野球は9人、サッカーは11人、バレーボールは6人、そしてバスケットボールは5人。それぞれ1チームが試合中に出場できる人数は決まっている。
サッカーはレッドカードによる退場で試合中に人数が減ることが時々あるが、その他の3競技はそれが絶対的な数だと思われていた。しかし……。
先日、アメリカの大学バスケットボール(NCAA)の試合で発生した“珍事”がこちら。
Attention: Alabama is currently down to only three players pic.twitter.com/EGFysMx386
— Deadspin (@Deadspin) November 25, 2017
おや?白いチームの人数が……3人!
なんと、3対5!2人も少ない状況で戦っている。いったい何があったのか。
試合は現地時間11月25日に行われたミネソタ大vsアラバマ大の一戦。後半途中、まずは小競り合いからミネソタ大(赤)の選手が1人退場すると、その直後のプレーで今度は乱闘が発生。このとき、アラバマ大(白)のベンチ選手7人が審判の許可を得ずにコートに入ってしまい、ルールにより7人とも退場処分となってしまった。
この時点でアラバマ大はまだギリギリ5人が出場可能だったのだが、5つ目のファウルを宣告されてそのうち1人が退場。さらに負傷した選手が出たため、ついに3人しかいなくなってしまったのだ。まさに絶望的状況……。
ところが、実はここからアラバマ大が驚異の粘りを見せ、最終スコアは84-89の接戦に!2016年のU-17バスケットボールワールドカップでMVPに輝いた大学屈指のポイントガード、18歳のコリン・セクストンが40得点をあげている。
No. 25 Alabama drops a hard-fought battle to Minnesota in Brooklyn
Freshman Collin Sexton turned in a HUGE second half, scoring 3️⃣1️⃣ points to total 4️⃣0️⃣ in the game ??#RollTide#BuckleUp pic.twitter.com/5HaxVAyQ5d
— Alabama Men’s Basketball (@AlabamaMBB) November 26, 2017
ミネソタ大の油断もあったに違いないが、アラバマ大としては残った3人のなかに彼がいたことが幸運だった。