乗り物
クルマ
2023/10/22 6:30

話題沸騰中!三菱デリカミニの他の軽とは“ちょっと違う”部分とは?【クルマの神は細部に宿る】

ベテラン自動車ライターの永福ランプとフリーエディターの安ドが、深いような浅いようなクルマ談義をするクルマ連載。今回は話題沸騰中の軽自動車、三菱デリカミニの、他の軽とは“ちょっと違う”部分にフォーカスした!

※こちらは「GetNavi」 2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【PROFILE】

永福ランプ(清水草一)
日本中の貧乏フェラーリオーナーから絶大な人気を誇る大乗フェラーリ教の開祖。様々な自動車専門誌や一般誌、ウェブなどで、クルマを一刀両断しまくっている。初老となり運転支援装置の必然性を実感、クルマを評論する際に重要視するように。

安ド
元ゲットナビ編集部員で、現在ではフリーエディター。妻子を抱えても愛車はMTにこだわる。

 

【今月のGODカー】

 

三菱
デリカミニ

SPEC【Tプレミアム・4WD】●全長×全幅×全高:3395×1475×1830mm●車両重量:1060kg●パワーユニット:659㏄直列3気筒+ターボ●最高出力:64PS(47kW)/5600rpm●最大トルク:100Nm/2400〜4000rpm●WLTCモード燃費:17.5km/l

514万2000円〜648万8000円

 

デリカミニのオフロード感はあくまで雰囲気!?

安ド「殿、デリカミニ、良いですね!」

永福「うむ。良いな」

安ド「デリカD:5が他のミニバンとはちょっと違うように、デリカミニも、他の軽スーパーハイトワゴンとはちょっと違いますね!」

永福「うむ。ちょっと違うな」

安ド「オフロード感を打ち出していて、個性があってカッコ良いです!」

永福「同感だ。しかしSUVテイストの軽スーパーハイトワゴンなら他にもある。スズキのスペーシア ギアやダイハツのタント ファンクロスがそれだ」

安ド「そうですけど、デリカミニが一番本格的じゃないですか?」

永福「イメージ的にはそうだが、実はデリカミニにはFFモデルもある」

安ド「エッ! あるんですか」

永福「従来のekクロスに比べると、オフロード仕様ゆえにだいぶ最低地上高が高くなっているようにも見えるが、実はタイヤ径が1サイズ大きくなっただけで、車高は1cmしか変わっていない」

安ド「エッ! たったの1cmですか!?」

永福「つまりデリカミニのオフロード感は、スペーシア ギアやタントファンクロス同様、ほとんど雰囲気だけなのだ」

安ド「そう言えば、フェンダーガードっぽい黒い部分や、サイドステップガードっぽいシルバーの部分は塗装やステッカーでした」

永福「エエッ! サイドのアレはステッカーだったのか!?」

安ド「はい。触って確かめました」

永福「フロントやリアのアンダーガードっぽいシルバーの部分はどうだ?」

安ド「あれは本物でした。と言っても樹脂製ですが」

永福「ステッカーよりは良いがな」

安ド「走りも良いですね!」

永福「うむ。試乗したのは4WDターボモデルだったが、エンジンも足まわりも良かった」

安ド「軽スーパーハイトワゴンなので、あまり期待していなかったんですが、良く走ります!」

永福「良く走るな」

安ド「乗り心地がゴツゴツしているのかなって思ったら、ふんわり快適でした」

永福「うむ。ふんわり快適である」

安ド「車高の高さが良い方向に向いているのでしょうか?」

永福「三菱のエンジニアによると、従来よりタイヤ径を1サイズ大きくしたので、そのぶんサスペンションをソフトにしたそうだ」

安ド「それがプラスに働いたんでしょうか」

永福「そのようだ。首都高のカーブでも安定していたぞ。ステアリングの反応も思ったよりもダイレクトだ」

安ド「さすが三菱、オフロード車作りがうまいですね!」

永福「いや、デリカミニのオフロード感はあくまで雰囲気だ」

安ド「僕はオフロードは走らないので、雰囲気だけで良いです!」

永福「私もだ」

 

 

【GOD PARTS 神】ダイナミックシールド

ブランドの不文律に則っていなくても許せる

三菱のアイデンティティといえば「ダイナミックシールド」と呼ばれるフロントデザインがあります。カタチ的にはライトやグリルをメッキパーツで「X」型に形成したものですが、デリカミニでは「X」というより漢字の「八」です。上の部分が足りないのですが、このクルマのカッコかわいいキャラ的には合っています。

 

【GOD PARTS 1】ロールサンシェード

広いウインドウからの日差しをカット!

「プレミアム」系グレードの両側リアウインドウには、普段は巻き取られていて、使いたい時にサッと引き出せるサンシェードが搭載されています。デリカミニのようなスーパーハイトワゴンは窓面積が広すぎるのでこれは便利ですね。

 

【GOD PARTS 2】ヘッドライト

マンガのキャラのような目

まるでマンガのキャラクターのように、白目のなかに黒目があるように見えます。このデフォルメ感が親しみやすさを感じる所以かもしれません。なお、デザインの元となったデリカD:5のヘッドライトはもっとシュッとしています。

 

【GOD PARTS 3】デリ丸。

デリカミニの販売を後押しする人気者

イプサムの「イプー」など、過去にもクルマの宣伝のためにオリジナルキャラクターが作られたことはありましたが、この「デリ丸。」はかなり人気で、グッズを販売してほしいという声が殺到しているのだとか。写真は、契約者特典のぬいぐるみです。

 

 

【GOD PARTS 4】フェンダー

タイヤまわりを黒くしてオフロード車っぽく!

SUVでは、タイヤを囲っている部分に樹脂製のガードなどをつけてオフロード車っぽさを演出することがあります。デリカミニも黒いので別体の樹脂製か? と思いきや同体パーツで、色だけ変えています。ま、張り出してたら車幅オーバーしちゃいますしね。

 

【GOD PARTS 5】視界

さらに窓面積を増やして運転のしやすさを強化

サイドウインドウの前方には縦長のガラス空間があります。ここを1本の太い柱(ピラー)にしてしまうと視界が狭くなるので、2本の柱でガラスを囲んでいます。昔の三角窓のように開けられたらもっと良かったですね。

 

【GOD PARTS 6】リアシート

軽自動車最長クラスの後席スライド量

左右分割が可能で約320㎜もスライドできるので、後席スペースを広くしたり、荷室を広げたりと自由自在です。中央部分はファブリック素材のようですが、表面は撥水処理がされていて、多少の水分であれば弾いてくれます。

 

【GOD PARTS 7】アンダーガード

SUVらしさを高める前後バンパー

フロントとリアのバンパー下部は、黒とシルバーでギザギザのデザインが施されています。障害物にブツけても跳ね返しそうな、いかにもオフロード車っぽいデザインです。サイド(ドア下部)のものはステッカーです。

 

【GOD PARTS 8】ルーフレール

ギア感溢れるアクセサリー装備

オフロード車の定番装備であるルーフレールが、全グレードに標準搭載されています。スキーやスノボなどを収納するキャリアを取り付けられますが、このクルマは結構背が高いので取り付けに苦労するかもしれません。

 

【GOD PARTS 9】サーキュレーター

広すぎる空間の空気を循環!

リアシートの天井にはサーキュレーターが付いていて、後席まわりの広い空間にエアコンの冷気や暖気を循環させてくれます。空気清浄のプラズマクラスター付きで、「プレミアム」系のグレードに標準装備されています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】