Mpow Japanは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「X3 ANC」を、2020年夏に発売します。価格は1万978円。
この「X3 ANC」は、米国をはじめとする各国で「X3」として先行発売されたものに、日本のユーザー向けの改良を施したもの。日本法人Mpow Japanの第1号製品としてリリースされます。
「X3 ANC」は、コンパクトな本体に10mmのダイナミック型ドライバーを搭載。低音から高音まで伸びやかで聴き疲れのしない自然なサウンドを再生します。
アクティブノイズキャンセリング機能には、イヤホンの外側のマイクからノイズを拾って消音する「フィードフォワード式」を採用。また、しっかり耳にフィットしてノイズの侵入を防ぐため、ハードタイプとソフトタイプの2種類のイヤピースを各3サイズ同梱し、自分の耳に合わせて調整することが可能です。
イヤホンのハウジング部分にはタッチセンサーを備え、音楽の再生/一時停止、音量調整や着信の応答などの操作に加え、ノイズキャンセリング機能のオン/オフも切り替え可能。さらに、イヤホンはIPX4相当の防沫仕様となっており、濡れた手で操作することもできます。
BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。連続再生時間はイヤホンのみでANC ON時約6時間/ANC OFF時約7時間、充電ケース併用でANC ON時約18時間/ANC OFF時約20時間。充電ケースはUSC Type-C端子を採用しています。
コンパクトなケースに注目! ノイキャン初心者に最適
発売前の製品をお借りして試用させて頂いたところ、まず注目したのが充電ケースのコンパクトさ。完全ワイヤレスイヤホンは様々なメーカーから発売されていますが、かなり小さいほうに入るのではないでしょうか。これならシャツのポケットにも収まりそうです。イヤホンはAirPodsのように下にスティックが伸びるような形状で、装着性はまずまず。標準的なカナル型です。
装着してノイキャンのオン/オフを切り替えてみると、オンのときは周囲のブーンというような低周波が消え消音効果を感じられます。ただし、最近ではフィードフォワード/フィードバック方式のハイブリッドタイプが増えているのに対し、こちらはフィードフォワード方式のみなので、消音効果はそれほど強いほうではありません。それでも、約1万円という価格を考えれば、十分なノイキャン性能だと思います。
音についてはフラットで聴きやすいのですが、ノイキャンをオンにすると低音が増強され、押し出しの強いサウンドに変化します。屋外で使う分にはこちらの方が好ましいので、ノイキャンは常時オンでもいいでしょう。ただし、イヤホンの電源を入れると、デフォルトではノイキャンオフの状態になっているので、毎回R側のイヤホンを長押しして、ノイキャンオンにする必要があります。
約1万円のノイキャン機能付き完全ワイヤレスイヤホンということで、初めてノイキャンイヤホンを使う方や、ノイキャン無しのワイヤレスイヤホンからのステップアップにオススメのモデルと言えそうです。
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