掃除嫌いがダイソン「PencilVac」を使ってみたら掃除が楽しくなった6つの理由

ink_pen 2026/5/11
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掃除嫌いがダイソン「PencilVac」を使ってみたら掃除が楽しくなった6つの理由
近藤 克己
こんどうかつみ
近藤 克己

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。主に生活家電を中心に執筆活動する家電&デジタルライター。レビューや検証記事では、オジさん目線を大切にしている。得意分野は家電流通・家電量販店。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画、歴史、猫。

某有名人がYouTubeチャンネルで絶賛したり、家電芸人がテレビ番組で紹介したことで再度注目を集めたダイソンのスティッククリーナー「Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)」(以下、PencilVac)。何がそれほど人を惹きつけるのでしょうか。発売はちょうど1年前になりますが、今更ながら試してみました。

↑ダイソンのスティッククリーナー「Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)」

ダイソン

「Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)」

公式オンラインストア価格:8万4920円(税込)

スリムでスタイリッシュだけど掃除性能が高い

ダイソンと言えば、日本中、いや、世界中にサイクロン掃除機旋風を巻き起こし、あれよあれよと言う間に紙パック式からサイクロン式へと掃除機市場を変えていった立役者でございます。そんなダイソンが1年前にPencilVacを発表したときは、「あれ?サイクロンじゃないんだ。ゴミを溜めるクリアビンちっさ!」とちょっとネガティブな印象を持っていました。

↑本体は鉛筆のように細く、サイクロン方式ではなく「リニアダストセパレーションシステム」によりゴミと空気を分離して吸引力を維持する仕組み

PencilVacは、その名の通り、スティック部分が鉛筆のように細いことが最大の特長ですが、2つの円錐形のブラシが逆方向に回転し、“ちょっと浮かぶような操作感”を味わえるのも大きな特長になっています。

↑2本の円錐形のブラシが逆方向に回転することで浮遊感を感じ、軽い力で360度全方向に動かすことができる

実は、5年ほど前に同様の仕組みは既に導入していました。2021年4月に発売した「Dyson Omni-glide」では、円筒形の2つのローラーブラシが逆方向に回転し、同様に浮かぶような操作感を味わえたのですが、本体部分はサイクロン方式を採用していたので、ちょっと大きめ、無骨なイメージもありました。まあ、ダイソンらしいと言えばダイソンらしいデザインではありましたけど。

↑2021年に発売された「Dyson Omni-glide」で初めて2本のローラーブラシを採用。当時はサイクロン式を採用していたため本体がちょっとゴツイ

それが、PencilVacは、サイクロン式でなくなったことで本体がほっそりスタイリッシュに。まるでほうきの柄のようです。これにより威圧感がなく、リビングの隅に置いても違和感がありません。ゴミが気になったら、さっと取り出してすぐに掃除できていい感じ。

でも、こんなに細くて吸引力は大丈夫なの?と不安になりますが、搭載しているモーターはダイソン史上最小ながら毎分最大14万回転と、サイクロン式の「V12」を上回っています。ただ、モーターの回転数だけが掃除能力を決めるものではありません。ということで、実際に掃除してみました。

掃除が楽しくなる理由その1:
浮遊感を味わえて360度自由に動かせる

まずは、その操作感。先述しましたが、ちょっとした浮遊感と、ヘッドのジョイント部分の柔らかさも相まって、前後左右にくるくると自由自在に動かせます。一般的な掃除機は前後運動によって床をきれいにしていきますが、PencilVacは持った瞬間に掃除機の固定概念が消え去り、床拭きシート用スティックのように、くるくる動かしながら掃除していきます。ヘッドの向きを変えるときに手首の負担が少なく、思い通りの軌道を走らせることができるのです。これが楽しい。

↑ほうきのように軽い力で全方向に動かせるので、階段のような狭い場所の掃除もラク

掃除が楽しくなる理由その2:
浮き上がるホコリをどこまでも追いかける

さらに掃除気分をアゲてくれるのが、2つのグリーンLEDの存在。ダイソンでは以前からLEDライトを採用しており、他社製品でも採用するモデルが増えていますが、これがホントに楽しい。暗い場所を照らすだけでなく、LEDによって目に見えない小さなホコリもくっきりと浮かび上がってくるのです。見えるぞ、私にもホコリが見える。浮かび上がったホコリを吸引、すると、さらに前方にホコリ発見、また吸引の繰り返し。

↑全方向に動かせるため、前後にグリーンのLEDを搭載
↑グリーンLEDが目に見えないホコリをくっきり浮かび上がらせる。頻繁に掃除しているのにもかかわらず意外にホコリはあちこちにたくさん積もっており、それがどんどん吸引されてきれいになっていくのは気持ちよい

基本的に掃除が嫌いなのですが、PencilVacは決められた道を進む必要がなく、「お、こっちにホコリがあるぞ。あ、こっちにも」と本能のままに動かせる楽しさで、ついつい時間を忘れて掃除に熱中してしまい、気がつけば部屋中を掃除している始末です。

↑重曹を撒いてみた。1回の掃除ではすべては吸い取れないものの、数回往復するときれいに吸い取ることができた。Fluffyconesクリーナーヘッドが床をこすりながらゴミを吸い取っていくので、細かい粉もすっかり拭い去っていく

掃除が楽しくなる理由その3:
キワキワのホコリも一網打尽

一般的な掃除機の場合、ヘッドの両サイドはカバーがかけられており、カバーに溝を作って側面からも吸引する仕組みですが、PencilVacのヘッド両側にはカバーがなく、ブラシの側面が張り出して壁に密着し、壁のキワキワまで掃除できる仕組み。壁際のホコリを吸引すると同時に、壁際の床と壁の立ち上がり部分を拭き掃除感覚でこすって進んでいきます。壁際にガッツンガッツン当たらずにスイーっとキワのホコリを吸い取れるのが楽しいのです。

↑側面にカバーがなく、少しブラシが飛び出ているので、壁際のホコリもしっかり吸い取ることができる

掃除が楽しくなる理由その4:
長い髪の毛も絡まずブラシはほぼノーメンテ

PencilVacのブラシは円錐形をしていますが、それは巻き取った長い髪の毛を径の細い方に動かし、毛絡みを解消しながら吸引するため。実際、長い毛も短い毛も、一切、絡みません。ブラシに絡んだ髪の毛をハサミでチョキチョキする煩わしさから解放されるのは、すごくいい。

↑太さの異なる裁縫用の糸を吸い取ってみる
↑吸い取った糸はブラシに絡まず、すべて吸い取られていた

掃除が楽しくなる理由その5:
コーナーが掃除できないけど隙間は得意

ただ、弱点もあります。ブラシが円錐形をしているため、コーナーに隙間が生まれて、どうやってもゴミが取れないのです。そんなときに活躍するのが、付属のブラシ付き隙間ノズル。そのまま隙間ノズルでコーナーのゴミを吸い取ってもよいのですが、スライドしてブラシを使うことで、またひとつの楽しい体験ができます。

↑ブラシが円錐形をしているため、コーナーはどうやっても掃除できない
↑コーナーや隙間などは付属の隙間ノズル(左)を使う。ノズルは、ソファやラグに使う毛がらみ防止スクリューツール(右)とともに充電スタンドにセットできる

一般的に、掃除機に付属するブラシツールはガッチガチに毛が硬くて密集しているため、こそぎ取ったホコリがブラシにくっつき、掃除機に吸引されないことが多い。ブラシツールにくっついたホコリが取れなくてイライラした経験ありますよね?

しかし、PencilVacに付属するブラシは柔らかくスベスベした素材でできているので、壁の隙間に入り込んでホコリを掻き出し、ブラシに絡まることなく掃除機に吸引されます。これがとても気持ちいい。

↑ブラシが柔らかいので、床と壁の隙間に入り込んで溜まったホコリを掻き出すことができる。ブラシの素材はツルツルしているのでホコリが絡まないのがいい

掃除が楽しくなる理由その6:
掃除結果が目に見えてゴミ捨てがシャコシャコ楽しい

賛否両論あるかもしれませんが、個人的には吸い取ったゴミが見えるのが楽しい。吸い取ったゴミはクリアビンにまっすぐせり上がってきて、手元にどんどん溜まっていきます。それを見て、いっぱい掃除をした!という充実感に浸れるのです。

↑びっくりするくらいゴミが溜まっていくのが見える。頻繁に掃除しているのに……

そして、溜まったゴミはヘッドを外してクリアビンを3回ほど上下にスライドさせると、スポッと落ちていきます。ここで秀逸なのが、クリアビンの先には蓋が内蔵されており、ヘッドを外したときには中のゴミが落ちないようになっていること。さらに、ゴミは圧縮されているので、バラバラと落ちてきません。クリアビンをスライドさせることで中の蓋が開き、圧縮されて固まったゴミがポロっと落ちていくのです。クリアビンの蓋を開けたらゴミがサバーっと散らばるということがなく、清潔に、確実にゴミ捨てが完了します。

↑ヘッドを外し、クリアビンをシャコシャコ数回スライドさせると、溜まったゴミがポロっと落ちる。ゴミが飛び散らないのがいい

なお、クリアビン、ヘッドの回転ブラシおよびプラスチックケースは分解でき、水洗いができます。小麦粉を吸い取ったり、汚れてしまったりしたときのメンテナンスも簡単です。

↑クリアビン、回転ブラシ、カバーは取り外して水洗い可能

先述しましたが、私は掃除が嫌いです。部屋に散らばるホコリや毛髪の存在は気にはなっていたのですが、今までは見て見ぬふりをしていました。しかし、PencilVacはスタンドからの脱着が簡単なこともあって、ゴミが気になったらすぐに取り出してそこだけ掃除ということが気軽にでき、さらに、気になったゴミを吸い取っているうちにどんどん掃除範囲を広げて結局は部屋中を掃除してしまう罠に、まんまとハマってしまいました。

結論。PencilVacは掃除嫌いを掃除好きに変える魔法のツールなのです。

↑モード(エコ/中/強)別に使用時間とバッテリー残量が表示される
↑地味に便利だったのが、スティックの先端が滑りにくい素材になっているので、壁に立てかけられること。掃除に邪魔なものを片付けるときに頻繁に利用した

Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)
最大運転時間:30分
充電時間:3.5時間
集じん容積:0.08L
サイズ/質量:W226×H38×D1160mm/1.8kg

ダイソン

Dyson PencilVac Fluffycones (SV50 FC)

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