iPhone Duoの悩みは「買ったら何をするか」と「そもそも買えるのか」の2つ

ink_pen 2026/10/9
  • X
  • Facebook
  • LINE
iPhone Duoの悩みは「買ったら何をするか」と「そもそも買えるのか」の2つ
リンクマン
りんくまん
リンクマン

コンテンツクリエイター。YouTubeを中心とするテックメディア「Gadgetouch」編集長。テクノロジー分野の製品や企業を取材し、多角的に情報発信している。

iPhone Duoの予約注文が、10月16日の午後9時から始まります。発売は10月23日。いよいよ迫ってきました。

iPhone Duoが届いたら、最初にやりたいことは決まっています。「少年ジャンプ+」で、『ワンピース』を読むことです。

36万円を超えるiPhoneを買って、最初に開くのが漫画か。そんなことを言われそうですが、Apple Showcaseで実物の大きな画面を見たときに真っ先に頭に浮かんだのがこれだったので、仕方がありません。

自分は買うと決めています。今回は、iPhone Duoでやりたいと思っていることと、買う前に気になっていること、そして予約の前に済ませておける準備について書いてみます。

開いた画面で「読む」

やりたいことの1つ目は、「読む」ことです。

漫画も本も、いまはiPhoneで読むことが増えました。大きな画面で読みたいと思うことはあっても、そのためにiPadを取りに行くのは正直面倒です。しかも、いざ読もうと手に取ったらバッテリーが切れていた、ということもよくあります。読みたいのは「いま」なのです。

ポケットに入っているものを開けば、そのまま大きな画面で読める。iPhone Duoに期待しているのは、まずこのシンプルなことです。

↑折りたたんだ状態でもちゃんと美しい画面で表示されている

ワンピースを読みたい、というのは半分冗談で、半分は本気です。毎週読んでいるものを、一番気持ちよく読める画面で読みたい。新しい道具を買う理由として、これほど素直なものもないと思っています。

これまでiPhoneでできていたことが、より自然にできるようになる

もう1つは、2つのアプリを並べて使うことです。iPhone Duoでは、iPhoneとして初めて、開いた画面にアプリを左右に並べられます。

たとえば、YouTubeを見ながらXで情報を追う。新製品の発表や配信を見ているとき、自分はいつも映像とタイムラインを行ったり来たりしています。これが1つの画面に並ぶだけで、ずいぶん楽になりそうです。

仕事でも使いたい場面があります。片方でAIツールを開き、もう片方で資料を整理する。これはいまのiPhoneでもできることです。ただ、アプリを切り替えながらの作業はどうにも面倒で、結局あまりやってきませんでした。2つアプリが並んだままなら、移動中でも手を付ける気になる。できるかどうかより、やる気になるかどうかの違いは、意外と大きいと思っています。

そしてもっと個人的な使い方もあります。友達とメッセージをやり取りしながら、ライブ配信を見る。同じ配信を見ている友達と「いまの見た?」と言い合う、あの時間です。アプリを切り替えるたびに映像が途切れることがなくなる。その瞬間を誰かと共有することは、折りたたみならではの楽しみになりそうです。

こうして並べてみると、どれも特別なことではありません。いまのiPhoneでもやっていることばかりです。ただ、それが「切り替えながら」から「並べたまま」に変わる。iPhone Duoに期待しているのは、新しい何かができることよりも、いつもやっていることが少し自然になることなのだと思います。

気になるのは重さ。iPhone Airと入れ替えて大丈夫か

期待ばかり書きましたが、気になっていることもあります。重さです。

自分はiPhone 18 Proを買ったいまでも、メインとして使っているのはiPhone Airです。軽さと薄さのメリットは、毎日使うほどに大きいと感じています。そしてiPhone Duoが手に入ったら、このiPhone Airと入れ替えるつもりでいます。手元はiPhone DuoとiPhone 18 Proの2台になる予定です。

そこで気になるのが数字です。iPhone Duoは254g、iPhone Airは165g。その差は約90gあります。開いた状態の厚さは5.2mmで、5.64mmのiPhone Airより薄いのですが、ポケットに入れるのは閉じた状態です。そのときの厚さは11.3mmになります。

↑片手で持てないことはないですが、少し重さは気になるかも

事前に取材する機会を得たApple Showcaseで手に取ったときは、正直なところ、そこまで重いとは感じませんでした。ただ、あれは初めて触る興奮のなかでの話です。毎日ポケットに入れて持ち歩く日常になったとき、同じように感じられるかはわかりません。

軽さと薄さに慣れた体が、iPhone Duoをどう受け止めるのか。開いた画面の魅力がそれを上回るのか。ここは正直、心配でもあります。実際に入れ替えてみて、あらためて書きたいところです。

予約は16日。でも準備は13日から始められる

ここからは買い方の話です。

iPhone Duoの予約注文は10月16日(金)の午後9時から、発売は10月23日(金)です。そしてAppleのオンラインストアでは、その前の10月13日から「予約注文の準備」ができるようになります。

↑Apple公式サイトでも予約注文の準備が10月13日に開始されることが案内されている

これは、買うモデルや支払い方法をあらかじめ選んで保存しておける仕組みです。予約注文が始まったら、保存しておいた内容を呼び出して、あとは注文を確定するだけ。言ってみれば「予約の予約」のようなもので、決済の一歩手前まで先に進めておけます。

仕組み自体は、ここ数年の新しいiPhoneでも用意されていました。ただ、これまでは発表から予約まで2日ほどしかなく、準備と予約がほぼ一続きでした。今回は発表から予約まで1か月以上あり、準備のための期間がはっきり設けられています。落ち着いて考える時間がある、ということです。

↑iPhone Duoは2色展開。スターホワイト、ナイトスカイ

準備の段階で決めておけるのは、カラー(スターホワイト、ナイトスカイ)とストレージ容量、通信キャリアを一緒に申し込むかどうか(オンラインではドコモとソフトバンクが対象)、下取り(Apple Trade In)に出す機種、支払い方法、AppleCare+やアクセサリを付けるかどうか、そして配送先です。

税込み価格は256GBが364,800円、512GBが399,800円、1TBが469,800円、2TBが574,800円です。

準備は前日までに済ませておく

気をつけたいことが2つあります。

1つは、準備をしても注文は確定しないし、在庫が確保されるわけでもないことです。16日の午後9時以降に、自分で注文を確定する必要があります。準備はあくまで、当日の手数を減らすためのものです。

もう1つは、いつまでに済ませるかです。新しいiPhoneの予約が始まる日は、開始時刻の前にApple Storeがメンテナンス状態になり、ページを開けなくなるのが恒例です。今回も同じになる可能性が高いと見ています。「当日の夕方にやればいい」と思っていると、準備そのものができないまま午後9時を迎えることになりかねません。

13日から15日までの3日間で済ませておく。これが一番確実だと思います。

一番時間がかかるのは支払い方法

準備のなかで、自分が一番大事だと思っているのが支払い方法です。色や容量は画面の前で数秒で選べますが、支払いはそうはいきません。

iPhone Duoは「ペイディあと払いプランApple専用」の36回払いに対応していて、口座振替か銀行振込で支払う場合は分割手数料が0円です。364,800円を36回に分けると、月々およそ1万円になります。

ただし、ペイディを使うには事前に申し込んで審査を通過しておく必要があり、Apple専用の利用枠が購入金額に届いていなければ使えません。36万円を超える買い物です。すでにペイディを使っている人も、枠が足りているかをアプリで確認しておいたほうがいいと思います。

クレジットカードの場合も同じで、利用可能枠の確認は済ませておきたいところです。また、カードの分割払いはApple Storeアプリからは選べません。WebのApple Storeから申し込む必要があります。

↑いま持っている機種を下取りするとiPhone Duoが安く買えたりする

下取りも金額への影響が大きい項目です。Appleの購入ページでは、iPhone 16 Pro(128GB)を下取りに出した場合の例として「実質264,800円から」という金額が示されています。手元のiPhoneがいくらになるのか、先に見積もっておくと判断がしやすくなります。

もう1つ、iPhone DuoはeSIM専用です。いま物理SIMを使っている人は、eSIMへの切り替えをどうするか、キャリアの手続きを先に確認しておくと、届いた日に慌てずに済みます。

ちなみに自分はいまのところ、スターホワイトの512GBモデルで、下取りはせず、AppleCare+には入ろうかと思っています。ただ、色は直前まで悩んでしまうかもしれません。

キャリアで買う場合は予約直前に出る価格に注目

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルも、同じ10月16日の午後9時から予約を受け付けます。

こちらはAppleの「予約注文の準備」とは流れが違い、まず予約を申し込み、在庫が確保された連絡を受けてから本申し込みに進む形が中心です。事前にできるのは、各社のオンラインショップにログインできる状態にしておくこと、契約内容と支払い方法を確認しておくことです。

キャリア各社の販売価格は、この原稿を書いている時点ではまだ発表されていません。例年、価格が出るのは予約開始の直前です。返却を前提にしたプログラムを使うかどうかで負担は大きく変わるので、発表されたらAppleで買う場合と見比べて決めるのがよさそうです。

逆に言えば、キャリアで買うつもりの人も、Appleでの準備だけは先に済ませておいて損はありません。準備をしたからといって、買わなければいけないわけではないからです。

迷うのは、15日までに

当日は、午後9時の少し前からApple StoreアプリとWebのApple Storeの両方を開ける準備をしておきます。午後9時を回ったら、すぐにアクセスをしてつながったら保存しておいた内容を変えずに、そのまま注文を確定する。その場で色や容量を迷い始めると、せっかくの準備が意味を失ってしまいます。

初回の数はそれほど多くないのではないか、という報道も出ています。昨今の半導体不足に加えて、初めての形の製品でもあります。ほかのiPhoneほどの数が用意されるかは、なんともいえないところです。

準備をしたからといって、発売日に届くと決まるわけではありません。それでも、迷うのは15日までに済ませて、16日の夜は確定するだけにしておく。自分にできるのはそこまでです。

正直に言えば、いま一番気になっているのは、何に使うかよりも、そもそも手に入るのかどうかです。発売日に届くのか、それとも数週間待つことになるのか。やりたいことをこれだけ並べておいて、肝心の本体がない、というのはなかなか切ない。

↑普段自撮りはしないのですが、買ったら一度はDuoで自撮りしてみたいですね

13日になったらすぐに準備を済ませて、16日の午後9時は画面の前で待ちます。無事に予約できた方とは、23日に一緒に喜べたらうれしいです。

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で