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2016/10/4 13:16

厚さ10mmのPC⁉︎ タッチキーボードが近未来的な2-in-1PC「Lenovo YOGA BOOK」

レノボ・ジャパンは、10.1型2-in-1パソコン「YOGA BOOK」と、6.4型のAndroid OS搭載ファブレット「PHAB2 Pro」を発表しました。

 

タッチ式キーボード採用の2-in-1パソコン「YOGA BOOK」

「YOGA」ブランドは、同社のタブレットや2-in-1パソコンに名付けられる名称で、ヨガのポーズになぞらえて、分離や変形が可能なシリーズとなっています。今回発表された「YOGA BOOK」は、本体重量が約690gと超軽量で、厚みが9.6mmと、軽快に持ち歩けるサイズ。また、nanoSIMスロットを搭載し、LTEに対応しているため、モバイルシーンでの大活躍が期待できる1台となっています。

↑YOGA BOOK本体。薄くて軽いモバイルPCのお手本のようなデザイン
↑YOGA BOOK本体。薄くて軽いモバイルPCのお手本のようなデザイン

 

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↑キーボード面をスタンドにしてタブレットとして使うことも可能

 

↑たたむとわずか9.6mmの薄さに
↑たたむとわずか9.6mmの薄さに

 

CPUはインテルAtom x5-Z8550プロセッサーを採用し、4GBのメインメモリと64GBの内部ストレージを搭載しています。ディスプレイはフルHD解像度の10.1型で、マルチタッチとAnyPen入力に対応します。

 

最大の特徴は、「Haloキーボード」と名付けられたタッチ式キーボードで、平らなパネルの上にキートップが表示され、タッチするだけでキーボード入力ができるという異彩を放つ仕組み。Haloキーボードはただのタッチキーボードではなく、タッチを感知すると、振動によって入力を受け付けたことをユーザーに通知する機能も有しています。

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↑パネル上に浮かび上がるタッチ式キーボード「Haloキーボード」

 

また、このHaloキーボードはペン入力が可能なデジタイザとしても機能します。付属のペンでパネル上に描くと、文字やイラストの手書き入力が可能なのも大きな特徴です。また、この手書き入力機能は、パネル上に置いた紙に描くと同時に入力することも可能で、厚さ1cmくらいの手帳の上から描いても入力することができます。

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↑Haloキーボード上に置かれたメモパッド上に手書きしても入力できます

 

YOGA BOOKはAndroid 6.0を搭載したモデルと、Windows 10 Home 64bitを搭載したYOA BOOK with Windowsがあり、それぞれにWi-FiモデルとLTEモデルがラインナップされています。価格は下記の通りです(いずれも税抜)。

 

YOGA BOOK(Android 6.0搭載)

Wi-Fiモデル 3万9800円

LTEモデル 4万4800円

 

YOGA BOOK with Windows(Winows 10 Home 64bit搭載)

Wi-Fiモデル 税抜5万2800円

LTEモデル 税抜5万9800円

 

世界初、空間認識技術「Google Tango」を搭載したファブレット「PHAB2 Pro」

「Lenovo PHAB2 Pro」は世界で初めて空間認識技術「Google Tango」を搭載した6.4型ファブレットです。

↑6.4インチながらも2辺峡額縁でコンパクトなデザインに収まっている「PHAB2 Pro」
↑6.4インチながらも2辺峡額縁でコンパクトなデザインに収まっている「PHAB2 Pro」

 

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↑背面にはカメラのほかに距離などを測定するセンサー類を搭載しています

 

「Tango」は従来のAR(拡張現実)技術に加えて、カメラやセンサーで捉えた画像の「奥行き」を検知することで、より立体的な映像を作り出すことができることで期待されている技術。Google Tangoを活用した立体的なARゲームや、部屋の模様替えなどに活用できると期待されています。

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↑空間に家具などを配置したイメージを確認できます

 

 

本モデルの主なスペックは、6.4型ディスプレイ、MSM8976 オクタコアCPU、メモリ4GB、内部ストレージ64GBとなっており、OSはAndroi6.0を搭載します。価格は4万9800円(税抜)で、11月下旬以降に発売予定です。

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↑PHAB2 Pro(左)とiPhone 6s Plus(右)との大きさ比較