いきなりで恐縮だが、「机のうえにペンケースを置いた状態」というのを想像してみてほしい。
イメージの中では机のうえにまずノートやテキストがあって、ペンケースはそのすぐ近くにあるのではないだろうか?
もちろんペンケースにはノートに書き込むための筆記具が入っているのだから、ノートの近くにあるのが当たり前の話と言える。
文具好きの皆さんはご存知の通り、昨今のペンケースは自立して省スペースに置けたり、トレー型に変形してペンの出し入れがしやすかったりと、さまざまな機能を持っている。
それだけ多種多様に進化している今日、果たして居場所だけが変わらず“ノートのすぐそば”でいいのだろうか? 場所が変わることで、なにか便利になる可能性もあるんじゃないだろうか?
そこで、今回は従来品とひと味違う「居場所に工夫があるペンケース」を2点取り上げてみたい。
目次
Zoff × Campus 本に寄り添うペンケース

まず紹介するのは、コクヨのまなびブランド「Campus」とメガネブランド「Zoff」という異色のコラボアイテムとして発売された「本に寄り添うペンケース」。
コクヨによれば、いまや学生の約7割が視力矯正をしているという。そんな現代において、勉強に集中し続けるのではなく、「ほどよくoff(休み)を入れて目を休ませるのも学びのうち」という考え方の「off勉」をテーマに、ZoffとCampusがコラボ文房具シリーズの1つとして開発した。

見た目はわりとシンプルな半透明シリコン製ポーチだが、最大の特徴は底面にある。
この波打ったような底面は、開いた参考書などのうえに置くと、紙面に寄り添うようにしてジャストフィット。本体と中の文房具の重みで本を開いた状態にしておける文鎮のような役割を果たすのである。


オンオフの切り替えに役立つ
本のうえに載せた状態で勉強に集中して(on)、本から下ろすと自然に本が閉じて休憩タイム(off)……というように、ペンケースのある位置によってオンオフが切り替えられる仕組みだ。
ペンケースを本に載せる/下ろすという動作をスイッチにすることで、休憩中はダラダラせず意識的に目を休められるし、勉強を再開するときも「載せたし、勉強に戻るぞ」と気分を戻しやすい。これはなかなかよく考えられたやり方と言えるだろう。

いっぱいに詰め込んで実用性アップ
本体にはペンを15本ほど収納できる容量がある。シャープペンシルやカラーペンなど複数使いする学生向けサイズだが、スッキリした見た目なので、大人が使っていてもさほど違和感はなさそうである。

文鎮として使うのだから、変に整理を考えず、容量いっぱいに詰め込んだほうが実用性は高まるだろう。
前面には「Campus」ロゴと「Zoff」のアイコン(シベリアンハスキー)タグ付きで、コラボ感を演出している。また、よく見るとファスナータブがメガネ型をしているのもちょっとオシャレでイイ感じだ。

ループキャリングペンケース
カバン内で吊り下げられるペンケース
ペンケースの居場所は、机のうえに限らない。例えば持ち運ぶ際には、基本的にカバンの底が居場所になっているはず。
しかし、レイメイ藤井の「ループキャリングペンケース」は、携帯時の居場所にユニークな工夫がある。

その工夫というのが、本体端に取り付けられたバックル付きのベルトループだ。
トートバッグなどにループキャリングペンケースを収納するとき、このループをバッグのハンドル部分に巻いて取り付けると、ペンケースがカバン内で吊り下げられて、空中で保持されるのだ。

カバンの中がゴチャゴチャしていると、ペンケースを探して取り出すのにも一苦労する。急いでメモを取りたいときなど、この手間は地味にイライラするものなのだ(カバン内を整理すれば済む話ではあるが)。
ところが、ループで吊るされた状態なら見つけるのもあっという間。実際に試してみても、「必要なときにすぐペンケースが見つかる」というのは思っていた以上にありがたみが感じられた。

裏面に便利なペンポケット
さらに、このペンケースの裏面には一工夫が施されており、縦方向のペンポケットを備えている。

普段からメイン使いしているペンなどはこのポケットに挿しておけば、いちいちペンケース自体を取り出す手間すらなく、吊るされたところからペンだけサッと抜き出すことができるのだ。
つまり、カバンの内側にペンポケットが増設されたようなものであり、しかもループがあるからポケットの場所もすぐ特定できるわけだ。

オフィス内で持ち運ぶ際も、このループが役に立つ。ループを指に引っかけてぶら下げれば、PCとノート、資料などとひとまとめにして抱える必要がなくなるので、うっかり取り落とす心配がないのである。
男性の場合はズボンのベルトにループを巻いてもOKだろう。見た目はあまりよくないかもしれないが、手に持つ荷物が多い場合には助かりそうだ。
置き場所の工夫で使いやすさは変わる

メイン収納のメッシュポーチは目が大きく、視認性は高め。中に何が入っているのかがひと目でわかるのも使いやすい。
ただし、シャープペンシルなどはメッシュの目から先端が飛び出す恐れがあるので、そこは注意したほうがよいだろう。とはいえ、気になるのはそこだけで、それ以外は全般的に汎用性が高くて使いやすい。居場所の工夫でここまで使いやすくなるのかと感心させられた次第である。