乗り物
2019/9/19 21:15

セグウェイの現状と、実はラインナップが充実していたので湘南で乗ってみた

まだまだ残暑厳しい9月初旬、古い知り合いから「セグウエイ乗ってみない?」というお誘いを受けました。そういえば、あれだけ話題になったのに一回も乗ったことないわ、これはちょうど良い機会じゃないかと思い、ゲットナビウェブ編集部員Nと、ほいほい行ってみることにしました。

参加してきたのは、「Segway-Ninebot(セグウエイ・ナインボット)」シリーズの体験会で、神奈川県藤沢市とパートナー企業が官民一体で街づくりを行っている「Fhujisawaサスティナブル・スマートタウン」の中にある湘南T-SITEの駐車場で週末2日間を使って開催されました。次世代スマートタウンの中で次世代モビリティ体験ができるということで、近隣住民の人々が朝から家族でたくさん訪れていました。

今回体験したのは、二輪走行できる「S-PRO」、その名の通りの「KickScooter」、S-PROをベースに四輪走行できるキット「Gokart Kit」の3種類。

 

「S-PRO」を自由自在に乗りこなせるようになるにはコツが必要

S-PROは足首を前後に傾けることで前進・後退、身体の重心を移動することで左右に曲がることができます。ジャイロセンサーを内蔵しているので手を離しても自立可能。約4時間の充電で約30kmの走行が可能で、最高速度は18km/hです。本体重量は約12.8kg、希望小売価格は15万円(税別)。

↑S-PROは電源を入れれば自立します

 

↑最初は乗ること自体が難しいです

 

本体は自立可能なのですが、乗るときには少々コツがいります。最初はどうしても身体に力が入ってしまい、グラグラしてしまって真っ直ぐ乗ることができません。しかし、乗るときに補助してもらえば立つことはできるので、そこからスムーズです。足首をちょっと前に傾けるとゆっくり前進するので、徐々に身体を前に傾けてスピードを上げていきます。カーブに差し掛かったら、中心のバーに膝を当てながら身体を左右に倒すと、倒した方向に車輪が回っていきます。5分も乗っていると慣れてきて、スイスイと走れるようになりました。

↑乗ってしまえばすぐに慣れて、5分ほどで自在に操つれるようになります

 

↑こんな小さな子どもでもすぐに乗れるようになっていました

 

「KickScoooter」は電気駆動でスイスイスー♪

1回あたりの体験時間は15分ほど。たくさんの人が並んでいたので、われわれも時間通りに体験を終えてKickScooterの体験へと移ることにしました。S-PROに比べるとKickScooterはとても簡単です。よくある足漕ぎタイプのキックスケーターに電気駆動システムを搭載したものなので、誰でもすぐに乗り回せるようになります。

↑キックスケーターの足漕ぎが電動になっただけなので簡単に乗れます

 

ハンドルの右についている青いレバーがアクセル、左のレバーがブレーキ。ハンドルを持ってアクセルレバーを下げればスピードが上がり、曲がる時はハンドルを曲げるだけ。アクセルのレバーを戻すだけでもスピードはかなり落ちますが、一般的なキックスケーター同様に後輪カバーを足で踏んでもブレーキが効きます。約3.5時間の充電で約25kmの走行が可能。最高速度は25km/h、本体重量は約25.5kgです。希望小売価格は10万円(税別)。

↑右の青いレバーがアクセル、左がブレーキ。中央の液晶ディスプレイで電池残量などが確認できます

 

↑後輪のカバーを足で踏んでもブレーキがかかります

 

↑もう本当に簡単。運動不足な編集者N(写真上)も運動神経皆無なライター(写真下)もスイスイ乗れます

 

ブンブブ〜ン!一番ハマった「Gokart Kit」

最後にGokart Kitに乗ってみました。これはS-PROの中央のバーを外して駆動後輪として使う、前輪・ハンドル・座席が一体となったキットで、希望小売価格は12万円(税別)です。つまり、S-PROと合わせて27万円(税別)ということになります。

↑後輪がS-PROで、それに座席・ハンドル・前輪が一体となったキットを被せて作るGokart Kit。右足がアクセル、左足がブレーキとこれもシンプル操作

 

前輪と後輪の間の長さを調節できるので大人から子どもまで楽しめます。操作も簡単。右足がアクセル、左足がブレーキ、座席後ろのスイッチの切替でバックもできます。前輪が小さく、ハンドルの切れがよいので小回りが効いてS字コーナーも攻めることができます。また、KickScooter同様、アクセルを緩めるだけで速度が落ちるので、小さい子どもでも安全にコントロールできそうです。

↑ちっちゃな子どもたちにも大人気だったGokart Kit。このくらいのスペースでも自由に運転できて子どもには楽しい

 

↑仕事を忘れ童心に帰ってはしゃぐ編集者N。子どもの頃、家族で行った遊園地を思い出すなあ

 

近い将来、次世代電動モビリティが観光地や公道で利用できる日が来るかも

今回ナインボットシリーズの体験会を開始したのは正規販売店である長谷川工業で、同社はもともとは脚立の大手メーカー。業務用の脚立を取り扱っていく中で、工場や倉庫などの顧客から「広い施設内で楽に移動できる手段はないか」という要望に応えるため、昨年から輸入・販売を手掛けるようになったものです。この1年間で工場・倉庫用に2000台ほど販売してきましたが、一般客を対象にしたイベントは今回が初めてとのことです。

 

日本の場合、道路交通法の関係でナインボットシリーズは公道での使用はできません。そのため長谷川工業としては今後、大学や遊園地などの大規模施設向け売り込んでいく考えですが、その一方で今回のようなイベントを通じて一般人にも次世代モビリティに対する理解と関心を持ってもらい、利用の場が拡大することを期待しているとしています。

 

試乗会は週末の2日間行われたのですが、朝から家族連れや若いカップルがひっきりなしに訪れ、思い思いに次世代モビリティを楽しんでいました。会場では購入ができる仕組みも用意しており、実際に数台売れたそうです。

 

福岡市の高島宗一郎市長は今年2月、内閣府での国家戦略特区会議にて、福岡市における電動キックボードの規制緩和を提案しました。その後の動きはまだありませんが、近い将来、KickScooterのような次世代電動モビリティが観光地や公道で利用できるようになる日が来るかもしれません。個人的にもKickScooterがあれば歩き回る取材の時に随分と楽になるなあ、と思った次第です(笑)。

 

【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】

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