雑貨・日用品
2020/10/29 19:30

【2020年版】秋の新洗剤を全部使って試してみた! P&G「アリエール バイオサイエンス 微香」

季節の移り変わりとともに気温が下がっていき、もう夏物の服をしまって冬物に入れ替えはじめている方も多いでしょう。今年も活躍してくれた夏物衣料をまとめて洗うなら、雨の少ないこの時期がオススメ!

 

今回は、この秋に新発売となった洗濯用洗剤・柔軟剤の注目アイテムを、洗剤マニアの編集部員・一條が全部使って試したレポートをお届けします。気になる汚れ落ちや香りの強さ、使い勝手などを徹底チェックしていますので、ぜひ洗剤選びの参考にしてみて下さい。

↑2020年の秋はたくさんの新製品が登場しています

 

ついにアリエールに微香タイプが登場

今回レポートするのは、P&Gジャパンが今秋リニューアルした看板ブランド「アリエール バイオサイエンス」シリーズに新登場した“微香タイプ”。昨今、柔軟剤で香りを楽しむ人が増えた一方で、洗剤や柔軟剤の香りは控えめにしたい、自分や家族の衣類をなるべく香らせたくない、というニーズも生まれています。そういった一般消費者の需要を受け、アリエールシリーズにも微香タイプが登場しました。

 

タイプは、液体タイプとジェルボール3Dタイプの2種類をラインナップしています。

↑「アリエール バイオサイエンス 微香タイプ」の液体タイプ(左)とジェルボール3Dタイプ(右)

 

 

「アリエール バイオサイエンス」シリーズは、自然由来の洗浄成分を配合し、従来製品に比べてさらなる洗浄力の向上を実現しています。特に、エリそで汚れや黄ばみの原因となり、洗濯物の汚れの中で落ちにくい汚れのひとつである「皮脂汚れ」に対して、強力な洗浄力を発揮。さらに、抗菌成分が洗濯物のイヤな生乾きのニオイに加え、洗濯槽のカビまで防ぎます。

 

こちらの微香タイプでは、洗剤に含まれる成分を気にする消費者にもアピールすべく、漂白剤・合成着色料を配合しない「アリエールフリー」をうたっている点も見逃せません(液体タイプのみ蛍光増白剤も無添加)。

 

微香でも香りはしっかり

まずは液体タイプから見ていきましょう。液性は「弱アルカリ性」で、ウールやシルクなどのデリケートな衣類の洗濯には向いていません。蛍光増白剤は無添加。酵素が配合されています。合成着色料を使っておらず、洗剤液は少し白濁してとろっとした感じです。香りは「クリーンナチュラルの香り(微香性)」となっています。香りの印象としては、清潔感のあるフローラル、といった感じでしょうか。誰にでも好かれるクセのない香りだと思います。

↑液体タイプ(690g)

 

↑背面のラベル表示

 

↑着色料無添加なので液に色がついていません

 

さっそく、いつものように縦型洗濯機の標準コースで洗濯してみました。洗っている最中は、洗濯機から離れた場所でも結構香りを感じます。すすぎ1回にも対応していますが、今回はいつも通りシャワーすすぎ1回+ためすすぎ1回の2回すすぎにしています。

 

脱水が終わって洗濯物を取り出してみると、まだ香りがしっかり感じられました。完全に乾くとニオイは弱まるかな? と思い、いつものように除湿機をつけた室内で部屋干しを行い、乾いたのを確認して取り込んだところ、やや弱まったもののまだ香りが残っていました。

 

筆者はアリエールシリーズのほかのタイプも使っていますので、それらに比べると確かに香りは弱めですが、他社の微香性の洗剤に比べると香りは強めだと思います。汚れ落ちはさすが“洗浄力のアリエール”という感じで、シャツについた食べこぼしのシミもきれいに落ちていました。

 

続いてジェルボール3Dタイプを使ってみましたが、こちらも液体タイプと同様、微香性の洗剤としては香りはしっかり残り、衣類が乾いたあとも香りが感じられます。液体タイプと同じ「クリーンナチュラルの香り(微香性)」です。

↑ジェルボールタイプ(16個入り)

 

↑背面のラベル表示

 

ジェルボール3Dタイプは合成着色料と漂白剤が配合されていないため、ほかのシリーズと並べると、その違いが一目瞭然。洗い上がりに差はありませんが、添加物が気になる方にはいいですね。なお、液体タイプと異なり蛍光増白剤は含まれているので、淡い色や生成りの衣類には使えません。ご注意ください。

↑ほかのジェルボールと並べてみると、着色料無添加なのがよくわかります。左からアリエール バイオサイエンス 微香タイプ、アリエール バイオサイエンス(ノーマル)、ボールド グリーンガーデン&ミュゲ

 

ジェルボール3Dタイプには、新開発の「汚れ分解ブースター」が配合されているためか、液体タイプよりも洗浄力が強い印象で、まとめ洗いや寝具などの大きなものを洗うときに最適だと感じました。計量不要で、洗濯槽にポンッと1個入れるだけの手軽さは、ほかにはない魅力だといえます。

 

香り控えめなアリエールが欲しい人にオススメ

「アリエール バイオサイエンス 微香タイプ」の液体タイプ、ジェルボール3Dタイプの両方を使ってみましたが、どちらも一般的な微香性の洗剤よりは香りがしっかり感じられるため、なるべく洗剤は香らせたくない、衣類に香りを残したくない、という目的にはあまりマッチしないと思われます。通常のアリエールシリーズよりは香りが控えめなので、「アリエールの洗浄力や防臭効果は気に入っているけど、もう少し香りが弱いほうがいいな」と考えているユーザーにピッタリな製品だと思いました。

 

また、合成着色料や漂白剤といった成分が気になる方、液体タイプは蛍光増白剤を避けたい人にもオススメ。洗浄力はほかのアリエールと同等なので、普段使いの洗剤として気兼ねなく使えます。

 

P&Gジャパンでは、洗濯物をやさしく洗える無添加の「さらさ」シリーズもラインナップしていますので、成分が気になる方はそちらもチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

消臭力がパワーアップ! やさしく洗える無添加洗剤「さらさ」がリニューアル