パレットプラザや55STATIONなど、写真プリントでお馴染みのプラザクリエイトが、印画紙で本格的な写真プリントをセルフで行える写真印画紙自動出力機「ファースト ラボ」のリリースを発表しました。まず、2月1日よりソフトバンクの旗艦店である「ソフトバンク銀座」に導入され、今夏までに全国のソフトバンクショップ100店舗で拡大される予定です。
印画紙プリントのメリットとは？
印画紙とは、表面に感光材が塗布され、紙自身が発色するもので、インクの粒を飛ばすインクジェット式や、カラーフィルムの色を熱転写する昇華式プリントよりも滑らな発色が特徴です。印画紙へのプリントには暗室が必要なため、従来は街のDPEショップや写真専門店に依頼するしかなかったのですが、このファーストラボは世界で初めてセルフ形式での写真プリントを実現しています。
一般的な写真専門店で印画紙プリントを注文する場合、店頭の端末でオーダーし、カウンターで受付を済ませて、出来上がり時間を確認し、再度来店して写真を受け取るという流れになります。プリントにかかる時間は店や繁忙状況によって異なり、場合によっては1時間以上かかることも。ファースト ラボはセルフ写真プリント機なので、これまでのインクジェットのセルフ写真プリント機と同様に、自分で操作し、その場で印刷ができあがるのを待つだけなので、時間も手間もかからずに済みます。
プリントは基本料金としてL版が39円（税抜）／枚、2L版が100円（税抜）／枚、6P版が600円（税抜）／枚になっています。店舗毎のキャンペーンや会員料金の設定など、よりお得にプリントできる可能性もあるとのことです。
操作は簡単。グッズへのプリントにも対応予定
端末では、従来のセルフプリント機と同様に、SDカードのメディアから読み込むほか、スマホにケーブルをつないで直接読み込んだり、専用アプリを使ってワイヤレスでデータを転送したりすることができます。
印刷する写真を決めたら料金をカウンターで支払います。プリンターからプリントされた写真は、ベルトコンベアーによって移動式トレーに運ばれ、プリントした客のいる席まで運ばれます。
このほか、夏ごろまでにはTシャツやバッグ、マグカップなどにも写真をプリントできるようになる予定。セルフ式でお手軽にプリントできれば、これまで以上に写真の楽しみが広がりそうです。
変わるキャリアショップの立ち位置
ソフトバンクショップは全国各地にあるで、写真をプリントしたいときにいつでも立ち寄ることができます。もちろん、ソフトバンクユーザーでなくても写真プリントだけを利用することも可能。携帯通信キャリアのショップというと、そのキャリアを利用しているユーザーのみしか来店しないイメージでしたが、これからは少し変わっていくかもしれません。
そういえば、ソフトバンクショップでは、昨年「ポケモンGO」ユーザーであれば、キャリアに関係なく来店した人にオリジナルのポケモンGOクリアファイルをプレゼントするという施策を行っていたので、今後もその傾向が強くなっていきそうです。
