家電
2022/7/6 18:30

アイリスオーヤマの「サーキュレーター衣類乾燥除湿機」を部屋干し派の家電ライターがレビュー!

雨の日や風が強い日は、浴室乾燥機能を使って洗濯物を乾かすのが便利です。しかし、筆者の家には浴室乾燥機がないので、梅雨の時期や悪天候の日は部屋干しをしています。部屋干しでは洗濯物がなかなか乾かないうえに、生乾き臭がしやすいのが難点ですよね。そこで活用したいのが、衣類乾燥除湿機です。さまざまなメーカーから製品が出ているので、どれを選んだらいいのか迷う人も多いと思います。

 

そこで、今回は価格と機能に定評のあるアイリスオーヤマの「サーキュレーター衣類乾燥除湿機 KIJDC-K80」をレビュー! 家電を愛する筆者が、2週間しっかり使ってわかった同社の衣類乾燥除湿機の魅力をご紹介。ぜひ、購入のヒントにしてみてください。

 

サーキュレーターとしても活躍する衣類乾燥除湿機

KIJDC-K80は上部にサーキュレーターが付いており、サーキュレーター、除湿機、衣類乾燥機として使える1台3役の製品です。各機能単体での使用もできるので、汎用性の高さはピカイチ。サイズは幅約334×奥行き285×高さ739mm、重さは11.5kgとなっており、想像していたよりもコンパクトでした。

↑消費電力は720W、定格除湿能力は8.0L/日

 

ただし、キャスターが付いていないので、移動させる際は本体側面の取手を掴んで動かす必要があります。衣類を乾かす場所が決まっているのであれば問題ありませんが、毎回動かすなら少し不便さを感じました。

 

そして、衣類乾燥除湿機を選ぶ際のポイントになるのが除湿可能面積の目安。部屋の広さと照らし合わせて選ぶことで、洗濯物が短時間できちんと乾きます。その際、木造、プレハブ、鉄筋など建物の構造により対応する広さが変わる点にも注意してください。できれば、実際の部屋の広さよりも少し広めの除湿可能面積のモデルを選ぶと安心です。筆者が設置したいのは6畳の仕事部屋なので、木造17㎡(10畳)、プレハブ25㎡(15畳)、鉄筋コンクリート33㎡(20畳)に対応した本モデルならばっちりです。

 

自由自在な首振りで洗濯物をしっかり乾燥

KIJDC-K80は、強力な乾燥風を洗濯物に当てて湿気を飛ばし、除湿機で湿気を取り除くという仕組みです。除湿機は「デジカント式」で、乾燥剤を使用し、フィルターに水分を吸着させて除湿。吸着した水分はヒーターで暖めて熱交換器内で冷やし、水滴にして内蔵タンクに排出します。除湿した水を溜めるタンクの容量は約3.5Lとなっており、1人分の衣類乾燥中では満水になるということはありませんでした。2人分の洗濯物を乾かしてみたところ、タンクが8割ほどいっぱいになる程度でした。満水になるとランプが点灯して運転を停止するので、そのまま溢れてしまうことはありません。使うたびに排水するのが良さそうです。

↑エアフィルターは背面にあり、1か月に1回程度、掃除機での掃除が必要

 

↑本体背面の下部にある水タンク。タンクには取手が付いているので扱いやすい

 

↑タンクの蓋の隅だけが開くようになっており、そこから溜まった水を流す

 

サーキュレーター部分は上に90度まで動かすことができ、さらに振り幅約3.6mの首振り機能を搭載。首振り角度は50/70/90度の3段階となっており、洗濯物が多いときは90度にすると広範囲に風が当たります。

↑サーキュレーターの角度を調整できるので、洗濯を干している場所の高さに関係なく使える

 

操作は天面の「運転 切/入」「サーキュレーター」「除湿」「首振り」「タイマー」の各ボタンを押して行うシンプルな仕様。運転をオンにすると「湿度ランプ」が点灯します。このランプは温度と湿度を測定して、空気中に含まれる水分量の目安を色で知らせてくれます。ランプを見るだけで洗濯物や部屋が乾燥しているかどうかがわかるので、便利な機能です。

↑洗濯物を乾かす際は濃いブルーになった。空気中の水分量が多いほどブルーになり、少ないとグリーンで表示される

 

「おまかせ運転モード」は、部屋の湿度が55%以上だと除湿を行い、それより低いと自動的に送風に切り替えてくれるモードとなっています。手動で切り替える必要がないのは、衣類乾燥除湿機を初めて使う人にもうれしい仕様です。カビは湿度60%を超えると繁殖しやすいと言われているので、洗濯物だけでなく、押入れや下駄箱のなかをカラッとさせたいときにも活躍するでしょう。

 

日中でも別室なら問題なく使える静音仕様

実際に洗濯物を乾かすときに気になったのが駆動音です。除湿の弱モードなら34dBと静かなのですが、洗濯物を早く乾かしたいときはサーキュレーターを「強」、除湿を「おまかせ」にするので、サーキュレーターの駆動音が「ゴーゴー」と大きめの音を立てます。このモードでは、リビングに洗濯物を干しながらテレビを観るといったことは少し厳しい印象です。

 

また、乾燥時は部屋の湿度が一気に上がるので、夏場は同じ部屋に居て何かをするのは難しいです。人がいない部屋や浴室などで利用するのがベストだと言えます。

 

サーキュレーターを「強」、除湿を「おまかせ」モードにして2人分の洗濯物を乾かした場合、2時間ではまだしっとりしていました。4時間ならどうかと試してみると、8割乾いたものの、厚手のバスタオルや靴下、服の脇の下などが乾いていませんでした。そこで、さらに2時間追加して計6時間乾燥したところ、バスタオルなどの部屋干しでは乾きづらい洗濯物もしっかり乾燥しました。もちろん生乾き臭も一切ありません!

↑洗濯物から衣類乾燥除湿機を1mほど離して全体に風が当たるようにして乾燥させた

 

KIJDC-K80には、2時間/4時間/8時間のタイマー機能が搭載されています。8時間あれば洗濯物は問題なく乾くので、タイマーをセットしたまま就寝したり外出したりするといいかもしれません。

 

[まとめ] 年中使えるからコスパが高い

KIJDC-K80の価格は4万400円(税込)となっており、同社の衣類乾燥除湿機のなかではもっとも高い価格設定となっています。そのぶん、おまかせモードで電気代を節約できるだけでなく、サーキューレーター単独で使えばエアコンとの併用が可能など、納得のいく機能が揃っています。

 

筆者の実家では「安い」という理由だけで同社のエントリーモデルを購入。そして、衣類乾燥除湿機をよくわかっていなかった母が洗濯物を干す場所の広さや機能をあまり把握しないまま使ったところ、思ったように乾燥しなかったと聞きました。干す場所や使い方を見直してようやく上手く使えるようになったそうなのですが、今回レビューしたKIJDC-K80であれば除湿可能面積や機能、使いやすさなどあらゆる点をクリアしているので、初めて衣類乾燥除湿機を使う人でもスムーズに使えること必至です。

 

雨が多い時期だけでなく、部屋干し派の人にとってもアイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機は魅力的なアイテムです。カラッと乾いた洗濯物で気持ち良く過ごしましょう。