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2017/11/28 18:30

プロジェクターは「四角く」なくていい! クラウドで度肝を抜く支援額を実現した「Nebula Capsule」

部屋の壁や天井いっぱいに映画を映したい――。そう思っている人は結構いるはず。そんな夢を叶えるために開発されたのが「Nebula Capsule」。クラウドファウンディングのIndiegogoにて123万4410ドル(約1億3700万円)の支援金調達に成功した大注目の小型プロジェクターです。

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Nebula Capsuleは直径2.67インチ(約67.8mm) x 高さ4.72インチ(約120mm)で、350mlの缶とほとんど同じサイズです。重さも14.8オンス(約419グラム)と350mlの缶ジュースよりほんの僅かに重いだけ。

 

非常に小型サイズなプロジェクターではありますが、100インチ(縦約1m24cmx横約2m21cm)の映像の投影が可能です。

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画質は、輝度とコントラストを向上させるためにTexas Instrument社のDLPチップを使用。明るく(100ルーメン)鮮明な映像を映し出します(解像度は854×480)。天井に映った美しい映像は家族のだんらんにピッタリですね。

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ビジネスシーンでも活躍します。会議にNebula Capsuleを持って行きサッとプレゼン。USBを差し込むだけで準備もラクです。

 

Nebula CapsuleはAndroid 7.0  Nougaを搭載しており、単体だけでもYouTubeやNetflix、Spotifyを投影できます。

 

スクリーンミラーリングでタブレットやスマホのデバイス画面を投影したり、HDMIケーブルでDVDやゲーム機、USBメモリと接続して映像を投影したりすることも可能です。有線と無線両方で接続できるのはユーザーにとってありがたいですよね。

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Nebula Capsuleはスピーカーだけの使用も可能。しかもスピーカーは360度対応です。普通のスピーカーであれば立ち位置によって聞こえ方が変わってしまいますが、Nebula Capsuleならどこにいても同じサウンドを楽しめます。大人数が集まるパーティなどの場で使用にもってこいです。

 

このNebula Capsuleを開発したのは、スマホ用のバッテリーやケーブル、スピーカーを販売するベンチャー企業Anker。Ankerは元グーグル社員によって2011年に設立されました。

 

Nebula CapsuleにおいてもAnker独自のバッテリーの強みが光ります。このプロダクトは1時間で70%充電、2.5時間でフル充電可能。1回の充電で最大2.5時間の映像投影、または40時間の音楽再生ができます。

 

海外でも「USBやWi-Fi、無線・有線接続両方で映像を投影できるのはありがたい」「これは印象的なプロジェクターだ」と評判上々な模様です。

 

Indiegogoにおいて349ドル(約3万9000円、送料別)で予約受付中。発送は2018年1月より開始とのことです。