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2018/1/30 17:07

空き容量の不足はこれで解消! スマホの写真整理&管理術

“インスタ映え”という言葉が流行語になるほど、インスタグラムをはじめとしたソーシャルネットワークシステム(SNS)は、私たちの生活と深いかかわりをもつツールとなっています。そんなSNSでのコミュニケーションに欠かせないのが写真。スマートフォンの進化に伴って、カメラ機能も格段に向上しており、「いいね!」を求めてプロ顔負けのインスタ映えショットを撮りまくっている、という方も多いのでは?

 

料理に風景、子供の成長……。気づけば、スマホのストレージに写真は溜まる一方。手軽に撮影できるようになったのはありがたいことですが、一方で困るのが、この写真の保存です。スマートフォンの容量が大きくなってきたとはいえ、撮影する写真の枚数も増えているので、結果的にスマホがパンク状態に。

 

そこで活用したいのが、データを外部で保存してくれるクラウドサービスです。

 

スマホ本体ではなく外部のクラウドに保存。
無料で使えるサービスを積極的に活用しよう

そもそも、容量が足りない という問題は、スマートフォン本体の中に写真を保存しようとした場合に起こるもの。ならば、スマートフォン以外の場所にデータを移してしまえば、容量に関係なく、写真を保存しておくことが可能です。しかも、一定の容量までなら無料で使えます! 代表的なクラウドサービスと無料枠は以下のとおり。

・Dropbox/2Gまで無料
・One Drive/5Gまで無料
・Google Drive/15Gまで無料
・Amazon Drive/5Gまで無料

なかでも利用者数が多いのが、「Dropbox」です。写真に限らず、あらゆるデータを集約できるため、必要なものがすぐに見つかるのでとても便利! しかも、すべてのデバイスで安全に同期されるため、いつでもどこでも簡単にアクセス可能。ただ写真を外部保存するだけではなく、整理もできるので、ファイル探しで時間を無駄にすることもなくなります。

 

スマートフォンは、パソコンで言えばデスクトップのようなもの。デスクトップとは、読んで字のごとく“机の上”。つまり、スマートフォンに写真データ、つまり画像を保存しておくということは、机上に写真を出しっぱなしにしておくのと同じことです。そこで、溜まった画像を専用の“フォルダ”に入れて棚にしまいましょうというのが、クラウドサービスなのです。クラウドサービスに写真を移してスマートフォン内のデータを削除していけば、容量オーバーの心配はなくなります。

 

最近、保存している画像が増えてきたなぁとお考えの方は、まず無料で使えるクラウドサービスを利用されてみてはいかがでしょう?

アカウントひとつで、複数のデバイスからアクセス可能になる「Dropbox」。写真やムービー以外にも、あらゆるファイルの保存ができます。アプリを開いてプラスボタンをタップ。「写真をアップロード」で画像データを保存することができます。ちなみに、無料の容量をオーバーすると有料のアップグレードを要求されます
↑アカウントひとつで、複数のデバイスからアクセス可能になる「Dropbox」。写真やムービー以外にも、あらゆるファイルの保存ができます。アプリを開いてプラスボタンをタップ。「写真をアップロード」で画像データを保存することができます。ちなみに、無料の容量をオーバーすると有料のアップグレードを要求されます

 

LINEでグループを作れば写真の共有にも便利

無料と言えば、とてもタダとは思えないクオリティーのコミュニケーションツールとして、すっかり定着している無料通信アプリ「LINE」にも、写真の保存に便利な機能が備わっています。

 

たとえば「LINE」のkeep機能。このフォルダに保存すれば、クラウドサービスと同じかたちで外部に写真の保存が可能です。

 

そのほか、「LINE」ならではの使い方として、アルバムの活用があります。「LINE」には、特定のグループでメッセージを共有できるシステムが備わっているのですが、たとえば、そのグループでパーティーを開いたり旅行に行ったりしたときの写真を、グループ「LINE」のアルバムにアップロードすれば、グループ全員で写真を共有できます。グループそれぞれが写真をアップロードすれば、ほかのメンバーが撮影したショットもとっておくことができるので、楽しさも倍増! 容量を気にせず、気の向くまま撮影を楽しめるわけです。

メンバー全員が「LINE」アカウントを持っているなら、LINEグループを作ってトーク上にアルバムを作成すれば、写真を共有できます。グループメンバーにも各自のスマホで撮影した画像をこのアルバムに追加してもらえば、みんなで写真が共有できるのです
↑メンバー全員が「LINE」アカウントを持っているなら、LINEグループを作ってトーク上にアルバムを作成すれば、写真を共有できます。グループメンバーにも各自のスマホで撮影した画像をこのアルバムに追加してもらえば、みんなで写真が共有できるのです

 

家族専用SNSや自動でアルバムになるアプリも

ほかにも、写真の保存にうってつけのアプリとして、とくに小さな子どもを持つパパ&ママから絶大な支持を集めているのが、「wellnote」。家族のメンバーだけで写真やムービーを共有し、残していくことができる無料サービスです。

 

「Facebook」をはじめとしたSNSは、情報発信という点で非常に便利なツールですが、いろいろな人に情報が晒されるリスクがあるため、写真のアップロードをためらっている人も少なくないでしょう。一方、「wellnote」を共有できるのは家族のみなので安心です。

 

使い方はカンタン。ログイン後、右上の「家族招待ボタン」をクリックし、「家族の追加」を実行。「家族一覧」に家族が追加されるので、追加した家族の右にある「wellnote」に招待する」ボタンをクリックし、家族にメールで招待するだけ。アプリの場合、右上の黄緑のボタンを押し、家族の招待画面より招待すればOKです。

 

「かわいいこどもの成長を家族に見せたい」「スマートフォンにたまった成長の記録、動画や写真をスッキリ残したい」「SNSで子供の写真を共有するのは抵抗がある」といった方にオススメのアプリです。

「wellnote」は動画も無料でシェアし放題の家族専用SNS。ほかの人に公開することなくメンバーだけで子どもの成長を見守ることができるので安心。スマートフォンはもちろん、タブレットやパソコンでも管理が可能。スマートフォンをお持ちではないシニア世代の方でも利用できます
↑「wellnote」は動画も無料でシェアし放題の家族専用SNS。ほかの人に公開することなくメンバーだけで子どもの成長を見守ることができるので安心。スマートフォンはもちろん、タブレットやパソコンでも管理が可能。スマートフォンをお持ちではないシニア世代の方でも利用できます

 

また家族の画像保存に便利なアプリとしては、「Famm」も注目を集めています。

 

最大50枚の画像を超高速でアップロード。さらに、子どもの写真を撮影するときなど、写真1枚ごとに自動で子供の年齢も自動表示されるので、何歳のときの画像なのかが、すぐわかります。保存する画像には、お気に入りやコメントもできます。もちろん、家族で共有できるので両親や親戚にも簡単にシェア可能。外部保存のため、スマートフォンを紛失しても、データが消えることはないので、大切な画像をいつまでも保存することができます。

 

また、普段のやりとりに「Famm」を使えば、チャットのやり取りで送った写真も自動でアルバムに整理されます。そして、最大の特徴は、写真を盛り込んだオリジナルのフォトカレンダーを作成してくれるサービス。しかも、毎月無料でもらえるんです。送られてきたフォトアルバムを会社に持って行ってデスクに置くというお父さんも急増中とか。

 

有料ではありますが、「TOLOT」というサービスを使えば、ベストショットのフォトブックやカレンダーを作成することができます。

「Famm」は写真を選択して住所登録するだけで、フォトカレンダーを毎月1枚無料で作ることができます。容量無制限で画像データを保存することも可能です
↑「Famm」は写真を選択して住所登録するだけで、フォトカレンダーを毎月1枚無料で作ることができます。容量無制限で画像データを保存することも可能です

 

撮影はデジタルカメラからスマートフォン。そして、画像は本体保存から外部保存の時代へ。クラウドサービスやアプリの機能を上手に使って、容量を心配せずにどんどん画像を撮影し、サクサク保存、整理しましょう!

 

構成/n.プロジェクト 取材・文/松田高宏

 

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