デジタル
2017/1/17 16:00

意外な方法で水道代のムダを防げるシャワーヘッドが「この発想はなかった!」と海外で話題に

家人のシャワー時間がやたら長くて、悩んでいませんか? 自分より長く使っていると、水道代が気になってしまいますよね。でも、もう安心してください。これから、余計な心配する必要はなくなります。なんと、使用水量によってLEDの光が変化するというスマートシャワーヘッドが登場したのです!

 

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フランスのSmart‘N Blue社が開発したHydraoは新発想のガジェット。最初グリーンに光っているシャワーヘッドが、10リットル以上水を使うとブルーに変わり、20リットル超えるとパープルに変化する仕組みなのです。さらに、30リットル超えると赤、40リットルを超えるとさらに赤色で点滅し始めるという仕組みになっています。

 

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つまり、ライトでシャワーしながら自分がどれくらいの水量を使っているのかがわかるわけです。これで家人にガミガミ説教しなくて済むようになるはず。

 

シャワーの使用量の記録は1000回まで履歴として残るので、家族で誰が一番エコにシャワーできるか競争にすれば、楽しく節水できるようになります。さらに、水道光熱費を設定することで、赤点滅になる前に実際どれだけ節約できたのかが一目で確認可能。このシャワーヘッドにすれば、むしろ家族仲が良くなるかもしれません。

 

しかも付属の専用アプリで、何リットルを超えると何色に変わるかという設定を自由に変更できるのです。浴室の外にスマートフォンやiPadを置いてシャワーをスタートすれば、計測した水量の情報が自動的にアプリに送られます。

 

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電池不要なエコな仕組み

うれしい要素はまだあります。よくあるライトと違い、Hydraoは電池を必要としません。内蔵LEDとBlueToothチップは流水で回すミニタービンから発電した電力で稼働なのです! これもまたエコですね。またどんな型のシャワーヘッドにも取り付け可能なので、面倒な工事など必要なく、バスルームですぐに使えます。ちなみに価格は99.9ドル。約1万1000円で小言を言わなくて済むようになるなら、ありがたいですよね。

 

Hydraoは、世界最大の家電ショー「CES 2017」でも注目を集めました。それでこのカラフルな写真が、海外のTwitter上で大ブームに。

 

例えば、「この発想はいままでなかった」「これで30分以上もシャワーにこもる息子に説教ができる。ずっとほしかった物がついに提供された!」「知らずにシャワーを使う来客を驚かせること間違いなし」「ごきげんな鼻歌シャワーから出るタイミングを知らせる道具」「家族やルームメイトとのシャワーを巡るバトルを緩和するだろう」といった声が飛び交っています。

 

そもそも商品の開発は、4人の娘を持つガブエル・デラモリナ社長が、自分の番になってシャワーをひねると熱いお湯が打ち止めになってしまう悩みを解消したくて思いついたんだとか。自分自身の悩みを解消するために商品開発するなんて、相当の行動力ですよね。なかなか真似できません。

 

蛍光色なのでパッと見はおもちゃのようなHydraoですが、深刻な干ばつに悩まされる米西海岸では自治体の水道局が興味を示しているようです。社会問題も解決しちゃう、ポップなシャワーヘッド。日本での発売が待ち遠しいですね!