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2018/4/25 19:30

【大特集】家族旅行にもおすすめ!! GWの鉄道イベント&臨時列車情報まとめ【東海&西日本編】

GWになると、普段は行われないようなイベントが開催される。また珍しい臨時列車が走る。鉄道好きにとってはたまらない期間でもある。そこで、GWに行われる西日本の鉄道イベントや運転される臨時列車のなかから、おすすめのイベント&臨時列車を、やや筆者の独断気味ながら選んでみた。

【東日本編はコチラ】

【大特集】家族旅行にもぴったり!! GWの鉄道イベント&臨時列車情報まとめ【東日本編】

 

【東海地方】

大井川鐵道のSLに乗る前に整備工場を見学!

古くからSL列車の運行を行ってきた大井川鐵道。GWにはSL列車の本数が増えて活況を見せる。さらにうれしいことに、通常は非公開の新金谷駅のSL整備工場が見学可能だ。出発に備えて進められるSLの整備作業。石炭を燃やして走る蒸気機関車らしく、整備工場内ではボイラーの熱が身体に伝わってくる。石炭のにおいがする。蒸気機関車のひと味ちがった魅力が感じられそうだ。

↑見学スペースから見た整備工場。以前筆者が訪れた際はちょうどC10形が整備の真っ最中だった。火室への燃料投入や水タンクへの注水、可動部への油さしなどの作業を見ることができる

 

◆新金谷SL整備工場見学会
●公開日時:4月28〜5月6日、9:00〜11:30
●料金:小学生以上500円(記念缶バッチ、専用パンフレット付き)。新金谷駅構内転車台横に臨時テントで受付
※GW期間中は1〜3往復運行。新金谷10:00☆、10:38★、11:52○発、千頭13:39☆、14:10★、14:53○発。○印は毎日運行、☆印は4月29日、5月3日〜5日運行、★印は4月28日〜30日、5月3日〜5日に運行。なお2018年のトーマス号、ジェームス号の運行は6月9日(土曜日)以降となる予定

 

遠州鉄道の希少編成30形が4月末にラストランを迎える

静岡県の浜松と西鹿島を結ぶ遠州鉄道。電車のほとんどが赤い色で塗られていることから“赤電”とも呼ばれている。そんななかで唯一の丸みを帯び、湘南スタイルの形で親しまれてきた30形【モハ25号】が4月末にラストランを迎える。4月28日〜30日の3日間のみ浜松〜西鹿島間を2往復する。乗車は事前応募制ですでに締め切られたが、その雄姿が撮影できる最後のチャンスだ。

↑1958〜1980年にかけて生まれた30形。当時に流行した湘南スタイルの形を踏襲している。モハ25号は遠州鉄道として最後の30形として残った編成だった

 

◆遠州鉄道30形勇退記念特別列車
●運行日時:4月28日〜30日、10:28新浜松発→11:04西鹿島着、11:40西鹿島発→12:16浜松着、13:28新浜松発→14:04西鹿島着、14:40西鹿島発→15:16浜松着
※特別列車への乗車はすでに受付終了

 

【北陸地方】

福井に行ったらぜひ乗りたいドイツ生まれの路面電車「レトラム」

福井の街中を走る福井鉄道の「レトラム」。元シュツットガルド市電だった車両で、土佐電気鉄道を経て、2014年から福井鉄道の車両として走り始めた。ドイツ生まれらしいスタイリッシュな風貌で、走っている姿を見ると、ヨーロッパの街中だと錯覚してしまいそう。GW期間中も田原町〜越前武生間、さらに福井駅〜田原町間それぞれを1往復するので、ぜひ乗ってみたい。

↑福井鉄道の「レトラム」。元ドイツのシュツットガルド市電だった車両で、日本語の看板が後ろになければ、まるでヨーロッパの街中のように感じてしまう

 

◆「レトラム」運行
●運転日時:GW期間中の土・日曜・祝日に運行、9:30越前武生発→10:40田原町着、10:45田原町発→10:55福井駅着、11:13福井駅発→11:26田原町着、12:32田原町発→14:47越前武生着
※臨時の急行電車として走行、通常車両と同じ運賃で利用できる。6月3日までの土・日曜・祝日に運行予定

 

こどもの日に行われる「ポートラム運転体験会」

富山駅と日本海に面した岩瀬浜駅と結ぶ富山ライトレール。電車はポートラムの愛称で親しまれている。そんな路面電車のポートラムの運転体験会がこどもの日に開かれる。城川原(じょうがわら)駅に隣接する車両基地内で車両を運転、さらに車両基地の見学も楽しめる。対象は小・中学生限定で保護者同伴が必要となる。

↑2006年に元JR富山港線を路面電車路線に変更して誕生した富山ライトレール。車両はTLR0600形で、色が異なる7編成が導入されている

 

◆ポートラム運転体験会
●実施日時:5月5日、午前の部10:00〜11:30、午後の部13:30〜15:00
●参加費:3000円(参加者にはポートラムグッズをプレゼント)
●備考:応募方法は富山ライトレールのホームページを参照(E-mail応募可能)。4月22日(日曜)必着

 

【近畿地方】

のせでんレールフェスティバルのイベント電車に注目!

能勢電鉄といえば阪急電鉄の子会社で、車両はすべてが阪急マルーンと呼ばれる茶色で塗られる。鉄道ファンには隠れた人気を持つ鉄道会社で、春秋に開かれるイベントを楽しみにしている人も多い。

 

GW期間中の4月29日に春の「のせでんレールフェスティバル」が開かれる。ミニ電車の運行やプラレール運転会が行われるほか、運転シミュレーションなども楽しめる。特に人気なのはイベント電車。平野〜日生中央間を運行、軽妙な語り口の車掌の話を聞きつつ、洗車機に入る様子を車内から楽しむことができる。

↑能勢電鉄を走る電車はすべてが阪急マルーンで塗られる。使われる電車はすべてが元阪急で活躍していた電車だ。写真は5100系(元阪急の5100系)

 

◆「のせでんレールフェスティバル」
●開催日時:4月29日、10:00〜15:00(雨天決行)
●会場:平野車庫(平野駅から徒歩3分)
●入場料:無料
※イベント電車は午前の部10:42発、午後の部12:42発。10:30から会場で整理券を配付(先着順)

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