2020年を振り返り、今年個人的にヒットしたアイテムをGetNavi webの著者の方々に挙げて頂きました。今回は、“だいせんせい”こと工藤寛顕さんのベストプロダクトを5つ紹介します。工藤さんは、オーディオはもちろん、ゲーミングからデジタルガジェットまで様々なジャンルに造詣が深いため、幅広いアイテムを選んで下さいました。
【その1】 まさかのプレゼントなゲーミングチェア
noblechairs
EPIC
実売価格4万9800円
もともとデスクやチェアといった作業環境にあまり頓着がなく、適当に選んだものを使っていました。
しかし、今年1月に参加した格闘ゲームイベント『EVO Japan 2020』の会場にて、何気なく応募したプレゼントキャンペーンにまさかの当選! 期せずしてゲーミングチェアデビューとなりました。
正直「いい椅子って何が違うんだろう……」なんて思っておりましたが、1度腰掛けてみるとその差は歴然。座面から背もたれにかけてのフィット感や、リクライニングなどの可動域の自由さなど、様々な要素に「なるほど、これは良い椅子だ」と感心してしまいました。
ポータブルオーディオに関心の無い人が数万円のイヤホンを買わないように、僕もまた数万円の椅子には関心が無かったのですが、やはりこういう世界は1度触れてみてこそ魅力が実感できるもの。ついついほかの身の回りの環境なども買い替えたくなってしまいます……(笑)。
何より、今年の夏から自宅で仕事をしているので、この椅子があって本当に助かっております。デスクワークはもちろん、当然ながらゲームが快適に遊べるのも、ゲーマーとしては嬉しいところですね。
【その2】 憧れのEIZOのモニター
EIZO
FlexScan EV2760
実売価格6万8830円
今年からフリーランスになり、先述の通り自宅が職場となりました。作業環境を整えていくなかで、1番気合を入れて選んだのがEIZOのモニターかもしれません。というのも、僕は学生の頃からEIZOのモニターに憧れており、「もし自宅で仕事をするようになったらEIZOを買う」と決めておりました。そんななか訪れたフリーランスへの転身。買うならいましかない! と、半ば自分に言い聞かせるように購入いたしました。
27インチのモニターは僕の小さなデスク上でいっぱいいっぱいなのですが、おかげで作業領域が広く、動画編集などが快適に行えます。鮮やかで正確な色味と視野角の広さも素晴らしく、長年の憧れもあって惚れ惚れとしてしまいます。
動画編集や写真編集などの業務上でも非常に役に立っておりますし、趣味で映画やゲームなどを楽しむ時にも重宝しています。基本的にはMacと接続していますが、時には家庭用ゲーム機の画面を映して楽しむことも。あらゆる機器のグラフィックが日々向上していくなか、いいモニターを1台持っておくと、バッチリ活躍してくれるはずです。
【その3】 コスパのよいAPS-Cサイズのマクロレンズ
ソニー
SEL30M35
実売価格2万5410円
ポータブルオーディオを専門に扱う仕事柄、小さな製品を綺麗に撮影しなければならない、という場面が増えてきました。しかし手元にはマクロ撮影用のレンズがなく、何か手ごろなものはないか……と思って選んだのがこちらのレンズ。
使用しているカメラがフルサイズの「α7 III」なので多少クロップはされてしまうものの、web中心の用途としては十分。何より、同じソニーのフルサイズのマクロレンズと比べても半額以下で購入できるというコストパフォーマンスのよさに惹かれました。
もともと趣味でカメラを使っていたものの、ズームレンズやポートレート用の単焦点レンズしか持っていなかったのですが、このレンズのおかげでグッと寄った写真が撮れるように。また、レンズ自体が非常にコンパクト&軽量なため、持ち運びもラクラク。ちょっとした撮影なら、これだけを持って外出することもあるくらいです。
【その4】 祝・「ポタ-1GP 2020」グランプリ受賞!
アップル
AirPods Pro
実売価格3万580円
コンピュータはMac、スマホはiPhone、タブレットはiPad、手首にはApple Watch、テレビの横にはApple TV……と、(信者というわけではないものの)アップル製品を揃えてきた僕ですが、唯一所持していない製品が「AirPods」でした。
もちろんAirPodsも素晴らしい製品ではあるものの、やはりそこはオーディオライターという職業柄、ほかの魅力的な製品にも大量に触れているため、なかなか手を出す機会がなく……。
しかし、多くのメーカーが専用イヤーピースを発売したことや、アップデートで機能が追加されたこともあり、「これは試さねば!」というガジェット好き魂に火が点いて購入。優れた音質だけでなく、独自のフィッティングやiOSとの相性のよさも手伝って、気がつけば毎日使用するようになりました。今年はバタバタしていたこともあり、プライベートで新たにオーディオ製品を買う機会があまり無かったなか、文句なしのベストバイのひとつです。ポタ-1グランプリ受賞も納得!
【その5】 ついに買い替えたApple Watch
アップル
Apple Watch Series 6
実売価格4万7080円~
アップル続きで申し訳ありませんが(笑)、最後に紹介するのは「Apple Watch Series 6」です。実は今年、2015年から使い続けてきた初代Apple Watchがついに壊れてしまいました。周りからも「え、初代モデル!?」と驚かれるなか、「絶対に壊れるまで使ってやる」という思いを胸に頑張ってきましたが、いよいよ世代交代の時がやってきたというわけです。本当にお疲れさま……。
というわけでやってきた5年ぶりの最新モデルはスムーズ&サクサクと動作し、僕はさながら老人の如く「技術の進歩は凄いねえ」と感嘆するばかり。ガジェット好きはコロコロと手持ちの製品を買い替えていくものだから、意外とこういった感動を忘れがちなのかもしれませんね。
具体的には、同じサイズ感ながら38mm→40mmにサイズアップした画面の視認性の高さや、常時表示の利便性、バッテリーライフの向上、デジタルクラウンやサイドボタンのクリック感などなど。ある種当たり前な部分がブラッシュアップされるだけで、こうも印象が変わるものかと驚きました。こちらも壊れるまで使っていきたいと思います。
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