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2016/8/16 6:00

【月額410円】楽天の雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」は独自の「記事まとめ」機能で差別化

先日発表されたAmazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」に続き、楽天からも雑誌の読み放題サービス「楽天マガジン」が登場しました。NTTドコモによる「dマガジン」を筆頭に、雑誌や書籍をスマホやタブレットなどを読み放題で楽しめるサービスが増えているなか、楽天マガジンはどのように差別化を図っているのでしょうか。

 

低価格と「記事まとめ」サービスが特徴

楽天マガジンがほかの雑誌読み放題サービスに比べて優位な点は、まず価格が安いこと。月額410円(税込)と、主要な読み放題サービスとしては最安値となっています(dマガジンが432円、Kindle Unlimitedが980円)。年額プランなら年額3888円と、月々の利用料金がさらに安くなるのが驚きです。もちろん、初回の申し込みから31日間は無料で試すことができます。

 

次に特徴的なのは、「記事まとめ」サービス。楽天の担当者が雑誌を読み込み、多くの人にオススメしたい記事を雑誌の枠を超えて横断的に紹介するサービスです。これにより、雑誌を丸々1冊を読まなくても、人気の記事やコラムなどを手軽に読むことが可能に。dマガジンにも記事単位で人気ランキングを紹介する機能がありますが、楽天マガジンは単に利用者の人気が高い記事というのではなく、担当者が独自の基準で選んだ面白い記事を発掘して紹介してくれるという点が異なります。いわばキュレーションサイト的な役割をするもので、これまで読んだことのない雑誌や、普段は読まないような記事に出会える可能性を広げてくれます。

↑「記事まとめ」の画面。上下で異なる雑誌の記事が取り上げられています

 

楽天マガジンが取り扱っている雑誌は約200冊。最新号は発売日と同時に読むことが可能で、雑誌によっては数号分のバックナンバーも読むことができます。現在は始まったばかりのため最新号のみの掲載となっており、さかのぼってバックナンバーを読むことは出来ませんが、今後はバックナンバーが蓄積されていくそうです。ただし、一部の雑誌では抜粋されたページのみ読むことが可能で、必ずしもすべてのページが読めるとは限らないとのこと。

↑ゲットナビの最新号も
↑ゲットナビの最新号も

 

↑マイページでお気に入りのジャンルを設定しておけば、最新号以外のカテゴリーで、お気に入りのジャンル以外の雑誌が表示されなくなる。検索性がぐっとあがる。
↑マイページでお気に入りのジャンルを設定しておけば、検索性を上げられます

 

端末は最大5台まで登録可能なので、個人はもちろん家族で使うこともできます。また、すべてのページを一気にダウンロードするのではなく、ページ単位で読み込んでいくので、すぐに読み始めることができるのも利点。逆に、ページをめくる毎に読み込まなければならないので、パラパラと流し読みするようなスタイルだとちょっとストレスを感じるかもしれません。目次からページを指定できるので、読みたいところだけを表示するようにすると、ダウンロードする時間もデータ容量も抑えることができます。

画面下にページのサムネイルが表示される。左右のフリックでスクロールして、観たいページをタップすると、即座にページがダウンロードされます
↑画面下にページのサムネイルを表示

 

小島瑠璃子さんの理想の1日の過ごし方とは?

発表会には、タレントの小島瑠璃子さんが浴衣姿で登場し、楽天マガジン掲載誌から選んだ「今年の夏にやってみたい1日の過ごし方」を発表してくれました。

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小島さんの理想の過ごし方は、「朝はサイクリング、昼はドイツビールフェス、夕方は浴衣で銀座スイーツめぐり、夜は妖怪に逢う」という感じ。ちなみに、妖怪というのは、江戸東京博物館で開催中の妖怪展のことだそうです。

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「記事まとめ」という、ほかにはないサービスを武器に読み放題市場に参入してきた楽天マガジン。今年はいよいよ本当の意味で“電子書籍元年”になるかもしれません。