ワールド
2019/10/30 21:00

クラウドで達成率2600%越え! 「モダンな紙飛行機」がパワーアップしてさらに凄いことに

子どものころに誰もが一度は遊んだことがある紙飛行機。できるだけ遠く長く飛ぶ飛行機を作ろうと、折り方を工夫したり、厚紙を使ったり色々と試しませんでしたか? そんな紙飛行機は、いまやスマートフォンでコントロールできる時代です。ループ飛行などのアクロバットな飛行も簡単に操作できてしまうんですね。そんな紙飛行機のなかで最も有名な1つ「POWERUP」の最新版が海外のクラウドファンディングで再び大人気となっています。

現在、Kickstarterで多くの注目を集めているのが「POWERUP 4.0」。手作りの紙飛行機にモーターを取り付けるだけで、ラジコンやドローンのように、スマホをコントローラーにして自由に操縦することができるようになるのが特徴です。

 

使い方はとてもシンプル。お手製の紙飛行機に、Bluetoothが搭載されたモジュールとモーターを装着させます。あとは専用アプリをダウンロードしたスマホを用意するだけで、好きなように操縦することが可能。ループ飛行はもちろん、らせんを描くように飛行する“バレルロール”、垂直上昇して一気に垂直降下する“ハンマーヘッド”など、アクロバティックな飛行を次々とこなすことや、本物の飛行機さながらの離着陸もできます。飛行スピードは最高時速の32.2キロから、もっと遅いスピードまで自由にコントロールでき、バッテリーは25分間のフル充電で10分間飛ばすことができます。

パワーアップ 4.0は名前からも推察できるように、4世代目のアイテム。これまでの3製品もクラウドファンディングで資金を集め、これまでに4万5000人以上の支援者から累計350万ドル(約3億8000万円)を集めた人気のアイテムなんですね。GetNavi webでも「POWERUP DART」を取り上げました。

 

今回さらにバージョンアップして登場したパワーアップ 4.0は、オンボードフライトコンピューターと2つのセンサーを追加し、よりスムーズな飛行を実現。風が吹いても、左右にアンバランスな紙飛行機であっても、安定して飛行させることが可能になりました。

 

また、2つの高速モーターも追加したので推力も2倍となり、よりシャープな動きができるようになったのです。そのため、紙飛行機のほか、ダンボール製や軽量の木材の飛行機、発泡スチロール製の飛行機でも、同じように操縦させることが可能に。さらにオプションでLEDを付ければ、夜間での飛行も楽しめるのです。

パワーアップ 4.0のクラウドファンディングは既に目標額の2600%以上を達成(10月30日時点)。製品は世界中のどの国にも配送可能です。ドローンやラジコンのような機械ではなく、紙飛行機を飛ばすというところが、このアイテムのロマンを感じるところですよね。Kickstarterでのキャンペーンは11月1日まで行われています。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

紙飛行機もスマホで進化していた! 不可能だった曲芸飛行を可能にした「POWERUP DART」