ゲーム&ホビー
2016/11/20 16:00

プロレスラーはサバゲーでも強いのか? 東京・秋葉原のフィールドで初心者2人が実戦に参加してみた

GetNavi web×新日本プロレス コラボ連載

後藤洋央紀選手とYOSHI-HASHI選手が初めてのサバイバルゲームを体験!

大人気の「GetNavi web×新日本プロレス」コラボ企画。今回は、後藤洋央紀選手とYOSHI-HASHI選手のタッグによるサバイバルゲーム入門の後編をお届けします。サバイバルゲーム、略称サバゲーとは、エアガンを使って銃撃戦を疑似体験するゲーム。前編では、サバイバルゲームに興味を持つ両選手が、サバゲーを実際に体験すべく、秋葉原のショップ、フォートレス秋葉原店で銃を選んだところで終了。後編となる今回は、秋葉原にあるサイバルゲームの屋内型フィールド「ASOBIBA 秋葉原フィールド」へと場所を移し、いよいよサバイバルゲームの実戦を体験します!

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※店舗スタッフの指導のもと、安全に配慮して撮影しています

 

【PROFILE】

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YOSHI-HASHI(ヨシ=ハシ) 

少年時代からレスリングのキャリアを積み、アニマル浜口トレーニングジムでプロレスの基礎を学ぶ。07年2月の入門テストに合格し、新日本プロレスへ入門。08年7月、内藤哲也戦で念願のデビューを果たした。その後は、Jr.ヘビー級戦線に身を投じ、09年12月の大阪大会で、IWGP Jr.タッグ王座に初挑戦。2010年5月、「BEST OF THE SUPER Jr.XVII」に初エントリー。大ベテランのAKIRAから白星をあげた。「SUPER Jr.」最終戦で無期限のメキシコ遠征を表明。1年半に及ぶ海外遠征を経てヘビー級へ転向し、12年1月4日東京ドームで凱旋。髪を金髪に染め、YOSHI-HASHI の名で新日本プロレスのヒールユニット“CHAOS(ケイオス)”に入り、本格始動した。新必殺技は「カルマ」。天然キャラとしても知られ、「CHAOSの癒し系」と称されることも。

YOSHI-HASHI 選手のTwitterはコチラ

 

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後藤洋央紀(ごとう・ひろおき)

2002年、新日本プロレスに入門。翌年にデビューを果たし、2005年にヤングライオン杯で優勝。2008年の「G1 CLIMAX」では初出場・初優勝を果たし2012年には第2代IWGPインターコンチネンタル王者に輝く。その後、試合中で負った大ケガを克服し2014年の東京ドーム大会で復活を遂げ、2016年にはヒールユニットCHAOS(ケイオス)に加入。GTR、昇天、牛殺しなどを得意技とし、荒武者を思わせる硬派なスタイルで人気を集める。

後藤選手のTwitterはコチラ

 

【ご協力頂いたお店】

ASOBIBA 秋葉原フィールド

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「森の中の廃墟」をテーマとしたサバイバルゲームフィールド。ほぼ毎日フリー参加戦を開催しており、飛び入りでも対戦できる。無料の初心者講習や、手ぶらで参加出来るレンタルセットも用意。貸切も可能。グループ優待デー、女性優待デー、レンタル無料デーなど日替わりで行う各種優待キャンペーンも。お台場、新木場、横浜、名古屋、大阪などにもフィールドがある。

住所:東京都千代田区外神田3-1-16ダイドーリミテッドビル 2F(※ビル裏側の階段が入口)

 

ボウリングと同じ感覚でサバイバルゲームが楽しめる!

――お気に入りの銃を手に入れたところで、サバイバルゲームのフィールドに移動しましょう! ……着きました!

 

後藤 近っ! さっきのお店(フォートレス秋葉原)のビルを出ただけじゃないですか(笑)。

 

――真向かいのビルの2階が、今回の目的地「ASOBIBA 秋葉原フィールド」です。都心で楽しめる屋内型のサバイバルフィールドとして注目を集めているんですよ。

 

YOSHI-HASHI 銃を手に入れたその足で、すぐにサバゲーが楽しめるってことですよね? コレはラク!

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後藤 うわ、スゴイ……。ワンフロアが戦場になってる!

 

YOSHI-HASHI 外観はただのオフィスビルなのに……中はびっくりするくらい本格的な雰囲気ですね!

 

――ASOBIBA 秋葉原フィールドは、銃やゴーグル、ウェアまで、フルセットでレンタルしてくれるので、手ぶらで来てもサバゲーを楽しむことができるんです。会社帰りに立ち寄って「ひとゲーム行くか」という感覚で楽しめますよ。

 

YOSHI-HASHI 仲間とボウリングするみたいな感じでサバゲーができるってことですか?

 

後藤 でも、サバゲーって、仲間を集めなきゃできないんですよね?

 

――ご安心ください。ここではフリー参加のシステムを採用しているので、一人でもグループでも参加することができます。実戦の前には簡単な講習でルールをしっかりと教えてもらえるので、初心者も気軽に参加することができますよ。

 

YOSHI-HASH でも、これだけ本格的なフィールドだと、結構な料金が掛かるんじゃないですか?

 

――では、システムを簡単に説明しましょう。プレイできる時間は午前、午後、深夜の部に分けられ、それぞれの部の参加費用は3000円から4500円。レンタルはハンドガンが2000円、ライフルが2500円。他にマスクや迷彩服、小物なども用意されています。ハンドガン、マスク、迷彩服、小物のフルセットのレンタルなら平日2500円、土日祝3500円で借りられますよ。

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後藤 それなら料金も良心的だし、手ぶらで来ても大丈夫ですね。

 

YOSHI-HASHI 後藤さん、さっそく、挑戦してみましょうよ!

 

まずは簡単なレクチャーを受ける

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――まずは、実戦の前に簡単なルールをASOBIBA 秋葉原フィールドのスタッフの正嵜(しょうざき)さんにレクチャーをしてもらいましょう。

 

正嵜 サバイバルゲームは危険なエアガンやガスガンを使いますので、ルールを守ることが重要になります。フィールド以外では絶対に銃口を人に向けず、トリガー(引き金)に指を掛けてはいけません。必ずセーフティ(安全装置)を作動させ、何よりも安全を優先してください。そして、銃を持ちこむ場合には法律で決められた銃を使用すること。マシンガンなどはフルオートでの連射はできないので、必ずセミオートの状態で使用してください。

 

YOSHI-HASHI えっ、今回のために手に入れた「AA-12」なんですけど、後藤さんに向けて連射できないんですか?

 

正嵜 ダメです(笑)。ご使用のAA-12ですが、セミオートでの使用になりますので、ご理解ください。

 

YOSHI-HASHI 後藤さん、助かりましたね(笑)!

 

後藤 やっぱり、俺を狙う気だったんだな!

 

正嵜 実戦のルールとして、弾に当たった場合には、大きな声で「ヒット」と申告してフィールドから退場してください。弾に当たったにも関わらずゲームを続行する”ゾンビ行為”は禁止です。相手を傷つける暴言も禁止になりますので注意してください。また、ローカルルールとして、完全に自分が優位にある場合には、相手を撃たずにタッチする「フリーズコール」を使っても構いません。

 

後藤 タッチの代わりにラリアットは?

 

YOSHI-HASHI ダメに決まってるでしょ!(笑)

 

正嵜 では、レンタルの迷彩服に着替えて、実戦に参加してみましょう!

 

いよいよ実戦にチャレンジ! 初ヒットは叶うのか?

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正嵜 今回のルールは2チームに分かれて、相手陣地の旗を奪い合う5分間の「フラッグ戦」になります。フィールドにはドラム缶や壁などの障害物がありますから、身を隠しながら相手を狙撃してください。弾に当たった場合は「ヒット」のコールをして、速やかに退場してください。

 

――今回は常連さんのグループに混ぜてもらい、実戦に参加させてもらうことになりました。皆さん強敵ですから頑張ってください!

 

後藤 何だかワクワクするね。プロレスの試合よりも緊張します!

 

YOSHI-HASHI こんな真面目な顔をした後藤さん、初めて見ました(笑)。

 

後藤 うるさいよ!

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正嵜 それでは、実戦開始です!

 

後藤 ……ヒット……。

 

YOSHI-HASHI ……ヒット……。

 

――…お二人とも、なかなかのスピード退場ですね……。

 

後藤 体が大き過ぎるから当たりやすいのかなぁ……。

 

YOSHI-HASHI ドラム缶から顔を出した瞬間、撃たれた(涙)。見えない所から弾が飛んでくるんですよ!

↑実戦中はフィールドに入れないので、ネット越しに撮影。写真は実戦を楽しむYOSHI-HASHI選手
↑実戦中はフィールドに入れないので、ネット越しに撮影。写真は実戦を楽しむYOSHI-HASHI選手

 

後藤 BB弾とはいえ、当たると結構痛いですね。どこから撃たれるか分らない緊張感は、サバゲーならではの楽しみではありますけど。

 

YOSHI-HASHI 殴られるとか、叩きつけられる痛みには慣れてるけど、弾が当たった時の刺すような痛みは苦手ですね。あと、銃が長くて動きづらい……。

 

後藤 なるほど、これが戦場か……。

 

正嵜 実戦経験を積むと狙い方や相手の動きが見えてきます。次のゲームにも参加してみましょう!

 

その後、立て続けに2回戦を行った両選手。フィールドから休憩スペースに戻ってきた、興奮気味のお二人に話をうかがってみると……。

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後藤 1人倒しました! 敵がすぐ目の前にいて、こちらに全然気づいていなくて。「ヒット」の声を聞いた瞬間には鳥肌が立ちました! 「気持ちいい~、なんも言えねぇ~」って感じですね。いや~、想像していた以上に楽しい! この独特の緊張感は、普通の生活では絶対に味わえないですよ。

 

YOSHI-HASHI 一人も倒せなかった……。後藤さんを狙っていたのに……。でも、サバゲーって楽しい! 身を潜めて狙って狙われるあの感覚。クセになりそうです! 都心で手軽に楽しめるのもイイですよね。ここでゲームに慣れてから、野外のフィールドにデビューするのもいいんじゃないですか? あと、今回のチャレンジで、屋内では長モノよりもハンドガンがいいということがわかりました。

 

後藤 ハンドガンをチョイスした俺は大正解! 一人倒しましたしね(ドヤ顔)。

↑ゲーム中の後藤選手
↑ゲーム中の後藤選手

 

――最後に、初のサバイバルゲームを体験してみて、いかがでしたか?

 

後藤 サバゲーは頭を使うスポーツだということが理解できました。誰かが撃たれて「ヒット」と叫んだ瞬間、どこから撃ったのかを予想して、こっちも狙いを付ける。想像力と反射神経が必要になるんですね。フラッグまでのルートや障害物も頭に入れておけば、攻撃だけでなく防御にも役立ちます。

 

YOSHI-HASHI 僕のほうは、今回のように知らない人たちとでも一緒に楽しめる”フリー参加”があるということがわかっただけでもよかったです。これなら仲間を集めなくても気軽に参加できますし、時間がオープンなので好きな時にサバゲーが満喫できますね。女性の方が参加していたのも驚きでしたが、ルールや安全面もしっかりと考えられていて、男女の区別なくストレス発散ができます。今回は撃たれてばっかりだったので、ストレスが溜まりましたけど(笑)。

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後藤 それと、サバイバルゲームは安心して楽しめる”大人の趣味”だというのがよくわかりました。今度、CHAOSのメンバーや新日本プロレスのスタッフを集めて、本格的にサバゲーをしたくなりましたね。みんな負けず嫌いですから、盛り上がりそうな気がします。ただ、選手同士でやるときは、優しいフリーズコールを徹底しなきゃいけないですね。タッチする時、必ずプロレス技を使うヤツが出てきますから(笑)。

 

YOSHI-HASHI 後藤さんさえやらなければ、みんな大丈夫ですよ……。

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初めてのサバゲーを存分に楽しんだお二人。秋葉原で手軽にサバゲーが楽しめる点に驚くとともに、サバゲーの緊張感がクセになった模様です。もし新日本プロレスでサバゲー大会をやるときは、ぜひ取材させていただきたいですね。さて、次回は番外編をお届け。CHAOSのスター、オカダ・カズチカ選手に1月4日のプロレス界最大のイベント、通称「イッテンヨン」に向けた意気込みを語ってもらいます!

 

撮影/黒飛光樹(TK.c)

 

【大会情報】

WRESTLE KINGDOM 11
[レッスル キングダム 11]
2017/01/04(水)@東京ドーム
プロレス界最大のビッグイベント、通称イッテンヨンこと東京ドーム大会が開催決定! 年に一度の闘い詣に日本中からファンが集結する。

※最新情報は新日本プロレス オフィシャルサイト