文房具
2019/7/17 19:15

文具見本市ISOTで見つけた素通りできないインディーズ文具6

3.小物をお手軽にカスタマイズできる転写シール

扶桑の「irodo」は、布に貼れるステッカー。アイロンプリントではなく、擦って貼れる転写シールなのがポイントだ。裏紙(というかシートだが)を剥がして貼りたい位置に載せ、上から擦ったら、シートを剥がして貼り付けた部分を指で押さえるだけと、簡単に貼ることができる。貼った後で押さえてやると、布目がシールに浮き出してくるくらいシール自体が薄く、上から触ってもほとんど異物感がない。

↑扶桑「irodo」360円~470円(税抜き)シールはテーマごとに、1シートに20種前後の柄が収録されている。写真はデニムの表紙のノートに貼ったところ
↑扶桑「irodo」360円~470円(税抜き)シールはテーマごとに、1シートに20種前後の柄が収録されている。写真はデニムの表紙のノートに貼ったところ

 

熱が必要ないから、布だけでなく革やナイロンなどにも貼れるのも魅力。手帳の表紙などに、箔押しほど大仰にならず、気軽にワンポイントを入れられる。ビニールカバーや合皮のカバーなどにも使えるから、ほぼどの手帳にも使え、カスタマイズできるだろう。スマホケースやキーケース、財布などにも使えるので、汎用性はかなり広い。柄も使いやすいシンプルなデザインのものが豊富に揃っていて、実用性も高そうだ。

↑トラベラーズノートの表紙にもキレイに貼りつけられる
↑タンニンなめしのレザーを使ったトラベラーズノートの表紙にも、きれいに貼りつけられる

 

4.眼鏡としても活用できる2枚のルーペ

罫線が斜めに引かれた、手首に負担を掛けないノートで有名になった伊葉の新作は、まさかのルーペ。IDカードホルダーなどに装着する小さな2枚のルーペからなる製品だ。

↑伊葉「伊葉ルーペ」価格未定。小さなルーペ2枚のセット
↑伊葉「伊葉ルーペ」価格未定。小さなルーペ2枚のセット

 

例えば、ちょっと小さい文字が見にくい時、このルーペを左右の手でそれぞれ一つずつ持って覗けば、簡易の老眼鏡として利用できるという仕掛け。近眼用のメガネを使っている人なども、いちいちメガネを外す事なく、メガネのレンズの前にこのルーペをかざすだけで、かなり小さな文字まで見える。

↑このように両手で持って使うと、老眼鏡代わりにもなる
↑このように両手で持って使うと、老眼鏡代わりにもなる

 

度数は、リーディンググラスで言うところの+1.5から、0.5度刻みで+4まで揃っているから、かなり老眼がひどい人にも対応する。また、ルーペを二枚重ねる事で、さらに高倍率のルーペとしての利用も可能だ。

 

これ、ちょっとしたアイデアではあるけれど、あれば本当に便利なもの。何よりメガネの上から使えるのが良いし、使ってみると実用性がとても高い事が分かる。かなり小さな文字までキレイに見えるのだ。実は、レンズ製造が本業だったとのことだが、それだけのことはある、明るくて見やすいレンズが使われているのだ。

↑参考出品されていた、ペットボトルに装着するルーペ。ペットボトルの高さに合わせてピント調整してあるので、とても使いやすい
↑参考出品されていた、ペットボトルに装着するルーペ。ペットボトルの高さに合わせてピント調整してあるので、とても使いやすい
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