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2021/8/18 15:56

LGが8K有機ELテレビ「OLED Z1」と液晶テレビ「NANO96」発表、HDMI 2.1対応で最新ゲーム機も楽しめる

↑OLED Z1

 

LGエレクトロニクス・ジャパンは8月18日、8K有機ELテレビ「OLED Z1」シリーズと、8K液晶テレビ「NANO96」シリーズを発表。8月下旬から発売します。ラインアップはOLED Z1が88V型と77V型をそろえ、NANO96は65V型と55V型をそろえています。予想実売価格はOLED Z1の88V型が390万円(税込)前後、77V型が280万円(税込)前後で、NANO96の65V型が39万円(税込)前後、55V型が32万円(税込)前後です。なお、OLED Z1は受注生産となります。

 

LGエレクトロニクス・ジャパンによると、在宅時間が増えた今、テレビは地上波放送を見るだけではなく、世界中のエンターテインメントと繋がることができるデバイスとして、新たな進化を遂げているとのこと。その中で、8K画質を家庭で楽しめるよう、幅広いサイズ展開で8Kテレビを用意したといいます。

 

全モデル共通で、2Kおよび4K解像度の映像を8Kの画質にアップスケーリング可能。さらに、AIが映像を解析し、あらゆるノイズを徹底的に除去することで、クリアかつ鮮明な映像を映し出すとしています。

 

 

また、8K専用のAI対応映像エンジン「α9 Gen4 AI Processor 8K」を搭載。視聴している映像のジャンルはもちろん、シーンごとに自動で認識し、それぞれのシーンに合う設定を自動で適用します。さらに、映像に写っている主要な物体を認識し、より立体的に見えるよう高精細化する「オブジェクト強調」機能も追加しており、リアルな質感を再現するとのこと。

 

↑α9 Gen4 AI Processor 8Kにより、映像から音質まで調整が可能に

 

↑映像内に写っている人や花を立体的に見えるよう処理するオブジェクト強調

 

このほか共通で、室内の明るさに合わせて「Dolby Vision」対応の映像を自動で最適化する「Dolby Vision IQ」や、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。

 

さらに、外部インターフェイスにHDMI 2.1を搭載し、eARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポートしています。これにより、2020年発売の最新ゲーム機でも、本来のスペックを余すことなく発揮可能です。

 

OLED Z1は、LGのプレミアムブランド「LG SIGNATURE」として展開。一つひとつの素子が個別に自発光することで本物の黒を再現できるとしています。また、デザインは、パネル部に極細のブラックベゼルを採用し、映像だけが浮いているような没入感を演出しているとのこと。

 

88V型モデルは高級感のあるシルバーのキャビネットスタンドを採用し、77V型モデルは付属の通常スタンドに加えて、壁にぴったり密着させて設置できる「ギャラリーデザイン」に対応しています。

 

一方のNANO96は、1nmの極小粒子を超精密に敷き詰めた独自のパネル「NanoCell Display」を採用。このパネルが、色ノイズの原因となる過剰な光波長を吸収するため、これまでノイズが多く発生していた、赤や緑の色の純度や濃さを向上させたとしています。これにより、色再現性に優れ、よりクリアで鮮明な表現が可能になったそうです。

↑NANO96