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2018/11/20 21:45

実は建築士の有資格者!「ドクターX」で開花した9頭身女優・田中道子にお手軽DIYを教わった

テレビドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」で、ユニークな役柄を演じている田中道子さん。過去には建築関係のお仕事を目指し、二級建築士の資格まで取ったとか。それが一転、女優への道を志すことになったのは、なぜだったのか……そんな気になる女優転身への話はもちろん、部屋のインテリアやDIYについてのこだわりも聞いてみたいところ。せっかくだから、建築士の有資格者でもある彼女に、実践的なアドバイスをもらってしまおう!

女優 田中道子

1989年8月24日、静岡県生まれ。モデルとして活動中の2013年にミス・ワールド日本代表に選出され、世界大会ではベスト30入りを果たす。2016年に女優への転身を宣言し、以降、複数のテレビドラマに出演。現在は、NHK大河ドラマ「西郷どん」、「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」に出演中。二級建築士の資格の資格を生かし、情報バラエティー番組でも活躍する。
[Instagram]@michikotanaka_official

 

———参った!と頭を抱えるような日常のお悩みを5分で解決するウェブメディア「参田家のおうち手帖」から、参田(まいた)ファミリーのお母さんが、田中道子さんを直撃しました。

注目女優に教わった“お手軽DIY”のアイデアとは


お母さん「田中さんが出演しているドラマ、いつも楽しく見ているの。でも、バラエティ番組での姿にビックリしちゃった。大工仕事をこなせる女優さんなんて、なかなかいないもの!」

 


田中さん「たしかに、ちょっと特殊ですよね(笑)。女優を志す前は、建築関係の仕事を目指していたんです。芸術系大学の建築学科に進学し、都市開発を学んでいました。卒業後は建築の専門学校に通い、どうにか二級建築士の資格も取得して」

 


お母さん「建築士の試験に合格するのって、そう簡単じゃないはずよ! 資格まで取ったのに、どうして女優の道に?」

 


田中さん「もちろん、建築関係の会社に就職するつもりでした。それが就職活動のために上京したところ、人生が一変(笑)! 上京ついでに知人が働く芸能事務所にお邪魔したところ、事務所の社長から、『女優を目指さないか?』という言葉をいただいたんです」

 

 


お母さん「さすがね! きっと、田中さんの姿に光るものを感じたのね。とは言え、いきなり女優を目指すなんて、親御さんも驚いたのではないかしら?」

 


田中さん「そうですね。特に父は猛反対でした。けれど、女優という職業は幼いころからの憧れ。家族に内緒にしながら、芸能オーディションに応募したこともあります。それが突然、向こうからチャンスがやって来た。『建築士の資格は、時間が経っても廃れない。でも、女優を目指すなら今しかない』と自分に言い聞かせ、女優の道を選んだんです」

 


お母さん「ものすごい決断力ね! 優柔不断なうちの主人にも、見習ってほしいくらいだわ(笑)」

 


田中さん「いえいえ、単に猪突猛進な性格なんです(笑)。当時は家出同然に上京し、実家に電話をしても、父は口も利いてくれません。ようやく和解し合えたのは、ミス・ワールドの日本代表に選出いただいたときでした。あのとき、誰よりも喜んでくれたのが、父だったんです」

 


お母さん「とっても感動的なエピソード! しかも女優やモデルとして活躍するだけでなく、建築の知識を生かした仕事もしているじゃない?」

 


田中さん「そうですね、本当にありがたい限りです。おうちを改造する番組に呼んでいただけましたし、今では、全国の珍しいお宅を紹介する番組に出演しています」

 

 


お母さん「学んだ知識がお仕事にも活かされてるのね! 建築士の資格を持つ女優さんって、かなり貴重だと思うの。ちなみに、田中さんご自身は、どんなお部屋に住んでいるの?」

 


田中さん「ホワイトの家具を基調にコーディネートした、大きな窓のあるお部屋です。番組の収録で、さまざまな建築家のご自宅を訪れましたが、多くのお宅に共通していたのが、大きな窓があること。『これは真似しなきゃ!』と、お引っ越しのときに、大きな窓のあるお部屋を選びました(笑)」

 


お母さん「大きな窓! 窓の外を眺めているだけで、心が癒やされるわよね」

 


田中さん「癒やされますし、季節の移ろいを感じられますよね。窓から見える景色が絵画のようで、窓そのものがインテリアの役目を果たしてくれます。すると、こだわりたくなるのがカーテン。カーテンそのものを変えるのは大変ですが、タッセルを変えるだけで、ちょっと雰囲気が変わります。タッセルによるプチ模様替え、参田さんのお宅にもおすすめです」

 


お母さん「タッセルって、カーテンをまとめるアクセサリーのことね! たしかにタッセルを変えるだけで、イメージが変わりそうだわ。ところで、田中さんはDIYもするの?」

 


田中さん「お部屋をホワイトでまとめているので、白い家具が見つからない場合は、DIYします。最近のお気に入りは、バスルームの脱衣所に設置した、ハシゴ風のラック。ちょうどいいサイズの白いラックが見つからなかったため、既製品をアレンジして、ペンキで白く塗り替えました。既製品を使ったDIYは、とっても簡単ですよ」

 


お母さん「ラックって、スペースへの収まりが重要だから、サイズが決め手になるのよね。既製ラックのアレンジ方法を教えてほしいわ!」

 


田中さん「私がアレンジに使ったのは、どこにでもある木製ラックです。ラックは部屋に置くと存在感があるので、背面板を取り外して壁を見せることで抜け感を出すのがおすすめ。既製品のネジを動かして外すだけなので、とてもお手軽です」

 


お母さん「あら、本当に簡単ね(笑)。トンカチもノコギリも使わず、ネジ回しだけで作れるなんて、最高じゃない。さすが田中さん! もっとお部屋にまつわる話を聞かせてほしいわ。お茶のおかわりを淹れてくるから、もう少しお話ししましょう!」

 

【前編のまとめ】

「建築士の資格は、時間が経っても廃れない。でも、女優を目指すなら今しかない」という思いから、女優の道を選んだという田中さん。その言葉通り、ドラマへの出演だけでなく、建築の知識を生かしたお仕事までしているんだから、まさに有言実行よね。

 

既製ラックを用いたDIYも勉強になったけれど、実はいま、家のリノベーションにも興味があるの。建築に詳しい田中さんなら、いいアドバイスをもらえるはず! 後編ではリノベーションのお話に加え、田中さんが出演する新ドラマについても、聞かせてもらおうかしら!