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2018/7/28 17:00

Skype、Googleハングアウト、チャットワークを超えるか? 1クリックでオンライン会議ができる「Zoom」

ビジネスに欠かせない会議。グローバル化やワークスタイルの多様化によって、スタッフやクライアントが同じ場所に集まれない状況が増えるなか、活躍しているのがオンライン会議です。現在、Skype、Googleハングアウト、チャットワークなど様々なWeb会議ツールがありますが、事前のセットアップやアカウント取得や承認といった作業も伴います。

 

しかし、アメリカ生まれの「Zoom」ではホスト(主催者)のアカウントだけあれば、参加者は送られてきた会議の「招待リンク」をクリックするだけ。使い勝手の良さや手軽さが受けて、北米を中心に世界各国で愛用者が急増しています。今回はZoomの5つの特徴を取り上げることで、それが他のWeb会議ツールよりも圧倒的にオススメな理由をご説明します。

 

1:「本当に」1クリック操作で簡単につながる!

Zoomは多数の参加者を想定したオンライン会議システムで、ゲスト側でアカウントを取得しなくても簡単に接続できるよう設計されています。初回はZoomのアプリをインストールして会議IDを入力、またはメール内の招待リンクをクリックするだけ。

 

2安定した通信で素早い動作

ZOOMは通信量が非常に少ないため、通信環境が安定しています。ちなみにパソコンを使用した場合の通常1時間あたりの通信データ量は、Skypeの場合2000MB前後(1分間約36MB、30分で約1GB、1時間で約2GB(2000MB)という換算)。それに比べZoomは200~300MBと1/10程度の通信データ量と少なく、ネット接続の通信環境やタイムラグなどの影響を受けにくくスムーズな会議を可能にしています。

 

3:多様なアクセス方法

スマホやタブレット向けの無料アプリも公開されており、PCと同様に招待された側はURLをクリックするとアプリが自動的に起動し、オンライン会議が開始されます。また、ネット接続の脆弱な地点にいる参加者には、各国の専用ダイアルイン番号が用意されているので電話から音声で会議への出席が可能です。

 

4:見逃せない超便利な機能が満載

Zoomは一度に50人まで招待可能。大人数の場合は「ブレイクアウトルーム」機能というものを利用すると、参加者を一時的に複数のサブグループに分割できます。その間、グループ別の個別ルームができ、ほかのグループの画像や音声は聞こえないようになっています。ホストは各グループへ出入り可能なので、進行状況も把握できます。

デスクトップ上からスライドや動画、ファイルなどを画面共有できることに加え、共同注釈やホワイトボード機能を利用すれば、スクリーン上でシェアされた画像やグラフなどを見ながら注釈を加えたり、ホワイトボードにフリーハンドで文字や絵を書きながら説明することも可能になります。

 

無料プランも有料プランもボタン一つで会議の録画が可能で、会議の議事録やウエビナー(ウェブ+セミナー)向けにも便利な機能です。無料版ではホストのローカルPCに録画が保存され、有料プランはボタン一つでクラウド上にも保存できるのです。

 

GoogleやOutlook、さらにYahoo!の各カレンダーともリンクしており、それぞれの参加者が利用するカレンダーに組み込まれるので、リマインダーとしての役割も果たしてくれます。

 

会議中に話したWebサイトのURLや数字を正確に文字で共有、会議中に特定の参加者とのチャット、そして、パソコン・スマホ・タブレット上のファイル・画像ファイル・音声ファイルも送受信可能なので、ネット上での共同作業も簡単にできます。

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