「ペンケースはノート横」という常識を覆す! 「居場所」でここまで変わるか…と感心した新発想

ink_pen 2026/6/26
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「ペンケースはノート横」という常識を覆す! 「居場所」でここまで変わるか…と感心した新発想
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

いきなりで恐縮だが、「机のうえにペンケースを置いた状態」というのを想像してみてほしい。

イメージの中では机のうえにまずノートやテキストがあって、ペンケースはそのすぐ近くにあるのではないだろうか?

もちろんペンケースにはノートに書き込むための筆記具が入っているのだから、ノートの近くにあるのが当たり前の話と言える。

文具好きの皆さんはご存知の通り、昨今のペンケースは自立して省スペースに置けたり、トレー型に変形してペンの出し入れがしやすかったりと、さまざまな機能を持っている。

それだけ多種多様に進化している今日、果たして居場所だけが変わらず“ノートのすぐそば”でいいのだろうか? 場所が変わることで、なにか便利になる可能性もあるんじゃないだろうか?

そこで、今回は従来品とひと味違う「居場所に工夫があるペンケース」を2点取り上げてみたい。

Zoff × Campus 本に寄り添うペンケース

まず紹介するのは、コクヨのまなびブランド「Campus」とメガネブランド「Zoff」という異色のコラボアイテムとして発売された「本に寄り添うペンケース」。

コクヨによれば、いまや学生の約7割が視力矯正をしているという。そんな現代において、勉強に集中し続けるのではなく、「ほどよくoff(休み)を入れて目を休ませるのも学びのうち」という考え方の「off勉」をテーマに、ZoffとCampusがコラボ文房具シリーズの1つとして開発した。

コクヨ

Zoff × Campus 本に寄り添うペンケース

1980円(税込)

見た目はわりとシンプルな半透明シリコン製ポーチだが、最大の特徴は底面にある。

この波打ったような底面は、開いた参考書などのうえに置くと、紙面に寄り添うようにしてジャストフィット。本体と中の文房具の重みで本を開いた状態にしておける文鎮のような役割を果たすのである。

↑底面はコクヨ「本に寄り添う文鎮」とよく似た形状。本を開いた曲面にフィットするように作られている。
↑勉強中は開いたテキストのうえに載せて、開いて固定するためのブックウェイト代わりに。

オンオフの切り替えに役立つ

本のうえに載せた状態で勉強に集中して(on)、本から下ろすと自然に本が閉じて休憩タイム(off)……というように、ペンケースのある位置によってオンオフが切り替えられる仕組みだ。

ペンケースを本に載せる/下ろすという動作をスイッチにすることで、休憩中はダラダラせず意識的に目を休められるし、勉強を再開するときも「載せたし、勉強に戻るぞ」と気分を戻しやすい。これはなかなかよく考えられたやり方と言えるだろう。

↑下ろすとテキストが閉じて、休憩の体勢になる。オンオフのメリハリが効くから、集中力も長持ちしそうだ。

いっぱいに詰め込んで実用性アップ

本体にはペンを15本ほど収納できる容量がある。シャープペンシルやカラーペンなど複数使いする学生向けサイズだが、スッキリした見た目なので、大人が使っていてもさほど違和感はなさそうである。

↑ペンを15本収納した状態。これぐらい入れておくとウェイトとして程よい感じだ。

文鎮として使うのだから、変に整理を考えず、容量いっぱいに詰め込んだほうが実用性は高まるだろう。

前面には「Campus」ロゴと「Zoff」のアイコン(シベリアンハスキー)タグ付きで、コラボ感を演出している。また、よく見るとファスナータブがメガネ型をしているのもちょっとオシャレでイイ感じだ。

↑コラボの証であるZoffのアイコンとメガネ型タブ。

ループキャリングペンケース

カバン内で吊り下げられるペンケース

ペンケースの居場所は、机のうえに限らない。例えば持ち運ぶ際には、基本的にカバンの底が居場所になっているはず。

しかし、レイメイ藤井の「ループキャリングペンケース」は、携帯時の居場所にユニークな工夫がある。

レイメイ藤井

ループキャリングペンケース

1100円(税込)

その工夫というのが、本体端に取り付けられたバックル付きのベルトループだ。

トートバッグなどにループキャリングペンケースを収納するとき、このループをバッグのハンドル部分に巻いて取り付けると、ペンケースがカバン内で吊り下げられて、空中で保持されるのだ。

↑特徴的なバックル付きベルトループ。

カバンの中がゴチャゴチャしていると、ペンケースを探して取り出すのにも一苦労する。急いでメモを取りたいときなど、この手間は地味にイライラするものなのだ(カバン内を整理すれば済む話ではあるが)。

ところが、ループで吊るされた状態なら見つけるのもあっという間。実際に試してみても、「必要なときにすぐペンケースが見つかる」というのは思っていた以上にありがたみが感じられた。

↑ハンドルに巻き付いて浮いているので、ペンケースを探してカバンの中をゴソゴソとかき回す手間がない。“カバンの中ゴチャゴチャの民”にはありがたい機能だ。

裏面に便利なペンポケット

さらに、このペンケースの裏面には一工夫が施されており、縦方向のペンポケットを備えている。

↑本体を裏返して取り付けると、増設ペンポケットとして機能する。

普段からメイン使いしているペンなどはこのポケットに挿しておけば、いちいちペンケース自体を取り出す手間すらなく、吊るされたところからペンだけサッと抜き出すことができるのだ。

つまり、カバンの内側にペンポケットが増設されたようなものであり、しかもループがあるからポケットの場所もすぐ特定できるわけだ。

↑ループは指に引っかけて手持ちハンドルにも。荷物を抱えているときはこれも便利だ。

オフィス内で持ち運ぶ際も、このループが役に立つ。ループを指に引っかけてぶら下げれば、PCとノート、資料などとひとまとめにして抱える必要がなくなるので、うっかり取り落とす心配がないのである。

男性の場合はズボンのベルトにループを巻いてもOKだろう。見た目はあまりよくないかもしれないが、手に持つ荷物が多い場合には助かりそうだ。

置き場所の工夫で使いやすさは変わる

↑視認性の高いメッシュポーチは外から中身がはっきりと見えるので、目当てのペンもすぐに取り出すことができる。

メイン収納のメッシュポーチは目が大きく、視認性は高め。中に何が入っているのかがひと目でわかるのも使いやすい。

ただし、シャープペンシルなどはメッシュの目から先端が飛び出す恐れがあるので、そこは注意したほうがよいだろう。とはいえ、気になるのはそこだけで、それ以外は全般的に汎用性が高くて使いやすい。居場所の工夫でここまで使いやすくなるのかと感心させられた次第である。

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