新品・未開封の初代iPhone、落札予想価格は約650万円! 新記録を達成かも

ink_pen 2023/2/6
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新品・未開封の初代iPhone、落札予想価格は約650万円! 新記録を達成かも
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

未開封の初代iPhoneがオークションに出品され、なんと5万ドル(約650万円)以上で落札されると予想されています。

↑初代iPhone

 

この初代iPhoneは、2007年に発売されたもの。3.5インチの画面と200万画素のカメラ、8GBのストレージを搭載し、当時は599ドルで販売されていました。出品したカレン・グリーン氏によれば、管理職に就いたお祝いで友人達からプレゼントされたそうです。

 

しかし、グリーン氏はすでに携帯電話の回線を3つ契約しており、それは当時のiPhoneでは使えなかったとのこと。そのため未開封のまま棚に置いておき、念のためフェルトのパジャマで包んでおきました。

 

その後グリーン氏はeBayに未開封の初代iPhoneが1万ドルで出品されていると聞いたり、2019年にはテレビ番組に出演して専門家に鑑定してもらったり(推定額5000ドル)と、何度か売却を考えていたと語っています。が、それでも数年間は持ち続けていました。

 

そして昨年10月、グリーン氏は工場で封印された初代iPhoneが約4万ドルで落札されたと知ったとのこと。当時、彼女はタトゥースタジオを開業したばかりで、資金が必要でした。

 

そこでグリーン氏は、オークションハウス(上記のオークションも担当)のLCG Auctionsに連絡。LCGによれば、10月の落札額が新記録だったこともあり、他の人からも連絡があったものの、実際に価値あるモノを持っていたのはグリーン氏だけだったそうです。

 

グリーン氏は「あと10年ぐらい我慢できるのなら、おそらくiPhoneを手放しません」と語っています。とはいえ、タトゥースタジオを続けて行くには売らざるを得ないようです。

 

新品・未開封の初代iPhoneは、数か月前に約3万5000ドルで落札されたことが話題となっていましたが、まだまだ価値は上がりそうです。もしも押し入れの中で未開封品を見つけたのなら、大事に取っておくといいことがあるかもしれません。

 

Source:LCG Auctions
via:The Guardian

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