グルメ
2025/3/25 19:00

ちゃんとジャンクな味がする! 日清食品「完全メシ 汁なしカップヌードル」を試食

日清食品の「完全メシ」から新商品が登場。これに合わせて『日清食品「完全メシ」大試食会』が開催されました。

 

日清の完全メシは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素と、おいしさのバランスを追求したブランドです。たんぱく質、脂質、炭水化物のほか、ビタミンやミネラル、必須脂肪酸をバランスよく整えつつも、栄養素にありがちな苦みやエグみを抑えているのが特徴。発売から2年半で累計4000万食を突破し、人気を集めています。

↑完全メシは栄養とおいしさを追求した「最適化栄養食」とうたっています。

 

↑2025年度には100億円規模のブランドになるそうです。

 

3月24日には「完全メシ 汁なしカップヌードル」「完全メシ トムヤムライス」を発売。完全メシ 汁なしカップヌードルは、インスタントラーメンの代表ともいえる「カップヌードル」の味わいを、湯切りして作る “汁なし焼そば” で表現したといいます。

 

試食の場では、完全メシ 汁なしカップヌードルのほか、「冷凍 完全メシ DELI やわらかロースかつ丼」や「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」などが用意されました。

 

ジャンクさも楽しめる完全メシ 汁なしカップヌードル

完全メシ 汁なしカップヌードルは、ウェーブしたノンフライの麺に、しょうゆのコクと香りを引き立たせたソースが絡んだ一品。具材にはカップヌードルでおなじみの謎肉(味付豚ミンチ)、たまご、エビ、ネギが入っています。また、アクセントとしてメンマの風味を加えています。

↑完全メシ 汁なしカップヌードル。画像は試食会ではなく、編集部で撮影したものです。

 

食べてみると汁なし麺特有の、「油が絡んだ麺」が印象的です。また麺の食感はもちもちで、味は塩味やうまみをしっかりと感じられます。栄養素を加えたことによって変わった味がする、なんてことはなく、ちゃんとカップヌードルを汁なしにした味で、ジャンクフードを食べている感覚もあります。

↑お湯を入れて5分待ち、お湯を捨てて付属のオイルと粉末を混ぜてできあがり。

 

↑油が絡むので麺の見た目はツヤツヤ。

 

日清食品によると麺は三層構造になっており、たんぱく質や食物繊維、カルシウムなどを含んだ麺を、小麦の麺で挟むことで栄養素が逃げるのを防ぐとともに、エグみや苦みを感じにくくしているそうです。また、ソースはジャンクさを表現するためにいろいろと研究を重ねたとしています。

 

謎肉やエビもカップヌードルと同じ味わい。こうした具材もフレーバーなどを工夫しているとのことです。

 

ロースかつ丼もカレーも食事として楽しめるおいしさ

続いて試食したのは、冷凍 完全メシ DELI やわらかロースかつ丼。冷凍 完全メシ DELIのなかでは最も人気がある商品です。

↑冷凍 完全メシ DELI やわらかロースかつ丼。

 

ロースかつは肉をしっかり噛んでいる感じがやや薄いものの、柔らかさがあって口当たりがいいです。揚げ衣にしょうゆの風味と甘味がちゃんと付いているため、ごはんもしっかり進むでしょう。ごはん自体にもかつを煮込んだタレが染みています。それでいてべちゃべちゃになることはなく、粒たちのよさを楽しめます。

↑試食はこの量。想像にはなってしまいますが、味わいからすると一食分は食べ応えがありそうです。

 

もうひとつ試食したのは、完全メシのシリーズで最も売れている完全メシ カレーメシ 欧風カレーです。食べ始めは少し甘めのカレーといった印象ですが、食べ進めるとやや強めな辛味を感じました。特にスプーンで大きめの一口を食べると甘さよりも辛さが引き立ちます。スパイスの風味もあり、香りと味の両方を楽しめるでしょう。

↑完全メシ カレーメシ 欧風カレー。

 

↑ほんの少量を食べると甘みを感じ、やや大きく一口食べると辛さを感じました。

 

またカレーとごはんが混ざっているにも関わらず、お米がべちゃっとなることなく、一粒一粒を噛むことができます。

 

どちらの商品もおいしさが十分にあるため、食事として楽しめそうです。

 

完全メシは多面的な展開を検討

日清食品は完全メシについて、「多面的な展開が可能」としています。これまで販売してきたパッケージ商品に加え、お弁当やお惣菜としての販売、さらには企業の社員食堂や自販機の導入、医療現場への提供、スマートシティや海外への展開も考えているそうです。

↑今後への期待が感じられる多面的な展開。

 

すでにファミリーレストランや宅配ピザチェーンとのコラボも進行中。近いうちに、おいしいうえに栄養のバランスも整っている外食を楽しめるようになりそうです。栄養食というとどうしても「味はおざなりなのでは」と思ってしまいがちですが、店頭の商品や外食など、好きな場で試しに食べてみて、味を確かめてみるといいかもしれません。