法

片づけ=断捨離と認識している人は多いだろう。モノを捨てるのには勇気が要る。「いつか使うかもしれない」などと迷いが生じると、なかなか捨てられないものだ。そんなときは、DaiGo氏が提唱する下記の質問を自分自身にしてみよう。

 

・「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」(買い直し思考)

捨てようか否か迷う場合は、保有効果や損失回避の思考が働いてしまい、どうしても捨てる決断がしにくい。そこで、「もう捨ててしまった」と仮定してみる。確実にもう一度買い直すと断言できるモノこそ、本当に自分にとって必要なモノであり、それ以外は処分しても問題ないということである。

 

・「誰かが買ってくれるとしたら売るか?」(ネットオークション思考)

ちょっと捨てにくい、捨てるのは惜しいと思うモノは、もしも買ってくれる人がいるとしたら売るかどうかで考えてみる。「売ってもいい」と判断したのなら、イコール不要品。実際にネットオークションなどで売ってしまおう。こうしてモノを取捨選択していくと、お金を積まれても手放したくない、お気に入りのモノだけに囲まれて生活できるので、より高い幸福感も味わえる。

 

・「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」(大富豪思考)

何か欲しいモノができたときは、こう自分に問うてみよう。お金が無限にあっても買うか否かを問いただすことで、中途半端なモノは買わず、自分にとって一番良いモノかどうかが見極められる。衝動的に安いモノを買う「とりあえず」買いが防げるので、身の回りがモノであふれる環境を回避できる。

 

 

二度と片づけなくてもいい部屋を作ろう

既述したように、部屋を片づけて整理整頓された空間が手に入ったとしても、その状態を保つために定期的に大掃除をしなくてはいけないのでは意味が無いとDaiGo氏。そのためには、二度と片づけなくてもいい環境を作ることが重要である。

 

たとえば、1つ新しいモノを手に入れたら、入れ替わりに2つのモノを処分する「1イン2アウト」の方法は、片づけ下手でも取り入れやすい。今自分が持っているモノを2つ手放すほど欲しいのか、そこまで手に入れたいモノかどうかを吟味できる点もメリットだ。

 

5秒以内で元の場所に戻せるように配置する「5秒ルール」も効果的。5秒で元に戻すためには、モノの置き場所を完全に決めておく必要がある。一目で置き場所がわかり、出し入れしやすい収納を心がけるようになるので、探し物の時間も激減し、すぐに欲しい物が手に入るのでストレスもなくなる。

 

ほかにも、仕事や勉強がはかどるデスクの整理法や二度と散らからないためのモノを買い替えるコツなど、『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』には、これまでの整理収納本とはまったく違った切り口の片づけ術が満載だ。片づけをすることで、毎日の無駄な時間を減らし、自分を成長させるための時間に充てられる。2018年はDaiGo式片づけ術で、仕事もプライベートも一気に飛躍しよう!

 

 

【著書紹介】

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人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

著者:メンタリストDaiGo
出版社:学研プラス

「収納は使うな!」一度試しただけで、劇的にモノが減っていく!部屋、カバン、デスク、時間、人間関係…。人生すべてをスリム化する、頭脳環境ダイエット。テレビでおなじみ、メンタリストDaiGoがあなたに贈る、片づけで人生を切り拓くためのヒント。

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