望遠画質の評価について
従来スマホの望遠撮影機能は、画像を切り出し、拡大する「デジタルズーム」が基本。昨今の焦点距離の異なる複数レンズを組み合わせる機種では、望遠画質は大きく向上しました。それら機種による違いを比較しました。
搭載するカメラの数で結果に大きな差が出た
最近のスマホカメラは、単焦点の超広角、広角、望遠といったように複数のレンズを搭載する機種も多いです。これら各焦点距離間をデジタルズームで繋ぐことで、スマホ本体の小ささを保ったまま、ズーム時の画質低下を抑える、というわけです。
今回比較したなかでは、ファーウェイのMate 20 Proが、3基のカメラを採用。OPPO、Galaxy、1Phone(XS系)の各製品が2基のレンズを搭載しています。比較すると、Mate 20 Proの写りが解像感や立体感で一眼の画像に近くてベスト。シングルレンズの製品は、どうしても解像感で劣ってしまう結果となりました。
【コレが基準!】
オリンパス
OM-D E-M10 MarkⅢ
光学ズームを使用しているため、画像の一部分を切り出しても、花の形や花びらの質感が損なわれていません。また、階調も豊かで、淡い花の色も忠実に再現されています。
【その1】Xperia XZ3
小さめの花はぼやけてしまった
レンズが1基でデジタルズームに。大きく開いた花は再現できていますが、小さめの花やつぼみはぼやけて写っています。
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評価:14/20点
【その2】Pixel 3
シングルレンズとしては健闘
レンズは1基でデジタルズームのみ。だが、階調や質感の描写が巧みで花の形や色味が確認でき、画像の破綻が少ないです。
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評価:16/20点
【その3】HUAWEI Mate 20 Pro
3基のレンズで一眼に肉薄する出来
3基のレンズが搭載され、十分以上の解像感で撮影できました。階調も豊かで立体感もあり、一眼の画質に負けない写りです。
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評価:19/20点
【その4】iPhone XS Max
露出やコントラストは最適
2基のレンズを搭載。解像感は高くはないものの、最適な露出とコントラストで花の形状や質感が感じられる写りです。
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評価:16/20点
【その5】OPPO R17 Neo
解像感はやや高めだが質感に乏しい
レンズを2基搭載で解像感は高めです。ただ、明るすぎる露出傾向のせいで、質感描写では実力を発揮できていない印象。
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評価:14/20点
【その6】Galaxy Note9
解像感も階調特性も高めの写り
レンズを2基搭載。花だけでなく、枝も含めた立体感が感じられる写り。わずかにぼやけてはいますが、十分な解像感です。
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評価:18/20点
【その7】iPhone XR
形はわかるが多少ぼやけた印象
レンズは1基でデジタルズームのみ。そのため一部を拡大してみると、多少ぼやけた印象。色や階調は残せています。
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評価:15/20点
【その8】iPhone XS
階調などは十分表現できた
iPhone XS Maxと同様で解像感はそれほど高くはありません。階調が比較的豊かで花の色や光の明暗がはっきりしています。
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評価:16/20点
【作例ギャラリー】※GetNavi web本サイトでのみ閲覧できます
写真・解説/河野弘道、井上 晃 製品写真/高原マサキ モデル/幸田彩加(ABP inc.)